プレデター バッドランドのレビュー・感想・評価
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これはプレデターである必要がある?
良いところ
プレデター、アンドロイド、野生生物のバディもの
パルスライフルやパワーローダー
?なところ
アンドロイドが弱い
プレデターが弱い
カリスクが弱い
なんて言うか、プレデターじゃなければもっと面白かった気がする。普通の近未来SF活劇で新しいヒーローであればもっと楽しめた。同朋すら狩りの対象とするようなもっとストイックな種属かと思ったら初っ端から兄弟思いの人間臭さが満載で、それじゃあこれまで培った冷酷ながら戦いそのものに真摯な生き物と言うプレデターの孤高さがなくない?
弱いからこそ強くなれるみたいなテーマは悪くないけど、それをプレデターでやったら、よその星まで来て殺戮することだけが目的の不気味さと言うか説得力が無くなる。ただの傍迷惑な有害獣から滅ぼすしかない知的生命体に格下げ。今で言う人を襲う熊だと思ってたら獲物を選り好みする変態くらいの感覚。追い払うべき存在から滅ぼすしかない存在に。しかもやる側に精神的負担までセット。もう核ミサイルかなんかで星ごと焼き払うべきだな。
変に話が通じるから余計にタチ悪い、食うために狩りをするわけでなくトロフィーのために数多の動物狩り尽くして絶滅させたどっかのバカな存在を踏襲されてもどうにも嫌悪感。終始その感覚が拭えなかった。
戦闘に特化した存在の割には敵の再生をボーッと待ってたり、視界の外の存在に気づかないと演出のために不自然なほど疎いのはどうにも。シリーズ化するなら尚更過去のプレデターと比して特異な存在を主役にする必要あったか?
プレデターの成長物語
評価を見ずにあまり期待しないで見に行ったが、
めちゃくちゃ面白かった!
最初、プレデターが人間みたいにしゃべりだして
これはファンからは低評価くらいそうだなと思っていたが
主人公のデクがすごく良いキャラだったので
すぐに気にならなくなり最後まで楽しめた。
ストーリーは主人公がプレデターなのにかなり王道で、
父から弱者扱いされていた主人公が新しい仲間と出会い、同種にはない柔軟性や仲間から得た知識で強くなって
見下していた父を見返す、、、という
絵面はキモくなったが大雑把に見ればまるで『ヒックとドラゴン』を思い出すようなお話だった笑
少し気になる点を挙げるとすると、
バドがカリスクの子どもと判明するのが唐突だった。
けれどカリスクがデクを食べなかった理由がバドにマーキングされていたからという伏線に繋げているのは上手いなど思った。
1番気になったのはテッサはティアに対してはまだ仲間としての感情はあったんじゃないかと思える描写があったこと。
テッサが目覚めてすぐにマザーに「ティアはどこ?」と質問したり、ティアをすぐ処分しようとしなかったり、最後には「姉妹なのに裏切るなんて」と嘆いていたり、もう少し話し合えれば違ったラストになったのかなと思う。
一体何を観させられているんだ?
