「シリーズ新章が描く“狩りの進化」プレデター バッドランド 藤宮・アーク・紗希さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ新章が描く“狩りの進化
プレデターシリーズの中でも、こんなに“静かな緊張”に包まれた作品は初めてかもしれません。
『プレデター:バッドランド』は、爆発や派手な戦闘よりも、砂と風と呼吸の音で観客を引き込むタイプの映画です。
最初は「もう少し動きが欲しいかな」と思ったのに、いつのまにか画面の中の熱と静寂に自分も取り込まれていて、気づけば息をするのも忘れていました。
プレデターが姿を見せるたびに、荒野の空気がピンと張りつめる感じが最高。
映像のコントラストもすごく美しくて、夕陽に照らされる砂漠の赤が、まるで血の色みたいに見えます。
どこか“モンハン”的な没入感もあって、「狩りの緊張」を全身で体験できる作品でした。
終盤、ただの戦いを超えて“生きる意味”を問いかけてくるような展開に胸が熱くなります。
シリーズを知らなくても、サバイバルの美しさを感じられる一作だと思います。
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