「続編の続編」トロン:アレス もりっしさんの映画レビュー(感想・評価)
続編の続編
クリックして本文を読む
’82年のオリジナル版「トロン」。その続編が28年後の2010年の「トロン:レガシー」。
そこから15年経ってさらに続編の「トロン:アレス」が製作されまして、早速、観てきました。
これまでの「トロン」はコンピュータの世界へ人が送り込まれて、という話でしたが、今回は逆。
コンピュータの世界から、プログラムが人の形で現実の世界へ、という。
まあ、昨今のコンピュータや3Dプリンタの発展から、そういう考えが出てくるのもわかる。わかるのだが、残念なことに今作ではそれ以上のモノは見せてくれない。
プログラム:アレスが意思を持って、行動し始めるところとか、もっと掘り下げることは出来たような気がするのだが、結果的にアクションと映像に全振りしてしまった。
映像は魅せてくれてまして、悪役側の赤い光が鮮やかだし、ドローン?がブワッと発射されるところなんか見ていて気持ち良い。
ただ、じゃあ、オリジナル版のCGを見た時以上の衝撃かと問われたら・・・。
オリジナルの主人公役のジェフ・ブリッジス氏、前作の「レガシー」とやっていることが変わりがなく、仕方がないのだろうけど、もう少し気を使ってあげてもいいような。
続編が作られるような終わり方をしていたけれど、そうするとあのダメジュニア社長が主役になるのかな?
それも、今作の興行成績次第なんでしょうが、また15年かかるのかな。
コメントする
