劇場公開日 2025年10月10日

「自我が生まれたAIの物語として面白かった」トロン:アレス kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 自我が生まれたAIの物語として面白かった

2025年10月17日
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鑑賞方法:映画館

ドルビーシネマで鑑賞。
「トロン」の続編ってことで観ることにしたが、「トロン:レガシー」のことを全く覚えていないことに気がついた。もしかしたら観ていないかもというレベル。
だからつながりは全く理解していないまま鑑賞したが、意外と大丈夫だった。だって基本的にはAIのアレスに自我が生まれる話だから。「2001年宇宙の旅」や「ブレードランナー」でも描かれてきた、自我が生まれた機械の話と考えれば多少わからないところがあっても問題ない。
デジタルな世界にいるAI・プログラムが現実世界に実体化するという設定はなかなか新しい。しかも29分しか存在できないという設定が絶妙。アレスが現実世界に実体化しイヴを殺そうとするのは、まんま「ターミネーター」。なのにいつのまにか「ターミネーター2」みたいな構図。いろんなSF映画の要素がつまった話になってる。
実体化したバイクでチェイスするシーンは、「トロン」のあのバイクが現実世界で動き回ってる感覚でとても気持ちいい。ついでに昔のあの「トロン」の世界も登場したりして。「レガシー」を飛ばしていたとしても十分楽しめた。
さぁ、大コケしない限りさらなる続編も決まったようなもの。次作はちゃんと本作の続編として楽しめるはず。

kenshuchu
YOUさんのコメント
2025年10月20日

本国では「モービウス」に及ばず、不振と言われております。

YOU