劇場公開日 2025年10月10日

「美しくも退屈なデジタル活劇絵巻」トロン:アレス シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 美しくも退屈なデジタル活劇絵巻

2025年10月23日
iPhoneアプリから投稿

第一作から40年以上、第二作から15年と気の長いSFシリーズで、映像と音楽はクールで魅力的だけど、肝心のお話が無理すぎてついていけませんでした。デジタル世界のプログラムに過ぎなかったものを現実世界に『受肉』させると言う設定は斬新とも言えるけど、どう言う構造や理論で実体化させるのかまるで説明されないのでピンときません。製作者側も分かってないのかな?これがファンタジーで魔法かなんかの実体化だったり、プログラムじゃなくターミネーターみたいに実体のある機械なら分かるんだけどね。あんまり気にせず、デジタル世界を未来世界、イヴをサラ・コナー、アレスをT-800と脳内変換すれば何とか観られるかも。それでも、デジタル世界の映像やバイクや戦艦、キャラクターの造形などは素晴らしく魅力的です。役者では、主役のジャレッド・レトが無機質な感じを上手く出していました。後は、ディズニーらしくポリコレとダイバーシティ満載のキャスティングだけどあまり魅力的ではなく、ヒロイン役も華がなく残念。

シネマディクト
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