プレデター バッドランドのレビュー・感想・評価
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令和のプレデター
例えるなら、モンキーパンチのルパンを期待して見に行ったらカリオストロだったような。
面白いよ。面白かったよ。
けれど、これじゃない。
小学生の頃に劇場で1作目と2作目の洗礼を浴びた身としては、剥いで、吊るして、不穏な太鼓BGMを背に、圧倒的強者として君臨する彼らであって欲しいのです。
ノリが某ガーディアンズオブギャラクシーっぽくもあって、エンドロール後のスクリーンに「プレデターは帰って来る」との幻覚が見えました。(本当に)
よく喋り、笑えて、じんわり染みて、感情移入できるプレデター。
はたしてそれはプレデターなのだろうか?
…プレデターなのだろう。令和のプレデター。
旧世代の旧態依然に虐げられ、己の弱さに苦しみながらも、それを乗り越えようともがく新世代プレデターの姿。
ならば、未だにシュワちゃん至上主義で今作を語ろうとしている自分こそ、彼に真っ先に狩られるべき旧世代なのかもしれません。
令和の世を生き抜くため、そしてこれからも続くプレデターシリーズを楽しむためにも、しっかり我が身をアップデートして行かねばな。
あくまで外伝として割り切れば
初プレデター、プレデターってこんなんなの?楽し過ぎます。
祝・初プレデター。
50年ほど映画ファンやっていて、お噂には聞いていたが避けて通った道でご縁がありませんでした。
想像していたのとは全く違うプレデター像に戸惑いしかない導入で、エイリアン的なものでなく、話すの?文化があるの?感情豊かなの?と落とし込むのに一苦労。
ビジュアル、あれは鉄仮面なの?ヨーヨー的なもの持ってるしスケバン刑事IIなの?少女鉄仮面伝説なの?
仮面取ったら顔面凶器、小沢仁志なの?
もうイロイロ分からず楽しくなってきて、エル・ファニング出てきたぐらいでようやく世界観の落とし込み完了。
プレデターとエル・ファニング、そう言えば小沢仁志とビビアン・スーで「殺し屋&嘘つき娘」なんて映画があったな〜と。
エイリアンかよ、エイリアン2かよ、東映特撮ヒーローかよ、武士かよ、忍者かよ、とオモチャ箱の様な楽しさをサービス満点に、良い匙加減でスマートに魅せるダン・トラクテンバーグ監督、一歩間違えたら目も当てられない作品になりかねないものを1級の娯楽作に仕上げた手腕に脱帽、脱仮面だ。
初プレデターを大いに楽しんだが、何やら危険な香りもするので過去作をさかのぼるのは止めて本作の余韻に浸ることとします。
とんでもねぇイケてる醜男が大活躍
共働きの両親がどうして週末を楽しみにしていたのかもわかっちゃいないマジの子どもだった私も、家族そろって観る「日曜洋画劇場」の時間は特別でした。
令和の今日、あのリビングにタイムスリップしたみたいだよ。サンキュー、プレデター。
『プレデター』といえば淀川長春さんがニックネームを授けたアーノルド・シュワルツェネッガーこと「シュワちゃん」が筋肉モリモリのマッチョマンとして全盛期だった1987年に悪役として初登場。
底魚のアンコウに引っくり返したヒトデをくっつけたようなインパクト大のご尊顔(ごめん、アンコウ)がヒットして続編も出ちゃって、シリーズにもなっちゃって、その内「カブトムシとクワガタ、戦わせたらどっちが強いん?」みたいなノリでエイリアンとも戦わせられたりして、グッズもいろいろ登場してと、なんかもう仕事を選ばず頑張ってる駆け出しのアイドルって感じだ。
そんな彼らがとうとう2025年に最新作まで出ちゃうってすごい。愛されてるね。
さて今作。今まではそんなマスコット(?)ポジションだった私のプレちゃんが主役をやりますよということで劇場で観賞。
これはですね。主人公がアンコウというだけでノリは完全に『ヒネくれてないころのSTAR WARS』です。現代色にチューニングしつつ、これでもかと描かれる映画のセオリーが観ていてなかなか爽快でした。
まず、今回は主役ということでまるで感情移入が難しいプレデター「ヤウージャ族」とはなんぞや? を程よい尺で説明し、観る人の心を応援したいでしょ? と導いてくれるところがありがたかった。つくりはところどころ大雑把なんですが、ちゃんと視聴者を置き去りにしない心配りが嬉しく思います。
なおヤウージャ族は私の感じるところでいうと「力こそパワーの中学二年生の脳筋族」。
そんな脳筋族がなんでこんな高度な文化水準に到達できているのかはまるで謎ですが、ともあれ一人前の脳筋になるぞ~の儀式で、落ちこぼれのデクくんが遠路はるばるやってきたのがトンデモ惑星バッドランドなわけなのです。
このデク、プレデターなのに「一族最弱」と称され、頼りなかったり、情けなかったり、弱さがあるところがすごくイイ。
だってそれは映画を観る視聴者の多くが抱えている問題でもあるから。
けれど一族最弱とはいえ、そこは全てを狩る最強戦士プレデターですから、活躍すべきところは大立ち回りし、勇敢さを見せるので素直に格好いい。そして、やがては彼だけが持つ弱さこそが何よりの強さに変わっていく構図が上手くできているなぁと唸らされます。
ヒロインはエル・ファニングの演技が大変チャーミングな「下半身を無くしたアンドロイド」のティア。すごい、私のような節穴視聴者にもわかりやすい女性性にとらわれないどこか自由な新ヒロインが、自分の生きる道を見つけ異種族のデクと不思議な信頼を築いていくのは面白かったです。
そしてなんといっても楽しいのは後半の巨悪に追い込まれ一度窮地に陥ってからの巻き返す展開!
