「8番出口の意味、そして最大の異変は」8番出口 ヨークさんの映画レビュー(感想・評価)
8番出口の意味、そして最大の異変は
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ボレロの3拍子は聴いていて飽きないけれど、この映画は飽きる。95分しかないのに。
それもそのはずで、地下鉄通路をグルグルまわって異変を楽しむだけの内容でその異変も別に怖くはない。
次にどんな異変が起こるのかをドキドキワクワクと楽しめるのも前半までだった。
ノベライズ版やゲーム原作がどうなっているかは知らないけれど、もっと変化をつけてほしかったかな…。
主人公には赤ちゃんが現れ、少年にはお母さんが見える。それはその人が最も気になっている存在が深層心理に作用して幻視する。
おじさんは女子高生に「外に出たくないの?」と言われ動揺した様子からロリコン犯罪者で、主人公のぜんそくが途中から自然治癒したのは彼自身がもう異変と化しているから…などなど。膨らませようと思えばもっとできたとは思う。
派遣社員で別れた彼女との間に子供かぁ。
産むかどうか決められない元カノに対して何も言えず喘息を起こすばかり。
でも、地下鉄迷路から見事にサバイヴした彼は、見て見ぬふりをしていた怒鳴る若者に行動を起こすようになり、きっと出産を望むことを元カノに伝えるだろう。
それが、末広がりの8番出口から出た彼自身に起きた最大の異変だった…。
あまりにも映画が退屈だったので、こんな妄想をつらつらと書いてしまう。
ちなみに、この映画を観たあとに家の近くにある大阪天満宮駅の地下通路を歩くとまるで映画の世界に飛び込んだ錯覚を覚えて楽しかったよ!!
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