プレデター バッドランドのレビュー・感想・評価
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環境に優しい生物兵器
自分を見捨てた父親に復讐するお話は、手塚治虫未完の漫画『どろろ』を連想させる。しかも、道中どろろという名前の“チビ”と組んで、妖怪退治の旅を繰り広げるところなど本作とそっくり。サイボーグといってもよい百鬼丸の半壊をどろろが背負うシーンも、確かにあったよう記憶がうっすら残っているのだが…
そんなジャパンアニメへのオマージュを抜きにしても、本作はなかなかどうして良くできている。人間やゼノモーフを狩に狩ってきた今までの“プレデター・シリーズ”とは異なる切り口が斬新なのである。スペシャル・アドバイザーとしてクレジットされていたジェームズ・キャメロンが“方向性は合っている”とお墨付きを与えたほどだ。
マッチョな戦闘エイリアンと人間の心を理解できるおしゃべりアンドロイド、そしてエイリアンもどきの◯◯と手を組んで、悪徳軍産複合体WU社製のアンドロイド軍団とゲリラ戦を繰り広げる。プレデター・シリーズといえば、いかにもアメリカ人が好きそうなハイテク兵器で完全武装した姿を思い浮かべるのだが、この主人公デクは映画序盤でWU社に拉致された挙句、武器を全て取り上げられてしまうのである。
まさに、AIの進化によってホワイトカラーの楽な仕事がどんどんと無くなって、おまんま食い上げ状態に追い込まれたアメリカZ世代の危機感をそのままシナリオに練り込んでいるのだ。我々雇用延長世代の爺さん連中はそのまま逃げ切れるのかもしれないが、彼らにとっては死活問題。利用できるものは利用するしかないと、配管工や電気技師などのガテン系資格が大変人気なのだとか。
ただ狩ることのみに全精力を傾けて来たデクだったが、生き物の心を理解するティア (エル・ファニング)に“協調”の重要性を諭されるのである。そこで、WU社に丸裸にされたデクが何を持って戦おうとするのかは、是非劇場で確認されてほしい。関税や武力で同盟国を脅すのも結構だが、日本がいなければ空母どころかミサイルでさえ作れなくなっている現状をふまえ、トランプ=アメリカにも国際協調の重要性を学んでほしいのである。
交渉の余地などまったくない絶体悪、それが一種のニヒリズムとなって暗殺者=プレデターの魅力を引き立てていたのに、今作のデクには人間性がありすぎて“らしくない”と評論家は吐き捨てる。が、時代は変わったのである。リベラルパヨクによる無政府主義グローバリズムが消え去ろうとしている現在、次にどんな時代が来るのだろうか。全世界がWU社のようなAIに管理される味気のない世界なのか。トランプのようなマッチョ指導者が複数現れ分割統治する多極化世界へと向かうのか。はたまた植民地主義によらない協調に基づいた新しい同盟関係が生まれるのか。我々は今選択を迫られている。
プレデター見たことなくても知らなくてもミレデター?!
プレデターとしては1番かも
これまでのプレデター作品と一線を画す物語
これまでのプレデター作品とは一線を画す新たな試みを感じる作品でテンポも良く、シンプルに面白かったです。
プレデターの一族として最弱と言われたデクが死の惑星で多くのモンスターから狩られる立場となり、途中から出会うアンドロイドのティアの助けを借りながら成長していく姿は、応援したい気持ちさせてくれました。
これまでにないプレデター像を描いたことで、魅力的なSFキャラが誕生したと思います。
今までのプレデター像はどちらかというと恐怖かつ非情のハンターというイメージしかありませんでしたが、この作品の主人公デクは仲間を守るハンターとして成長したことで、プレデターシリーズの新たな側面が見れて、今後のシリーズ展開にも期待が膨らむ出来だったかなと思います🙆🏻♂️
最後に、ティアを演じたエルファニングがとてもキュートで、ダークな物語なだけあって一際目立っていたので、次回作があればデクと共闘する姿がまた見たいなと思いました😉
過去作とか気にせず楽しめます!
"プレデターがこれからどこへ行こうが俺には興味ない!…”な映画
いやぁ、つまらない作品でした笑
プレデターのファミリーの話なんて、誰が知りたい?
あの忍者的な捕食者だから、感情の無い冷酷さがあったから、今までは面白かったのに…これならもっと訳のわからん宇宙人モンスターでも良かったのでは?
あまりオススメしません!
