劇場公開日 2025年11月7日

「面白かったが」プレデター バッドランド ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 面白かったが

2025年11月8日
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鑑賞方法:映画館

「プレデター ザ・プレイ」、「プレデター :最凶頂上決戦」に続くダン・トラクテンバーグ監督によって新たな風が吹き込んだプレデターシリーズの最新作

ダン・トラクテンバーグ監督はビデオゲーム「Portal」のファンムービーをYouTubeに公開してそれがバズったことで映画製作会社のBad Robotが興味を示して何と「10クローバーフィールド・レーン」の監督に大抜擢。低予算ながらこの映画もヒットさせ、さらにNetflixのブラックミラー S3の第二話「拡張現実」やAmazon Prime Videoの「ザ・ボーイズ」の第一話など話題のドラマシリーズの監督・プロデューサーも務めるなど、本当に実力のある方の実績の積み方です。

「プレデター ザ・プレイ」は原点回帰という言葉も表面的に感じるほどで、得体の知れない強い奴とのガチンコバトルという原点「プレデター」の精神を再確認させられた出来栄えであった。

その後アニメ作品の「プレデター:最凶頂上決戦」ではアニメならではのぶっ飛んだ設定で、"バトルもの"の楽しさやアツさをエンターテイメントとしてプレデターシリーズに導入することに成功し、本作「プレデター バッドランド」で満を持して王道"バトルもの"路線の"プレデター"新章が始まるらしい。

本作のプロットは本当に色んな作品で取り入れられて来た"落ちこぼれのリベンジ"という王道プロットだが、エル・ファニングのキャスティングがバッチリハマっていて、アンドロイドとクリーチャーの組み合わせという楽しい絵面で満足度は高い。
ダン・トラクテンバーグ監督の過去作と比べても本作の予算はめちゃくちゃ高いのだが、その分背景となる惑星のVFXや音楽などの世界観の構築にしっかりと予算を使っており、よくわからない役に大御所俳優を使って客を呼ぶ等安易なお金の掛け方をしていないのが良い笑

主要な演者がエル・ファニングのみで後は人外というのが最高ですね。これで良いです。エル・ファニングの可愛さが際立っており、彼女はああゆう人外に囲まれたりアンドロイドになってボロボロになるほど美しさが光るというかそういうタイプの役者なのかもしれない。

本作を最後まで観るとあの惑星はバッドランドどころか良い奴ばかりのグッドランドということがわかり、むしろ本作の主役であるプレデターのデクの実家(プレデターの実家が見れるとは思ってなかった笑 予想より見窄らしい)の方がよっぽどバッドランドだった。

あのガジェットがああいう位のプレデターしか持てない物だったということは、1作目のプレデターは相当位の高いプレデターだったんだなということがわかり、そしてそれに買ったシュワちゃんは尋常じゃなく強かったんだなと思いました。

面白かったが、人間味を持ち過ぎて果たしてこれは「プレデター」なのか?という疑問が湧いた。

次はブチギレてる母ちゃんが相手ということで、プレデター一家の大乱闘がまだまだ続くということですね。

ヘルスポーン
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