「「売り家」と唐様で書く三代目。」トロン:アレス 田中さんの映画レビュー(感想・評価)
「売り家」と唐様で書く三代目。
「トロン」とは名ばかりの、ただの老朽化した売り家だが、
名ばかりでも「トロン」と付ければ、何度でも売りに出せる。
前作の記憶が全く無いが、今回の記憶も暫くしたら消えるはずだ。
なぜなら、SFとしての知的要素もないし、ストーリーも陳腐すぎる。
記憶に残る要素はほとんど無い。
それこそ29分で記憶から消える映画。永続性はない。
だからこそ、記憶が消えたころを見計らって、一代目の名前を使ってまた売りに出るはずだ。何度でも、何度でも。
そういう腐れビジネス。
しかし、
赤い発光するラインは美しかった。
意外に弱かった巨大な凱旋門みたいなアレも意味不明で良い。
音も気持ちいい。
他はどうでもいい。
それなら、四代目は、
SFもストーリーもセリフも捨てて、
映画館の大画面と音響で、音と光とイメージだけで客を圧倒すればいいかもだ。
「ディズニーがAI時代に挑む」のなら、いっそのこと、AIに映画を作らせればいい。
AIは、物体にはなりにくいが、映画はつくれる。
人間は、現場から退いてプロデューサーにならなければならない。
それが、「AI時代に挑む」ということだろう。
そして、再び「トロン」に永続性がやどる。
しらんけど。
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