「こうきたか!と思う展開」8番出口 キオさんの映画レビュー(感想・評価)
こうきたか!と思う展開
原作の8番出口をゲームでプレイ済みです。
最初は正直、ゲームの実写化か…と思いましたが、存在感のあるおじさんと主演が二宮和也さんでこれは期待出来るのではと思い、観賞した作品です。
原作は異変を見つけて脱出するだけなので、どうストーリーを組んでいくのかと思いましたが、こうきたか!と思う展開でした。
今の時代に呑まれた主人公が、子供を助けない・見て見ぬふりをする。駄目だと分かっていても、自分の子供が生まれようしても何も出来ないと自分でも理解している主人公。今の時代でも有り得るような光景で……
8番出口に惑わされながらも子供と出会い、大切なものを見つけていくストーリーなのかなと感じました。
恋人が大切だからこそ、恋人の偽物にも惑わされまた最初の0に戻ったり、おじさんと違うところはおじさんは子供をほっておいて自分優先にした事で、8番出口の人になってしまったバックストーリーがあって、悪い事?をした人は罰が下ってしまうというような感じでとてもびっくりしました。
主人公は大切なものを守る強さがあってそれが出口を見つける大事なことだったのかなと観賞後そう思いました。
ゲームが異変以外は同じような背景が続いていて(これこそゲームならではの面白さ)これは当たり前ではあるのですが、最初は同じような背景が続いて飽きると思う人がいるかなとも思いました。
でも、最後までちゃんと見ることで怒涛な展開が待っていたのでとても面白かったなと思う作品です。
二宮和也さんの演技は流石過ぎて、現代社会に塗れた疲労の溢れた感じ、喘息の患者さんの演じ方、ふとした主人公の温かさを子供等の触れ合いで感じられて本当に流石だなと思いました。
二宮和也さんという存在が強いのにも関わらず、それが逆に演技の凄さを実感出来ました。他の作品ももっと観たいなと思います。
脚本書いた方が本当に凄いです、ゲームをこんなに上手くまとめられるとはとびっくりしました。
あの感じの終わり方だと「8番のりば」もあるのでは!?な展開で、もし第2弾もいつか来るなら見たいなと思いました。
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