プレデター バッドランドのレビュー・感想・評価
全402件中、361~380件目を表示
シリーズ新章が描く“狩りの進化
プレデターシリーズの中でも、こんなに“静かな緊張”に包まれた作品は初めてかもしれません。
『プレデター:バッドランド』は、爆発や派手な戦闘よりも、砂と風と呼吸の音で観客を引き込むタイプの映画です。
最初は「もう少し動きが欲しいかな」と思ったのに、いつのまにか画面の中の熱と静寂に自分も取り込まれていて、気づけば息をするのも忘れていました。
プレデターが姿を見せるたびに、荒野の空気がピンと張りつめる感じが最高。
映像のコントラストもすごく美しくて、夕陽に照らされる砂漠の赤が、まるで血の色みたいに見えます。
どこか“モンハン”的な没入感もあって、「狩りの緊張」を全身で体験できる作品でした。
終盤、ただの戦いを超えて“生きる意味”を問いかけてくるような展開に胸が熱くなります。
シリーズを知らなくても、サバイバルの美しさを感じられる一作だと思います。
映画『プレデター:バッドランド』狩る者が狩られる側へ。シリーズの転換点!
正直に言うと、「プレデター」はもうオワコンかな?と思いながらの鑑賞だった。
ところがどっこい——これはA級の出来。完全に予想を裏切られた。
まず最初に言っておきたいのは——これは今までの「プレデター」とは違う雰囲気の作品だということ。そのため、古参ファンほど「え?」と思うかもしれない。
1987年の第1作では、アーノルド・シュワルツェネッガーと『ロッキー』のアポロ役カール・ウェザースの共演が話題になった。そして特殊部隊の要人奪還ものから一転して、SFアクションへ展開していくあの“ふり幅”に、誰もが驚かされた。
本作の監督ダン・トラクテンバーグ(44歳)は、明らかに日本映画・アニメから影響を受けていると感じた。デクが背中にティアを背負って戦う姿は『鬼滅の刃』の炭治郎と禰豆子を連想させる、デクのぶっきらぼうな言葉遣いや所作は、まさに黒澤映画の三船敏郎のよう。さらに、日活の怪獣映画『大巨獣ガッパ』のような物語も入っている。(ネタバレになるので詳細には言えない)
そして何より、世界観の完成度が圧倒的。
闘いの場となるゲンナ星の風景は、ニュージーランドの森にも、アリゾナの奇岩地帯にも、ルーマニアの湿地ドナウ・デルタにも見える。どこかで見たようで、どこにもない——そんな“未知のリアリティ”が見事であった。
そして、アクションシーンも秀逸。
プレデター(捕食者・狩人)という特性を生かし、惑星に自生する植物や鉱物を武器化やアイテムにしていく様は、『ミッション:インポッシブル』のイーサン・ハントや『007』のジェームズ・ボンド。新たなツールやガジェットが次々登場し、観ていて飽きる暇がない。
また、ティアの“上半身と下半身が分離する”設定も見事に活かされています。分かれた体を巧みに操って敵を倒すシーンは新鮮かつ爽快で、これまでのシリーズにはない創造性を感じた。
主人公デクが属する「ヤウージャ族」の言語・文化・思想まで丁寧に描き出しており、シリーズの転換期、新境地を感じる作品。
また、対エイリアンシリーズへのオマージュも劇中に登場しファンは充分に楽しめる。(それは映画で確かめて)ノンストップのSFアドベンチャーとして、映画館の大スクリーンで体感すべき一本。
以上
過去の作品とは全く異なる展開
予告編を遥かに上回る迫力と興奮!
まさか!?若きプレデターの成長と友情の物語だよ
観終わった後、面白いの一言。
第一作目で感じたような緊迫感、緊張感、怖さはないが面白い❕
一作目のイメージとは違うプレデターになっているが、主人公が映画の最初に弱いとされるプレデターであることが描かれおり、それがインプットされ違和感はなかった。
プレデターを違う角度から描き楽しめた。
シリーズ1の傑作
人からの恐怖目線がプレデター
プレデターの新境地スタートです
プレデターなのかな?
意外に面白かったです。オススメ作品
軍事作戦とSFという意外な組み合わせとアーノルド・シュワルツェネッガーの男臭い熱演で名作になったプレデターの1作目のですが
その後のシリーズが微妙な印象でした。今作の評判がかなり良いので鑑賞。
出だしから最後まで文句なしで面白かったです。
娯楽作品としては一級品でよくぞここまでオリジナリティのある展開を考えついたと感心してしまいました。
今までの敵キャラを主役にするのも凄いですが人型アンドロイドとクリーチャーを仲間にする展開もお見事でした。
エイリアンに絡むこネタもちりばめられているのもご愛敬で今後の展開もありそうです。
おススメ度は娯楽作品としては満点です。SFモンスター好きな方には特におすすめします。
プレデターを主人公に仕立てた目新しさ
一作目から追い続けてるシリーズのひとつ。名作だったり駄作だったり感じ方は人それぞれかと思いますが、今作は想像以上に素晴らしく、個人的にどストライクでした!