オリジナル版『プレデター』でも次々と殺されていく仲間に、前半はホラー映画の様相を見せていましたが、葉に付着した青い血に気づいたシュワちゃんの台詞で攻守が逆転。
「見ろ、血だ。血を流すということは――殺せる」
名台詞ですね。
あるポイントを起点に映画の展開が変わっていくのはシリーズ全体にあるスピリットのようにも思えます。
本作でも打ちのめされたデクが立ち上がり、前半で痛い目に遭っていたバッドランドの地の利(本当に地の利)を活かして奮起していく様子は拳を握って応援してしまいました。
アクションシーンにも工夫があり、なんだか懐かしさも感じるような楽しい一作。タイトルはあのころの「日曜洋画劇場」の煽り風にしてみました。とんでもなーい!
いい話じゃん!
プレデターのシリーズは大体、観てるはずなんだけど特にファンというわけではない。
プレデターって、見た目もカッコ悪いし、肉体的にすでに地球人より上なのに、さらにハイテクで武装して凄い卑怯じゃん。
そもそもプレデター(捕食者)じゃないし。
だけど、なんか観に行っちゃうんだよな。
で今回の『バッドランド』、冒頭のプレデターの兄弟とか親とかの喧嘩とか会話とかで、ちょっと不安になったけど、いわゆるバッドランドに来て、アンドロイドのティアと出会ってからは、とても楽しい!
そして、まさかまさかの熱いクライマックス!
泣いてしまいました(笑)。
許すまじ、変態悪徳企業ウェイランド・ユタニ社!
それにしても、うちの最寄りの映画館、公開一週間でもう上映が3回だけ。
いいの?
もっと狩りのスリリングさにフォーカスした方が、と思ってしまった
プレデターがキャラとしてドル箱なのは認める。ま、仮面ライダーとかガンダムほどは超シリーズ化はされないだろうけど。異形の狩猟民族たる彼、彼らの物語と怪物だらけの星での「モンスターハンティング」は楽しく観れた。
でも、別の勢力の陰謀が絡んだ時点でなにか有りがちな展開でガッカりしてしまった。ちょっと映画エイリアンやアバター的な構成のような。闘いの様相を変えてメリハリのつもりなのか、でもなんか安っぽくなっちゃったなー。
初代「プレデター」はその点、狩るか狩られるかのスリリングさに特化していてやっぱり名作だった。風呂敷を大きく広げすぎちゃうとキャラの特性がぼやけてしまうような。スピンオフ作だからしかたないですかね。
全編エルファニングを見る作品
誰もが楽しめるSFアクション映画
今回は人間が出てきません。だから血は流れないし、皮を剥いで吊るされる事もありません。ストーリー展開のテンポが良くバッドな惑星のバケモノ達との戦いはドキドキワクワクです。主人公のデクはポニーテールでなんかカッコイイ、上半身アンドロイドのティアもキュートでカワイイ。途中ちっさい怪獣のバドも愛嬌があって所々でクスッと笑わせてくれる。プレデターは群れない、一人で狩りをすると言うデクが最後には新しい家族が出来た、と言う😭
父を倒し兄の復讐を果たした所で、あらあら今度は母上が現れる。続編ができる予感…。
プレデターのデク、アンドロイドのティア、カリスクのバドで続編が出来たら面白いだろうし、新たなプレデターシリーズにもなり得ると思う。
子供も女性も若者からシニアまで楽しめるプレデターがあっても良いのかなぁと思う。
マニアだけのプレデターだと興行収入儲からないですからね。
しかし、ウェイランド・ユタニ社は相変わらずエイリアンの生物兵器化のために懲りずにエイリアン探しをてるのねぇ…と笑っちゃいました。
プレデター・バッドランドは誰もが楽しめるSF大作映画ですよ。観る価値アリです😊
何でもあり
