プレデター バッドランドのレビュー・感想・評価
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エル・ファニング史上最高の笑顔
ファニングが三蔵法師の西遊記
たぶん沙悟浄はプレデター。そう思うと岸部四郎に似てなくもない気がしてきました。
内容は一族最弱の戦士と父親から罵られ、身代わりとなり処刑された兄のために、危険な惑星にて危険な狩りに挑むプレデターの物語で、中身は西遊記をイメージしてもらえれば大体あってます。そのため、日本人には大変馴染みのあるストーリーでしょう。誇りある孤高の戦士が仲間とともに戦うことを選び、そして強くなっていく様は、まるで孫悟空が仲間たちとともに数々の強敵を打ち倒していくようです。もちろん、その中心には我らがファニング演じる三蔵法師ならぬアンドロイド――もちろんお馴染みのウェイランドユタニ製――です!
アクションあり、スリルあり。しかも相手はアンドロイドだから血が全く出ないうえ、何なら下半身だけでも生きている奴らです。人間なら残酷なシーンでもアンドロイドなら首が飛んでもまあ機械だし、で終わるので、安心してアクションシーンに専念できます。
残念な点を挙げるとすると、狩りの対象だった惑星で一番危険なクリーチャーが…あれ?!という点でしょうか。あの強大な父親が唯一恐れたクリーチャー!という触れ込みは何だったのか。
あとは日本人にとっては馴染みあるストールー展開すぎて、やや退屈なところもあるぐらいでしょうか。あとはやや緊縛感に欠けたか。
ただ、その他の点は非常に良い映画だと思います。今回は猪八戒役は欠番だったようですが、次作があるなら是非出演して欲しいです。
王道の娯楽作
分かっていたはずだが、殺伐やなぁと観ていた
落ちこぼれ少年が戦士になる成長譚
もう最高っすよ。
めちゃくちゃ面白かったし笑えた。
光学迷彩で見えなくなる、狩人(捕食者=プレデター)たちが地球人を狩る、『プレデター』シリーズとは思えない展開ながら。
少年ジャンプ的な少年冒険活劇+最近のなろう系追放ざまぁもの+西部劇みたいな。
追放された孤高の狩猟(プレデター)種族・ヤウージャの落ちこぼれ少年(青年?)デクが、自らの力を高める以外興味のなかった状態から、仲間というか家族(ファミリー)を得て、「集団の狩りを行う群れのボス」へと成長していく。
技術や単純な強さと同時に、なにより心の強さが育っていくのが、まるで『僕のヒーローアカデミア』みたいで、だから主人公の名前は「デク」なの?
他にも過去シリーズと、いろんな映画作品へのリスペクト&パロが満載。
下半身のないアンドロイド・ティアって、『エピソード5/帝国の逆襲』のC3POパロですよね?(勝手に断定w)
デクを襲う食人植物は、『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』の人喰い植物や、『ウルトラマン』多々良島の怪奇植物 スフランあたりをリスペクトですよね?(さらに元ネタが、米映画にあったはずなんだが忘れたw)
溶解液を吐く蛇みたいな小動物は、『エイリアン』チェストバスターに、『アナコンダ』『リトルショップ・オブ・ホラーズ』ですよね?
なんて小ネタも含めて、笑っちゃいました。
それと、『エイリアンVSプレデター』の設定を引き継いでいるのか、『エイリアン』の"ウェイランド・ユタニ(Weyland-Yutani)社"がバリバリ全面に出てましたわ。
アンドロイドがユタニ製。
これだけやりやりたい放題の監督なら、遡って、(私が観逃した)『プレデター ザ・プレイ』が観たくなりましたよ。
半人前のプレデターとポンコツロボと猿の珍道中
プレデターといえばマッチョの権化ことシュワルツェネッガー氏とタイマン張って自爆オチをかました一作目がレジェンドである。
その後もプレデターは何度か映像化されたが、そのどれもが一作目の影響下にあり、クールで寡黙。狩りにストイックであり時に人情深いという典型的なカッコイイキャラであった。
本作のプレデターは半人前で体格も良くなく、クールぶってるが実はお喋りでお兄ちゃん大好きという弟キャラで意表を突くものでまず驚いた。アンドロイドも超優秀!かと思いきやお喋りでポンコツで人間臭いというお茶目さん。しかも猿までついてくるというもはやプレデターなのかなんだか分からない映画に仕上がっている。純粋なプレデター映画を求めるとコレジャナイ感MAXだが、プレデターが出てくる面白ロードムービーとしてみるとなかなか上手くできている。
最後に。ウェイランドユタニは某スペースオペラの銀河大帝国でも目指してるのか?
