「想像していた以上のものを見せてくれた。」トロン:アレス Anarchistさんの映画レビュー(感想・評価)
想像していた以上のものを見せてくれた。
一作目のファンとして子供時代を過ごした私にとってのトロンとは何なのか?
それはSFであり商業主義を無視したアート作品である。「映像革命」とはこのシリーズの為の言葉だ。ノスタルジー狙いでジェフ・ブリッジス引っ張ってきたり昔のデザイン見せてくるあたりは最近のディズニーって感じだったが次々と飛び出す最新のテクノロジーを駆使した映像とナイン・インチ・ネイルズの音楽が効果音の轟音と押し寄せてきて素晴らしい体験ができた。とにかく見るならIMAXで轟音に包まれなければこの映画はフルには体験できない。
脚本は単調だし所々いらないなと思うような台詞もあったが見たいものはしっかりと見せてくれたので十分満足出来た。過去の作品に引けを取らない作品。毎回のことだがトロンは商業的にはあまりうまくいかない。最早それでも毎回作る!という意地みたいなのがこのシリーズの精神でもあるのだけど。また新たな作品を楽しみにしている。ディズニーはクソみたいな映画を乱発することで有名になってしまった。最近では多様性を売りにしてきたくせにパレスチナへのイスラエルの虐殺という最低最悪の行い抗議をした俳優達をプロジェクトから干したりかなりろくでもないことも沢山やってる。しかし今作やプレデター/ザ・プレイやエイリアン・ロムルスの様な良い作品も生まれている。若くて才能のあるクリエイター達が何にも代え難い力を爆発させて頑張って表現の自由を守り抜いてくれることに期待したい。
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