「センスがないの一言に尽きる」トロン:アレス Heihei0710さんの映画レビュー(感想・評価)
センスがないの一言に尽きる
トロンの世界観が大好きで、オリジナルもレガシーも何回も観ています。レガシー派ですが。
今回のアレスはトロンという題材を上手く活かしきれていない感が半端なかったです。
まずトロンの良さとは、デジタルの世界で無機質で恐ろしくシンプルなのがが良いと思っているのですが、今回はその良さを全く感じませんでした。
グリッドのデザインもレガシーにあったシンプルさはなく、ゴテゴテした感じ。
キャラクターも簡単に現実世界に現れるので、デジタル世界の良さはなく、仮面ライダーが現実世界に現れた感じです。
敵が使う飛行型の乗り物も今までにない奇抜なデザインではあるけど、そこにシンプルさはないし、メカメカしすぎていて、トロンの世界観には当てはまらなかったです。あとディスクも何故に三角?丸だからカッコいいんだろが!
アレスも変に人間味が最初から出ているので、プログラムやデジタルの世界を知らない人が作っちゃったのかな?と思いました。
ストーリーはありきたりで、AIが現実に出現するといった何の捻りもない感じで、終始感情の起伏がない。
すげー!というワクワクドキドキはなく、現実世界にライトサイクルなど持ってきてCGでドヤってる感じ。
音楽は結構ノリが良く、レガシーに比べると劣りますがサントラも毎日聴いて観に行ったので、感動はありました。
あとディズニーのポリコレがキツい。
アジア人?韓国人か知らんけど、IMAXのドアップは見苦しい。アレスと見つめ合うシーンは、やめてくれ!と思いましたし、やっぱり綺麗な人を見たい物です。妹の方が良くね?
そもそも普通の人間には興味がないので、アレスでもいいのでもっと戦闘シーンを見せてほしかった。
ディスクバトルもなんかカッコよくないし、もっとアクロバティックな動きをしてほしかったけど、
棒の残像で敵を倒すのとかは新鮮で良かったです。
アレスが永続コードを受け取って、青色になる所は見せどころだろ!サラッと流すなんて勿体無い。
と終始センスのなさが、気になりました。
80年代のグリッドの世界は面白かったですが、昔のファンのためにわざわざ入れてくるオマージュがなんか、これを入れとけば喜んでくれるでしょ?感が出るので嫌。
最初の30分間が山場だった気がします。
やっぱり監督によっていい題材もこんなに変わるもんなんだなと実感しました。
レガシーを作った、監督のジョセフ コシンスキーさんはトップガン マーベリックを作った人だったんですね。
通りでストーリーの流れが綺麗だと思っていました。
トロンの世界観を完璧に現代に持って来れているのは、レガシーだと思っています。
なんならレガシーの続きの方が見たかった。
アレスを作った監督はパイレーツ5最後の海賊で...
あっ...て感じ。おもんないすもんね。
続編がありそうな終わり方だったけど、まぁキツいでしょ。
トロンが大好きなので、殴り書きのレビューになりましたが、また観に行きます。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。