劇場公開日 2025年11月7日

「4DX 3DよりもIMAX!」プレデター バッドランド ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 4DX 3DよりもIMAX!

2025年11月8日
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鑑賞方法:映画館

シリーズで最高に面白かった第一作目『プレデター』(1987)。そこから沢山作られた続編やVS物なんか色々観てきたが、35年後にダン・トラクテンバーグ監督が傑作の『プレデター:ザ・プレイ』(2022 劇場未公開)で高い評価を獲得。さらにアニメーション『プレデター:最凶頂上決戦』(2025 劇場未公開)を作り(あまり話題になって無い?)、そしてトラクテンバーグ監督の待ちに待った今作だ。
「3D上映は久し振りだし、4DXもたまには良いか」と字幕派だが日本語吹替で鑑賞した。
しかし個人的に「絶対に4DX 3DよりもIMAXの方が良かったのでは?」と感じました。理由は暗いシーンが多くて3Dメガネのせいで更に暗く見えてしまう。
そして "立体感" がそこまでじゃない事。(鑑賞中、立体に慣れてしまうのもあるのかも?)
座席の揺れや吹替はそれぞれの好みでしょうが、結局日本語は全体のセリフの半分ほど。
残りはヤウージャ語で吹替無し(字幕)。

この『プレデター』シリーズで毎回感じる、奴ら(ヤウージャ達)の荒削りな乱暴な性格と、ハイテク技術とのギャップがある。
宇宙船を作る技術を持ってるのか!

目鼻が可愛い不二家のぺこちゃんの様なエル・ファニングのプラス思考の演技が吹替で良かった。いつかDISNEY+で英語で見直そう!

少しネタバレ↓
狩りで単独行動を掟にするヤウージャはティアをアイテムの一つ(装備品)として携帯する。
喋る道具なのだ。我々のスマホのAIの様に。
多分脚本作りで「女優をそのまま出すと、アンドロイドでも人間と変わらないし、アイテムぽくする為に上半身だけにしてみては?」とか案が出たのではないだろうか?
しかし、なんで若い白人女性型にしたんだろう?
たんに設計者や配置責任者の好みだろう。
アッシュ(イアン・ホルム)、ビショップ(ランス・ヘンリクセン)、アンディ(デビッド・ジョンソン)は男性型だが、コール(ウィノナ・ライダー)は同じ思考で設計されたのかも。

『エイリアン2』でクイーン相手にローダーにリプリーが乗って登場したシーンは鳥肌もんでテンション上がったが、今回はそこまででは無かったが面白い演出。

エル・ファニングは身長175cmあるので(4つ上のダコタ・ファニング163cm)、ティアは下半身が付くと、デクとそんなに変わらないくらいで面白い。AIにしては好奇心旺盛で明るくよく喋る。同型のテッサは ただ命令に忠実なAIかと思いきや「ヤウージャは死んだ」とか嘘をついたりもする、野心と向上心と負けん気が強いアンドロイド。なんでW&U社はこんなプログラムにしたのか?
考察してみた。適応能力、学習能力、自己判断力を自動で上げる設定にする事でほっといても大丈夫な「おまかせ設定」に2体をする。
2体のプライオリティを少し変える事でバランスを取り、配下の男性型アンドロイドは「賢い働き蟻設定」にして多く配置する。後は途中経過の監視や怪物採集の状況を見て命令する。

他の人の意見で「この映画、プレデター・シリーズにする必要があったのか?」と言うのを拝見する。あったと思います。変えてたら「この映画、プレデターみたい!」と言うでしょうし。

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ナイン・わんわん
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