三度の飯よりも『プレデター』シリーズが好き!という方は…どうぞ!笑
吹き替え版で観ました。
ま、私の期待が大きすぎたので・・・・
前作の「プレデター」が配信だったので、「プレデター」の最新作が映画館で見れて大変に嬉しく思いわくわくしながら見に行きました。
本作品、これまでの「プレデター」シリーズとは思考が変わり、これまは、プレデターが地球にやってきて、人間社会に襲いかかる内容でしたが、今回の作品は、プレデター側の視点から内容が進む新たな展開、シリーズの始まりのような映画です。
本来なら、戦闘民族プレデターが、成人のお祝いに、色々な惑星に戦いを挑み、その死闘に勝ち抜いた者だけが、プレデターの民族の成人として認められて生きて行けると言う設定だったらしい・・・
「エイリアンVSプレデター」でも見られたけど、プレデターは、知的生物であり、エイリアンは単なる動物で、あの作品でも、人間と一時的に共闘するシーンが設けられていたけど、本作品は、その一部の設定を受け継ぐような感じで作られている。
今回のプレデターは、そう言った流れを汲んで作られているので、これまで描かれているプレデターとは一味もふた味も違い、まずは、これまでのシリーズ史上、プレデターが、弱い、情にもろい・・・・
アクションシーンは何時もながらに盛り上がりますが、この内容では、別に設定をプレデターにしなくてもよさそうに感じるのだが・・・・そう言った意味で言うのなら、内容は単なるB級SFアクションと言う感じかな・・・・
制作側は、プレデターに、生き物のとしての人間に近い人らしさを表現したかったみたいですが、それなら、地球外生物VS地球外生物の戦いを字幕なしで追っかけた方が新しい感覚になったと思います。(リンゴスター出演の「おかしなおかしな石器人」のような言葉がまだしゃべれない連中を描くように)
この後もこの路線で、お話が進むような感じではありますが・・・・私としては、プレデターのスピンオフと言う感じで、これはこれで終わりにした方がいいかな・・・・ま、私の期待が大きすぎたので・・・・
激弱
桃太郎
このシリーズには興味が湧いたことがなく、1本も観たことがなかったのですが、今作は面白そうな気がして、先週、第1作「プレデター」(87)を観てみたのですが、全く自分の好みではありませんでした(涙)。にもかかわらず、やっぱり気になって観てみたら、とても面白かったです!何といっても、あのザリガニのような顎についつい目がいってしまいました(笑)。物語のテンポもいいし、バトルシーンも見応えがありましたが、やはり一番の見所はストーリーかなと思います。これぞ定番という王道ストーリーではあるのですが、主役のデク(ディミトリウス・シュスター=コロアマタンギ)が弱いこと(でくのぼうのデクではありません…笑)、そして下半身がないアンドロイド・ティア(エル・ファニング)とのいい感じの凸凹コンビぶり、そして…。ネタバレになるので書けませんが、色々な要素がいい具合にミックスされていて、スカッと爽快な余韻が残りました。エル・ファニングは、「SUPER8」(11)でちょっと光ってましたが、でも、今作は当たり役ではないでしょうか。表情の豊かさが素晴らしく、アンドロイドの気持ちがぐいぐい伝わってきました(笑)。とりわけ出会いの二人が出逢うシーンで、変な花の毒にやられたデクを覗き込む表情のキュートさにシビれました。終盤の盛り上がりの中、ふと日本昔話「桃太郎」を想起しながら、デクやティアたちの奮闘に心の中で大声援を送ってました!
好きだわぁこれ!
これは思わぬ掘り出し物✨
もともと特にプレデターシリーズのファンでもないのに、レヴューの良さとエルちゃんに惹かれて鑑賞してみたら。
なんなの、これ! wwwww
迫力に度肝抜かれました。吸引力すごい。
まず、冒頭の入り方が「砂の惑星DUNE」
レーザー剣での兄弟や親子の対決シーンが「スターウォーズ」
「LOTR」の過酷な旅のシーンと重なり、主人公の見た目はまるでオーク(笑)
クリーチャーの面白さとキュートさは「ファンタスティック・ビースト」
アンドロイドの雰囲気が「ブレードランナー」
グイグイ引き込まれて、最後は成長したデクの雄々しい姿に感動(;_;)
愛を知ったものは最強なのです。
独特のカサカサした乾いた映像に、スタイリッシュな音楽にゾクゾク。
武器とか色々すげーな(あ、すみません、武器すごい!)
もう一度観たいかも!^ - ^
ぜひ大画面で!
プレデター バッドランド 11/7〜公開中
#プレデターバッドランド
表情豊かなプレデター
美しいアンドロイド少女
プレデター自身を主人公にして描いたSFアクション。生存不可能とされるバッドランドに追放されたプレデターのデクの過酷なサバイバルを描いている。注目は謎のアンドロイド少女を演じたエル・ファニング。美しさに磨きがかかったエルを見るだけでも価値のある作品です。
2025-166
新説、プレデターは多産種族
どうやって強くなった?
アクション映画だけど、なんかホンワカだったよ
どんより気分だったので観に行きました、気分を切り替えるために。
お供の動物もかわいいし、女の子もかわいい。もちろん全般的にバイオレンスなアクションなのだが、どこかホンワカした雰囲気がある映画でした。
ところで、エルファニングちゃん、女の子役はダコタファニングの妹なんだね。ダコタ~というと少女のイメージしかなかったので、その妹が大人の女性という事は、僕も歳とったなーという感じ。
あとは女の子は笑ってた方がカワイイよね、ブスっとしてるより。同じ人物でも凄い印象違うからさ。どういう意味かは観たら分かると思うけど 笑 美人でさえそうなんだから、不美人でも笑顔が大切なんだなーって思わされましたね。
あとは洋物アクションってディティールが凝ってて好き、今回は仮面ライダー見たいな装備とか、奇妙な動植物とか。そういうの見るだけでも楽しいと思う。良い気晴らしになりました。グッド。
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