「コレだけ面白ければ文句なし!!!!。」プレデター　バッドランド　エルビスさんの映画レビュー（感想・評価）

　プレデターの過去４作は、彼らに遭遇してしまった主人公（人類）がサバイバルしていく様をそれぞれ異なるテイストで描いていたのが魅力でしたが、今回は大胆に視点を変え、またまた変わった作風で楽しませてくれます。彼ら一族の厳格で残酷な風習をしっかりと描いてはいるものの、映画全体がどこかアットホームな雰囲気に包まれているのはディズニープラスでの配信を考慮してのことなんでしょうか?。これまでのシリーズとの作風の違いを揶揄されている一部のマニア層もいらっしゃる様ですが、コレだけ面白ければ文句のつけようがありません。
　特に、一作目のダッチ少佐を彷彿とさせる戦術でデクが戦うところ、とエイリアン２のあのガジェットがパワーアップして登場するところ、そしてアンドロイドのティアの可愛らしさ❤が特に胸熱でした。
　次回は、パンフレットを熟読したり、ネット上の詳しい考察動画を参考にした後、再度映画館に足を運びたいと思います。
　映画本編とは関係のない事なのですが今回唯一、残念に感じたのはこの作品にかける配給会社の熱量の低さです。特典付きの前売り券の発売や来場者特典の配布はなく、劇場内でも宣伝用の段ボール製のポップアップ看板や大型ポスターなどの宣材を、ほとんど見かけることもなく、パンフレット以外のグッズ販売も一切なし、まるでB級ホラー作品の様な扱いで公開されているのが、なんとも残念です（←せめて宇宙船型のポップコーンケースだけでも発売して欲しい・・・）。何はともあれシリーズ初見の方にもオススメです。