「最弱戦士の成長譚」プレデター バッドランド カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
最弱戦士の成長譚
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一族最弱の孤独の戦士が狼の群れのリーダー「アルファ」を目指すという設定、惑星のぶっ飛んだ生物や植物、上半身と下半身タッグでの格闘など製作陣やクリエーターたちの創作力には心底感心させられた。
無慈悲な捕食者で強い戦士としてのプライドのみを重んじる戦闘部族が仲間を意識することには少なからず抵抗があったが、「周囲によって変われる」という彼らにとってはあり得ない極めて異端で人間味の溢れるきっかけでもなければ、最弱が最強に変わらないのかもしれない、なんて勝手に思い受け入れることにした。
そういった意味でもデクが上半身のみのティアを背負っているショットはこの映画のテーマを象徴するアイコンであり、視覚的なインパクトも絶大だった。
背負うためのロープや武器を森の中で調達する発想力などもデクが成長していく過程で重要な場面だったと思う。
アンドロイド2役を演じたエル・ファニングだが、人工的な造形とは程遠い骨太でずんぐりとした体形でイメージとは真逆だが、ティアは感情を得たていることもあり、時折見せる笑顔も超絶キュートで血の通った仲間として素敵に演じていたと思う。
エイリアンのウェイランド・ユタニ社や巨大なパワーローダー?などファンの心をくすぐる小細工感も嫌いではないw
思い出せば人間が一人も出てこなかったような・・・w
あいつ将来あんなふうになんのw
個人的には観てよかったと思う一作です。
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