プレデター 西遊記の巻?
いろんなジャンルがてんこ盛りで、めちゃくちゃ楽しい。Genna星ローカルの子猿が仲間になった時点からなんとなく西遊記に見えてきた。エル・ファニングが地球からはるか彼方のGenna星に生物資源を求めて旅する三蔵法師、プレデターは、ほぼカッパだから沙悟浄、そして謎の子猿は孫悟空。
プロローグではヤウジャー族の非情な掟が執行される。たとえ我が子であっても、狩人になれない弱い個体をエリミネートすることを厭わない。弱い遺伝子を絶対残さないという強い、意志が感じられる。
だけど、テクノロジーの維持はどうするだろう。勇者ばかりだったら、科学技術が発達しない。科学技術を司る別の種族を支配しているのかもね。
前半では、Genna星の危険な生物がたっぷりと見れる。落ちこぼれプレデターのデクでは、食われないようにするのが精一杯。ユタニ社からしたら、生物兵器の宝庫だから、持って帰りたいだろうね。この危険な生物が、後半への大きな伏線。
覚醒したデクはいろんな道具やら生物をつかって敵を倒す。アドリブ感のあるアクションがイコライザーのロバート・マッコールみたい。野性の力に目覚めたプレデターは強い。
子猿の秘密が一番の驚きでございました。
どっちか?
醜
面白い
初日初回に観てきたよ〜!今までのプレデターとは一味ちがって観終わった後にハートフルな気持ちになりました。好き。
今回のプレデターは狩る側ではなく狩られる側。しかも一族最弱と烙印を押されたデクが主人公なんですよね。父親からも見捨てられ身を呈して守ってくれた兄も失い、デクが生き残るにはゲンナ星で最強のクリーチャーカリスクの首を持ち帰るしかなくて…。まあ、父親がクソといえばクソなのでいちいち戻らなくてもいいじゃん…とは思いましたが、自分の力を示す為…それと兄の仇も取らないといけないしね。
ゲンナ星って厄介なところで生物全てが襲ってくるんだよね。ナイフみたいな植物や空にはクリーチャーも居るし、毒針飛ばしてくる植物も居たな…もう身動きとるのも大変なんだよ。そんな時に声をかけてきたのがティアというアンドロイド。ウェイランド・ユタニ社製で、彼女もカリスクの偵察でゲンナ星に来たらしい。下半身がない彼女を助けて2人で共闘してカリスクを探すことになるんだよね。
デクとティアが徐々に距離を縮めていく描写がとても良くて、まるでディズニー映画でも観ているような錯覚に陥った(言い過ぎかな?)。そこに偶然助けたクリーチャーのバドも加わり、まるで擬似家族のような不思議な関係性が生まれる。
お互いがお互いを利用していたデクとティアが、自分が家族と思っていた人からは見放され、でも守らなければいけない家族より大事な人が出来たからこそデクは強くなれたんじゃないかな。ラストの展開も素晴らしくて、なんかこれがプレデターって新しいな〜とも思いました。
エルちゃん演じるティアがお喋りで可愛いし、デクの武器がカッコよくてめちゃくちゃ使えるものばかり!楽しい要素がたくさんあって、尺も丁度よく飽きずに最後まで観れました!賛否両論ありそうですけど、私は好きでしたし続編あるなら絶対観るね。
First Blood
終始、デクがスタローンのランボーに見えた。
プレデターが主人公って事で、最初から受け入れられなくて、作品を見ていてもそれを払拭出来なかった。プレデターが主人公じゃなくても良いんじゃね?って。
狩る側も、狩られる側も、軽い。
クリーチャーデザインや設定も紋切り型であり、楽しくない。
あの会社の、あのマシーンが出てきても、ときめかない自分がいて、そっちの方が驚いた。
もっと、狩られる側の緊張感も欲しかったし、倒す側がアレなので命の重みもない。
『ザ・プレイ』があまりにも良かったので、こちらを劇場で観たかった。
プレデターが主人公じゃなかったら、普通に楽しめたんだろうな。
別世界体験とエル・ファニング!
