「『トロン』ワールドが現実を侵食する!」トロン:アレス 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)
『トロン』ワールドが現実を侵食する!
『トロン』の主人公ケヴィン・フリンによって大企業となったエンコム社。
そのライバル企業のディリンジャー社社長ジュリアン・ディリンジャーはコンピューター上でプログラム・設計した兵器や兵隊を3Dプリンターのように現実に作り出す新技術を披露する。だが、その技術にはある致命的な欠陥があり――
1982年に世界初のCGを使った映画として後の多くのクリエイターたちに影響を与えた『トロン』。
その3作目となる。
今までのシリーズでは人間がゲームやコンピューターの世界に入り込み、擬人化されたプログラムたちと時に協力し、時に倒すべき相手として対峙してきた。
コンピューターの中、という目に見えない世界をCGによって描き出した『トロン』の映像はSF映画史に残る偉大な功績でしょう。
今回の『トロン:アレス』では逆にプログラムたちが現実の世界に再現され、近未来的なデザインの兵器で街中に破壊と混乱をもたらします。
映画『トロン』の世界が現実世界に現れ出る展開は映像技術の進化を感じさせられます。
ディリンジャ―の命令を受けてエンコム社のイブ・キムの持つある重要な情報を入手するために彼女を追いかけるアレス(ジャレッド・レト)。
プログラムされた兵士として現実世界へ降り立った彼の物語にも注目です。
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