劇場公開日 2025年8月29日

「映画としては悪くなかった」8番出口 うんぴさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画としては悪くなかった

2025年8月31日
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鑑賞方法:映画館

怖い

驚く

斬新

ゲームの方は実況などで見ました。
映画化するというのを見た時には、バズりに乗っかった大喜利映画か?と思いました。

しかし実際に見てみるとしっかり作り込まれていて、ゲームファンにもしっかり配慮した上でさらに色々な要素も付け加えられてるような形で、この手の映画のそう言った「配慮」の部分はかなり良かったように思います。

他、演出の部分もぶっちゃけかなり素晴らしく、見ていて「これは映画分かってる人じゃないと作れないな」みたいな映画のみに許された演出みたいなのをふんだんに使っていて技巧も凝っていたように思います。

ストーリーに関しても、ぶっちゃけアイドル俳優起用してさらにバズりの元を使っているならもうある程度の客は入るだろうから大体テキトーになるようなものをしっかりと作品として練って作ってきたなと感じました。(恐らくそれが逆に気に食わないという方もいるかと思いますが、映画ファンの自分としては良かったです)

ただまぁ、あとはストーリーの好みの問題なんですが、ちょっと登場人物の個人的な話に寄り過ぎたり、元のゲームとは関係ない社会的なテーマ性に寄り過ぎちゃったかなぁ?とは感じました。

私が途中まで感じていたor期待していた展開はある種キューブのようなもので、世界観や展開的にもそっちに持って行ってくれるのかなぁと思いましたが、あまりSF的な要素には踏み込まず登場人物達の絡みも最小限で、終始主人公の個人的問題とそこから連想される社会的問題に焦点を当てていた印象。

どうせなら「ループしているそれぞれの人物達がどうにかして情報を交換しあったりして、協力し合う」だとか、まぁ何かもっとそういうキューブ的な擬似SF要素みたいなのが欲しかった。(軽めに時間前後の要素は入れてきてる訳だし…)

まぁそこは個人の好みの問題だと思います。
映画としては普通に面白かったです。勧める程ではなかったけれども、私の記憶の中には確かに残ると思えるような作品でした。

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うんぴ
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