「プレデター」という言葉を聞いてかすかに「聞いたことがあるような」気がした。その程度なので過去作は全く知らないが、予告編で観たティアの魅力だけで観賞を決めた。
【物語】
とある惑星の一族ヤウージャ族は狩りで暮らし、その戦闘能力の高さだけが男の価値だった。 族長の息子、デクは小柄で戦闘能力において劣っているため父親から疎まれていた。弱者は淘汰されるべきという考えを持つ父親は、兄クウエイに対してデクを殺せと命じるが、弟をかばったクウエイを目の前で殺し、デクをGennaという惑星に送ってしまう。
Gennaは“バッドランド”と呼ばれる宇宙一危険な惑星だった。 Gennaに着いたデクは父に自分を認めさせるために、父も恐れるカリスクという惑星の支配者を捕獲して持って帰ろうと考える。しかし、カリスクにたどり着く前に、危険な生命体たちに次々と襲われる。そんな中、上半身しかない地球から送り込まれたアンドロイド、ティア(エル・ファニング)と出会う。デクはカリスクと出会ったというティアと手を組む。 過酷な世界でサバイバルを続ける中、小さな生き物バッドにも出会う。
【感想】
期待を超えて大いに楽しめた。
まず、冒頭数分のSF大作っぽい映像に興奮。
映像に力を入れた作品であることは予告編から何となく予感していたので、できるだけ大きなスクリーンを選択して観賞したが、期待通り。全編を通して、いかにも金のかかった、ハリウッド作品らしい映像に満足。コロナ前には頻繁に見られたハリウッドSF大作だが、コロナ以後はなかなかお目にかからず、久しぶりに見たような気がする(最近ではトロンが有ったが、夜の都会が舞台の中心だったそれとは趣が相当違う)
2つ目は作者の想像力に感心。
「良くこんな設定を思いつくな」と。本作は地球が出てこないどころか人間(地球人)が出てこない。異星人と地球から送られて来た人型アンドロイドのみ。地球が出てこないのはSTAR WARS等、宇宙を舞台にしたSFでは何作か観たが、人間が出てこない作品は初めて観たような気がする。 異星の風景も含めてまさに日常からかけ離れた別世界を体験できる。
予告編で嫌悪感さえ覚えた醜悪な姿のデクも終盤になる頃には親しみを覚えるから不思議。また。同じく姿形は醜悪なバッドの方は行動が可愛くて、すぐに愛着を感じてしまった。この手の作品ではマスコット的生物を登場させるのは常套手段ではあるが、表情と言うより行動・しぐさが絶妙。すっかりはまった。
そして、本作の肝はなんと言ってもティアだ。
冒頭で書いたように、予告編を初めて見たときから「可愛い!」と思ったのだが、演じているのがエル・ファニングであることは後から知った。彼女を初めて観たわけではないが、俺の記憶の中では少女だったのですっかり大人の女性になっていて分からなかった。ティアは下半身の無い姿で登場するのだが、アンドロイドだから有り得るというこの設定も斬新。しかも下半身がちぎれた姿でも可愛いから凄い!(笑) 可愛いだけでなく、ティアは小生意気な言動でデクをイラつかせるのだが、ほぼ表情と口調だけの演技なのにこれが秀逸。生意気さも含めてとても魅力的キャラを作り上げている。
観賞後にチャッピー(Chat-GPTにこんな愛称がついていることは流行語大賞ノミネートの発表で初めて知った)に聞いたら、シリーズ過去5作においては3作目を除いて舞台は地球で、5作全てが主人公は人間だったとのことなので、シリーズファンにとっても本作は斬新なものになりそう。
発想・映像・エルファニングに☆5を進呈!!
不衛生なアバターみたいな世界
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