予想を遥かに超える面白さ。何でもありなのにめちゃくちゃハイレベルな質と力感で存分に堪能しました。大音響じゃないと面白みが半減しちゃうかも─なのでこれこそ劇場かなと思いました。
シリーズとか特に関係なく楽しめます。むしろ予習とかするうちに見るのが嫌になることだけは避けた方がいいかもしれません。
プレデターそのもの以外はオリジナリティというものは皆無な印象で、ほとんどどこからかのものを持ってきて再構築してさも真新しい作品に仕上げていますが、何か色々と何かしらのものを連想してしまう…まぁ結構おもしろいので、それもまたヨシ!といった潔い印象の作品でした。
SFなのかサバイバルなのか怪獣ものなのかバトルなのかまるっきり分からない雰囲気でしたがそれがまたたまらなく面白くて、久々に予想をひっくり返してくれたオモロい作品でした。
見慣れるまで辛いけど、だんだん面白くなってくる
主人公が牙剥き出しのヤウージャ族(プレデター)なので、見慣れるまで正直きつかった。。
アバターの時も思ったけど、人間離れしたキャラクターが主人公としてずっと出てくると、共感しづらいせいかだんだん辛くなってきます。
恐ろしく退屈な序盤で、正直映画館に来たことを後悔しました。
しかし、仲間になるアンドロイドのティアが出てくるあたりから、一気に面白くなり、ブラックジョーク一歩手前のようなギリギリ笑えるネタが私にはクリーンヒットしました。
ティアはプレデターの相方のような存在になりますが、アンドロイドならでは知識と丈夫さがあり、ひどい扱いがちゃんと笑いとして成立していて、恋愛要素は全くないんだけど、なんだかいい感じのパートナーに見えてくるのが不思議でした。
最終的には、異なる2人+1匹が命を助け合った事で、結果的に協力し合い、お互いのしがらみを捨てて自由になるお話だったと思います。
次回につながるラストシーンも個人的に大好物でした。
多様性を大事にしながら、人種差別も性別差別もしない。
今の時代の映画として新しい方向性を示した作品のような気がします。
良質なエンタメ洋画
予告映像の時点ではとても面白そうだと感じましたが、プレデターということもあり、期待半分、不安半分で劇場に足を運びました。
結論から言うと、とても楽しめました。
王道なストーリーに親しみやすいキャラクター。戦闘はテンポが良く、未知の生物と接敵するワクワク感は直感的に楽しめ、仕事終わりの体には大変沁みました。
ですが、やりたい事が多すぎて100分ちょっとでは描写しきれなかったのか、ストーリはイマイチ厚みがなく、キャラクターの行動原理や心理描写の裏付けが薄く感じます。が、プレデターでそんなものを求めて観に行く方が間違っているので僕は気になりませんでした。
終始楽しめましたが、やはりこのストーリーをプレデターでやる必要性を感じられず、星を0.5だけ減らしての評価になってしまいました。
総評として、とても良くできたエンタメ映画であり、どなたでも楽しめる作品であると思います。
ただ、従来のプレデター作品を期待してる方、複雑な心理描写や厚みのあるストーリーを期待している方はコレジャナイ感が出てきてしまうのではないかと思います。
十分に見る価値のある作品であると思いますので、気になる方また頭を空っぽにして映画を楽しみたい方には大変おすすめの映画です。劇場との相性もバッチリですので、ぜひ映画館へ足を運んで鑑賞して観てください。
プレデターの強さの本質を描いた作品
獰猛でありながら、高度な技術を持つヤウージャ族の若き狩人デクが、家父長的な親父のせいで、強力な生物が住まう惑星「ゲンナ」に送られてしまう。死に分かれた兄と頑固親父を見返すために、その惑星にいる「カリスク」を仕留めることを決意する。道中、アンドロイドのティアと共に魑魅魍魎の惑星を探索することになる...