デクをはじめ、ティアとバドで結成されたドリームチームが何より最高。初代から硬派なイメージだったのが、ヤウージャ語で語る多彩な感情を持つプレデターという類を見ない面白い試みでそれぞれの家族について深堀りされたりと種族を超えた絆に心を揺さぶられっぱなしでした。
映像体験としても秀逸で文句無しの面白さ。CG感の諄さがなくチャーミングさを感じるシーンもいくばくかあり、迫真の演技力に圧倒されたりと終始世界観に呑まれました。最大の見どころは何といっても未知の生物とのノンストップアクション。ハラハラドキドキの連続で人間らしさとヒーローらしさを兼ね備えたデクが眩しいくらい格好いい。
続編を匂わせる終わり方で今後どう紡いでいくかこれからが楽しみです。
狩る側から狩られる側へ。優しき兄上を父親に殺された弟プレデターのデ...
狩る側から狩られる側へ。優しき兄上を父親に殺された弟プレデターのデクは追放されて危険生物の多く住む惑星ゲンナにたどり着く。そこで蛇のような植物やカミソリの刃のような草に苦戦しているとアンドロイドのティアに助けられて渋々行動を共にしてゲンナの王者カリスクを退治するためバディを組む。ティアを演じたエルファニングがとても可愛くてキュート!あとから加わったバドという奇妙な生き物も愛嬌があって可愛い。ただバドの本当の正体は…。とてもバトルが多くて見やすいプレデター最新作。続編を作りたいのが伝わってくるが家族の絆という概念はあまりもってないのかな。母上が出てきたらどうなるのかは楽しみではある。かなりバトル多めの極上のSFアクション作品だった。
家族(仲間、チーム)
めちゃくちゃコミュニケーションとれるプレデター
つくづくシュワちゃんは偉大だった
子の成長は早いという事(笑)
視え方と観せ方は持続可能な面白さ、でも”コレじゃない感”
あーなるほど。これがフランチャイズ化という意味か、と改めて気付かされた。
まず、87年の『プレデター』を意識して観ると”コレじゃない感”はあると思う。
1つ気になったのは、感受性による動作や”セリフ”が多いこと。
エイリアンと比較して、知性や技術があるところがプレデターの魅力だったが、本作のプレデター(デク)はスター・ウォーズやマーベルのヒューマンタイプキャラクターたちと描かれ方に差がないのだ。特に、ジョークや迷いが描かれるところが「あれプレデター?」となったところ。また、人類目線の脅威などが描かれてなくて、観客の自分からしたら他人事に見えてしまった。あの脳ミソ筋肉状態にして楽しめる1作目でも、ハラハラしたものだ。今回はどちらかと言うとモンスターハンター。人間目線の命がけ感は薄い。
しかし、コレがダメかと言うと、そんなこともなかった。
まず「新しいプレデターの幕開け」という部分が大切なところである。
やはり映画は商売だ。なんだかんだ、プレデターも続いてほしい。
そうなると、新しい客層が必要だ!
と考えると、今回の作品はめちゃくちゃアリである。
あの井戸から来る貞子だって、キャラクター化される昨今である。
事前にポスターからも読めていたし。
そして、対アンドロイド戦である。
あーなるほど、人間であんな殺し方をすると残酷すぎて、レーティングの対象になるけど
機械を破壊する”倒し方”。これだと、人体破壊描写が苦手人でも、抵抗感は少ない。でも、見た目は人間だから、敵側でも多少なりともハラハラはする。
あとは、ウェイランド・ユタニ社の登場である。
どこかで見たマークだな、ロボットだな、と思ったら、
あの『エイリアン』シリーズに出てくる会社である。
これは、エイリアンの世界とクロスオーバーしていくということだろうか。
最新作のアースは未見だが、それでわかるのかな?
どちらにせよ、過去の『エイリアンVS. プレデター』シリーズは面白かったから期待である。
したがって、プレデターというキャラクター骨子の部分の視え方は継承しつつ、
新しい作品の観せ方、シリーズの進め方はよく考えたなぁ、と観賞後に関心した。
先行上映のIMAX®で鑑賞。本作なら、4Kレーザーの通常スクリーンでも十分だったかもしれないが、4Dならアトラクション気分が強いかも。
あと、ちょっと、どんどん家族(=仲間)が増えていくところ桃太郎ぽくなかった??
なので(なのでなのか?)なんとなく、全体古典的な構成ではあったから、プレデターとしては新しくも、観やすさはあった。
全402件中、361~380件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。