ライク・ア・ヒューマン
プレデターの成長物語
第1作からすでに40年近く経つが、いまだにこうして新作が作られるというのは、根強いファンの支えあればこそだろう。本シリーズは作品のテイストや世界観、キャラクターを変えながら、なるべくマンネリに陥らないような工夫が凝らされてきたシリーズである。統一感がないという否定的な意見が出るのも分かるが、常に何か新しい趣向を提示する姿勢は評価しても良いと思っている。
今回はプレデターを主役にするという大胆なアイディアの元、今までに見たことがないような景色を見せてくれる。
物語は不肖の烙印を押された若きプレデター、デクが父を見返すために最強の捕食者カリスクを討伐する…という筋書きで進行する。
言ってしまえば、いたってシンプルな成長ドラマだが、そこに半身の女性型アンドロイド、ティアを絡ませたことは本作の妙味であろう。落ちこぼれ戦士と半壊アンドロイドという半人前同士がタッグを組むバディ物として大変面白く観ることが出来た。初めこそティアを”道具”扱いしていたデクが、次第に彼女にかすかな愛情を芽生えさせていく所が面白い。
そして、ティアには同型のアンドロイド、テッサという姉妹がいる。この関係がデクと兄の関係に呼応することで家族の絆というテーマに結実していくあたりも中々上手く作られていると思った。
更に舞台となる惑星ゲンナには様々な生物が住んでいる。中でも”バド”というキャラは主にコメディライク的な活躍を見せ印象に残るが、実は彼の立ち位置もこのテーマを導き出す補助線的な役割を持っている。
アクション主体の大味な作品ではあるのだが、プロット自体は結構周到に組み上げられていると感じた。
もっとも、前半部はともかく、カリスク登場あたりからかなり突っ込み所が目につくのも確かである。個人的にはエピローグも不要に思った。
キャストではデクを演じた俳優(初見)の目の演技がとても魅力的だった。顔はほぼCGで表現されているのだが、元となるモーションキャプチャーは彼が演じている。実に様々な表情を見せ、個人的には「第5惑星」で異星人役を演じたルイス・ゴセット・Jr.の名演を彷彿とさせ、思わず感情移入してしまいたくなるほどだった。
また、エル・ファニングがティアとテッサの二役を見事に演じ分けており、こちらも好演している。
プレデターでヒューマンドラマを見せられるw(批判じゃないよ)
プレデターって「死の恐怖」を知らない人型の「エイリアン」のような存在であり
多種多様な武器が「狩人」としての面白みを色付けしてくれていて、シュワちゃんとの
戦いで「絶対勝てない感情のない相手」という地位を確立していたけど、バッドランドの
プレデターは普通に「感情を持っている」キャラクターになっている
このプロットなら「プレデター」じゃなくてもいいんじゃないか?と思わなくもないが
じゃあ面白くないかといえばそうじゃない
プレデター側は兄と弟の人間臭さをもっていて
アンドロイドも姉妹の関係性を匂わせ
最強モンスターには親子愛まで登場する
このプロットじゃ逆に言えば、プレデター作品として描かないとチョーチープな作品に
見えるよね
そんなに強くない(いや、強いけどね)主人公プレデターとアンドロイドのくせに
めちゃ感性(感情)を持つ、死なないツールw、さらにおさるさんのようなこれまた
最強のバディまでいたら、もう絶対何が来ても負けないじゃん
それが分かっていても面白かったんだから、やっぱり面白いんだよね
最後に「母上」が登場して何となく「ヒットしたら続編作っちゃうよ」臭も
決して嫌いじゃないwww
映画も決して長くないけど中だるみなどなくずっと見せ場が続くのでアクション大好き
な人は最後まで飽きずに引っ張ってくれてGOODだと思う
手放しでほめていない文章になったけど、映画としては★4は偽りなく面白かったのは
事実です
私のように、理屈っぽいこと考える人は見ないでね(笑)
繰り返しますが、面白かったんです、ほんとに!!!
予備知識なくても楽しい
実は、プレデターシリーズにはほとんど触れてこなかったが、本作は過去との関連は薄いということで観賞。
そういう作品でも、明らかな過去作オマージュシーンとか、ファンだけが分かるギャグを「ほら、これ」みたいな間でやられると、知らない観客でもなんとなく「私は知らないことをやってるんだな」って気付くことも多くて、雑音になるんだけど、そういう違和感も感じさせることなく、予備知識がなくてもまったく問題はなかった。
(おそらくシリーズファンへの目配せやサービスは本作も当然あるはずなんだけど、それを知らない人に感じさせないって、すごく力量のいる作業のはず。)
本編は、プレデターシリーズに限らず、いろんな作品の要素を盛り込んであるので、全体として既視感のある、良い意味で「懐かしい」アクションSFとして楽しむことができた。
もちろん、細かな工夫もあってアクションシーンはワクワクもの。
後半の、ティアを助けに行くクダリなんか、ずっとニヤニヤしながら観てた。
めちゃくちゃ男前の雑魚アンドロイドたちを次々と倒す爽快感のあとは、巨大で無骨なパワーローダーみたいなのにテッサが乗り込んで現れるとか、「ここの技術力はどういうバランスなの?」と思いながら、それもまたSFの醍醐味だということを、もちろん観客は承知してるワケだし、それはそれで「ご馳走」として楽しんだ。
で、ラスト。自分の星に帰ってから最後の最後まで楽しい。
エル・ファニングの演技もすごくチャーミング。
エンタメ要素モリモリで2時間以内にキッチリ納めた快作。
特に前半、暗い画面が多いので、おそらく通常のテレビモニタでは見にくいはず。
ぜひ映画館、特にドルビーシネマなどの映像性能の高い画面での観賞がオススメ。
狩られる者
逆転の発想が素晴らしい。
狩る者から狩られる者へ。
いままでのプレデターにはない彼らの惑星での関係性を描き、その若者がいままで狩ることの出来なかった生物を狩ることで得られる称号を狙う。
固執した思考のもと生物を狩にくるデク、そして人間が作ったアンドロイド。この2人が出会うことで転がりだす関係性の構築。
互いに補填し合うことで物事を柔軟に捉える様になりいままでにないプレデターを作り上げている。また人間のもつ貪欲さを上手く織り込んでる点も良かった。
あと並行で描いてるエイリアンの小ネタを挟み込む点も良かった。
最後にこの監督は日本のマンガ(僕のヒーローアカデミア)が好きなのかな?
