「レガシー(遺産)に頼らざるを得ず」トロン:アレス やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
レガシー(遺産)に頼らざるを得ず
デジタル世界が、現実世界を侵食する話。
私と「トロン」について簡単におさらいします。読み飛ばして結構です(笑)。
トロン(1作目)。小学生高学年で、テレビ放映を見ながらあまりのつまらなさに寝てしまう。
トロン・レガシー(2作目)。映画館で鑑賞。トロンのバイクの走行ラインが前作みたく鋭角的に曲がらないのにいちゃもんをつける。ストーリーは全く記憶に残らず。
・・・で今作、ほぼトロンの知識が白紙な状態での鑑賞となりました。
過去にトロンでは「ロマン溢れる電脳世界バトル?」が当時の最新CG技術により描かれてておりました。が、最近の現実世界ではAIによる文章の作成、またAI動画などが急発達し日常化することでかなり陳腐化されてしまったと思います。ストーリー詳細覚えてないのであくまでイメージでございます(笑)。
その流れを止めるべく制作元のデズニーが苦肉の策として打ち出してきたのが、今作のAIプログラムの実体化の設定でした。
これ、確かにアイデアのひとつとしては良いかもしれないのですけど、過去のトロンから受け継いでいるのはスタイリッシュさ?くらいです。キーアイテムもなんかとってつけたような印象でした。
思うにこのプログラム実体化の設定は、別にトロンのストーリーの系譜じゃなくても良いのでは、というのが私の感想です。トロン自体そこまで印象的なIPじゃないし・・・これをいったら失礼か。
デズニーがは、創作における新アイデアが枯渇していて、過去のレガシー(遺産)に頼らざるをえないのかな、とも思いました。
前作レガシーのレビューみたくなってすみません(笑)。
では。
一作目の直角に曲がるバイクとグリッドの世界、今となってはレトロな画がなかなかいい味で、レトロ感満載で1作目を分かりやすく面白くリメイクしたほうが良くないか、と思いました。
今晩は^ ^ レビューにイイネ有難う御座います☆私もトロンの記憶は水色の蛍光色の衣装に直角に曲がるバイクくらいですw 今作は初期バイクでそぅそぅと思い出せました。



