「AI問題に一歩踏み込んだ意欲作」トロン:アレス keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
AI問題に一歩踏み込んだ意欲作
「トロン・シリーズ」は個人的に好きな作品で、人間とプログラムのドラマをアクションやSFチックな美術で世界観を体験させてくれるので好奇心をそそる作品です。
衝撃だったのが「AIが人を殺す」という描写が印象的でした。「ロボット三原則」をちゃぶ台返した内容で、ストレートにAIの危険性を描いた映画でした。
3Dプリンターで作られたプログラムはロボットと呼べるのかはさておき、1.2作目では人間をプログラムに変換できるなら、逆もまたしかりというのが今作の目玉で、それと「AI問題」と絡めるのが◎。
また、今作はエンコムのCEOのイヴと警備プログラムのアレスによるバディものというのも面白かった。恋愛関係ではなく、頭脳派と武闘派のコンビの絆が「永続コード」を手に入れるために一蓮托生を繰り広げるのが好印象。
しかし「トロン」なのにトロンのトの字が出てこないのが不満でした。初見の人が観たら「何の映画?」という感想を持ちそうな内容。
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