怖さゼロ
醜悪さと人間らしさ、どうでしょうか?
まぁ、そもそも、凄く強力な科学兵器を使う優れたハンターが、仮面を剥いだら強烈に醜いというギャップが1作目の1つの見せ場でした。今回はその醜いのが主演で、観る側はそいつに感情移入させられるという映画。それが受け入れられないせいか、眠くなってしまった。バッドランドの生物も強烈で、まぁなんとも醜いものを見せられる感じです。それは良いとして、最終狩猟目的の巨大生物の子供がなんともダサいし、何よりあのような状況に安っぽい親子の情みたいなものは持ち込んで欲しくなかったなぁ。もっと言うと、プレデターにも兄弟愛みたいなものを描いて欲しくなかった。それらこそ人間的なことで、不死身の生物やプレデターが普通の人間と同じで矮小化したような・・・。
そういう中で、エル・ファニングだけが我々基準で美しいものであり、その分 際立っていた感じ。下半身だけのアクションを美しく感じるくらい。このシーンは他にないアクションシーンで面白かった。
この映画には人間がひとりも出てこなくて、人間に見えるものは皆アンドロイドであり、同じ顔になっていた。ウェイランド社の男性型はあの戦闘員の顔で、女性型はエル・ファニングの顔なのか!?なんて。
つまんなかったです
プレデターの続編がまさかの
プレデター視点とは。下半身を失ったアンドロイドとティアが美しくと迷子の怪獣のバドが愛らしくあのプレデターがだんだん可愛く見えてくる。なんとなくオズの魔法使いを思い起こした。
プレデターではあるが…
あっという間の107分 成長していくプレデターを感じる一作
プレデターシリーズは毎回鑑賞しておりますが、完全に狩られる側は今回が初なのかな。
ざっくり言うと、一族では弱者とののしられ父親に殺されかかった主人公のプレデターのデクが、認められるために生き残るのが相当困難な星のバッドランドに送り込まれ(自分で選んだのだが)、成長していく、というストーリー。
だが、それだけではなく、最強の生物である「カリスク」と呼ばれる不死身(再生能力がすさまじい)の恐竜のような怪物を捕らえ、生物兵器として利用してしようとしていた地球の企業から送り込まれたアンドロイド達との攻防もあり、単純な敵とバトルしまくって終わり、というものではなかった。
バッドランドに生えている植物もみんな一筋縄のものではなく、小さい生き物も皆、何かしら油断ならない武器というか性質を持っており、気が抜けなかったが、成長したデクがそれらを有効活用していた。
一人二役をされたエル・ファニングは「マレフィセント」のお姫さまとは全く違う演技をこなしてましたね。上半身だけの映像はどうやって撮影や画像加工しているのか?などを思いながら観るのも一興かと。
最後にデクはオヤジさんを倒しましたが(デクが強くなったからか、それほど強くなかった?)、その後に出てきたお母さんがどんな方か見てみたかった。宇宙(飛行)船の登場でその中に乗っているということだったが姿は現さず。お母さんの方が強かったりして(笑)
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