「汗」トロン:アレス U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
汗
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んー、映像は凄まじかったのだけど、物語とか設定がなぁ…腑に落ちん。
主人公はセキュリティソフトらしい。
所謂プログラムで擬人化させて兵士にするとか。
3Dプリンタのようなもので具現化する。
…ふむ。
つまり、人ではない。
飯も食わなければ呼吸も必要としない、はずだ。
ぶっちゃけ瞬きなどの生理現象もいらない。
見てくれだけが人であればいいはずだ。
そいつが後半、汗をかいたり動悸がはやくなったりする。…なんでだ?
具現化する機械もそうだ。
どんなメカニズムで動くのだろう?
プログラムなわけだから、内部構造すら設定する必要があると思われる。外殻だけデザインすれば済むような話ではないはずなのだが…。
中盤ヒロインが電脳世界に転送される。
…ちょっとよく分からない状況なんだけど、彼女は彼女の生態情報を全てデータ化され、電脳世界で再構築されるのであろう。そこはまぁいいのだけれど、現実に戻ってくるのだ。3Dプリンタで出力されて。
SF的な視点で言うと空間転移にあたるとは思うのだけど…彼女には29分という制限はかからない。
有機物すら出力し再構築する3Dプリンタ。毛細血管すら再現してしまうのか?いや、細胞って話にまで及んでしまう。
どうにも…気に食わない。
このシークエンスの調理方法が違ったらもうちょいのめり込めたかもしれない。
落とし所は、まぁ、よくある感じだったが続編の構想もあるようなので、見てみようと思う。
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