字幕・吹き替えの両方を鑑賞して、今作は未熟なプレデターが成長する作品だと感じました。このデクという主人公は一言でいえば「青二才」な印象を受けました。武器や装備はすごいけど、武器の性能に依存しているように感じました。
しかし終盤、ゲンナで作った自作の武器をクソ親父におみまいし、皮肉たっぷりの復讐劇を成し遂げ、「進歩したプレデター」として仕上がっていました。
全く期待していないで見たら意外としっかり
大満足なのでシリーズ化に期待大
まるでディズニーアニメ制作陣が作ったプレデター
なんといっても血も涙もないオープニングが好きで、こんな状況を見せられたら、主人公に感情移入して応援したくなる。
傑作「プレデター ザ・プレイ」の雰囲気なので、映像面や演出は、エイリアンとバトルしていたころまでとはレベルが違って良い。
僕は「ザ・プレイ」以前のプレデターは全部、あまりにも物足りないとしか思わなかった。
本作は、小さな子供は対象外のはずなのに、展開が、どこもかしこもディズニーアニメを連想させる、家族そろって観る娯楽冒険ものの王道になっている。
そのため誰が見ても楽しめるものになっていて、そこは評価するのだが、僕は始まり方のハードさにしびれたので、途中から子供向けのファンタジーになったように感じられて、少し冷めてしまった。
どうなるのか分からない意外な展開が欲しかった。
しかし気持ちよく観終われるというのは、悪くない。
アンドロイドの製造企業がウェイランド・ユタニで、アンドロイドは動力が切れているときには黒目が、あのユタニ社のマークになっているのが面白い。
そこはエイリアンシリーズのファンでなければ分からない部分だ。
やっぱりプレデターはエイリアンと同じ宇宙の話ということらしい。
便利なアンドロイド
プレデターを知らなくても楽しめました。
ガジェットを駆使したアクションが非常に良かったです。
射程は短いが何でも切り裂くヒートブレード、そして遠距離まで届くフリスビー状のナイフ〈スマートディスク〉を巧みに使い分け、緩急をつけたアクションと敵をバッサバッサ斬り倒していくプレデターの戦闘は爽快でした。
また、背中を岩のように硬化させる猿や、近づいた獲物を丸呑みにする植物など、独自の生態系を持つ原生生物との戦いも魅力的です。
この惑星ではプレデターが“獲物”の立場にあるため、環境を利用した戦術的な戦い方が描かれ、戦いを重ねるごとに狩人として成長していく姿にも惹かれました。
上半身しかない饒舌なアンドロイドと、寡黙なプレデターという凸凹コンビも印象的です。
ビジュアル面の対比だけでなく、コメディ要素としても機能しており、
「組織にとって“道具”としての役割を果たせなかった二人が、捨てられた先で新たな人生を見出す」というドラマもよくできていました。
また、予告編にもある通り、『エイリアン2』で登場したパワーローダーとプレデターの戦闘というクロスオーバー要素もファンにはたまらないポイントです。
私は初期のプレデターしか観たことがなく、無口で人間味のない“純粋な狩人”としてのイメージが魅力だと思っていた為、今回のように個性がありよく喋るプレデターには少し驚きました。
換骨奪胎というよりも別物な印象でしたが、しかし、それはドラマ性を強めた新たな解釈として楽しむことができ、シリーズとしての進化を感じました。
続編があるなら、ぜひ観たい作品です。
迫力満点の映像、良かったです!!
みんな愛おしいぞ
主人公は弱いのにイキってるプレデターのデク。狩りをして獲物を持って帰らないと一族に認めてもらえないという過酷な世界。イキってるのでわざわざこの世で最強の怪物退治に。
その星で出会った上半身だけのアンドロイド(顔はエルファニング。めっちゃ喋る。うざめ)とチビなのになんか強い迷子の動物バド。
一族の掟で、一人で狩らねばならないけど、アンドロイドは道具なので連れてってオッケー!
てな感じで、SWやらエイリアンやらのオマージュを散りばめ、殺陣もどこかで見たようなかっこいいやつ。衣装は隠し砦の三悪人みたいな感じ。アンドロイドたちはいかにもなスーツ。
あんな野蛮な一族なのになぜか科学は最先端。なぜ?は聞かないお約束
こういうの昔見た見た!な絵が満載で、ツンデレはツンのままだけど、でも…(わかりますね)
そして、オチ〜!!🤣🤣大好き
全401件中、121~140件目を表示
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