「設定と演出はほんといい、でもストーリーがひどい」トロン:アレス ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
設定と演出はほんといい、でもストーリーがひどい
2025年劇場鑑賞281本目。
エンドロール後映像無しですが、エンドロール始まって少ししてがっつり映像有り。
一作目はゴールデン洋画劇場で、二作目は劇場で鑑賞。正直それぞれが間空きすぎてあんまり覚えてはないです。
そんな状況でも大丈夫なように説明はあります。後は冒頭でしゃべってるジェフブリッジスが一作目の主人公で、二作目の主人公の父親だということだけ分かってればいいと思います。
今回の主人公は前作の主人公と全く血縁関係はないのですが、会社を買い取った若い中国系の女性姉妹のうちの姉です。ちょっとウトウトした間に語られちゃったと思うのですが、妹さんは亡くなっている気がします。このお姉さんが美人だけど地味な感じの顔をしていらっしゃって、逆に地味すぎてこんな人主役でいいのかと思うとゾクゾクしました。
もう一人の主人公がジャレッド・レト演じるアレスというAIキャラクターなのですが、現実世界に29分だけ転送して実体を持つ事ができる、29分経つと自壊してまた仮想空間にバックアップが蘇るという設定です。アレスはライバル会社のキャラで、ある命令を受けて先ほどの女性に接触するのですが・・・というストーリーです。
格闘やカーチェイスシーンでは、武器やバイクなどから質量のある光の帯が残光のように出て、勢いよくぶつかると相手が砕けたり、物を真っ二つにしたりできるので、他では見られないアクションや、画面の映えが楽しめたのは非常に良かったです。
ただ、ストーリーがひどくて、ライバルCEOが下した命令のおかげで街がえらいことになって、隠蔽とかそういうレベルじゃないやらかし具合で、もう目的果たした所で意味ないだろ、という状態になっちゃった時点でハラハラ感がなくなってしまったのがもったいなかったです。
