「前作の方が新映像革命」トロン:アレス regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
前作の方が新映像革命
『トロン』シリーズを劇場で観るのはこれが初。正直シリーズ自体には思い入れがなく、前作『トロン:レガシー』は無駄に冗長で理屈が分からない事だらけだなと思いつつも、ダフト・パンクの音楽は最高でラストは感動したかなという感想。
そんでもって本作だが、あの人物の処遇はどうしたとか、なんでこういう流れになったのかなど、前作の設定をビックリするぐらいオミットしてしまっていて「前作の感動を返せ!」と叫びたくなった。本作のジェフ・ブリッジスは役は同じでも前作とは別人格なのか?など、相変わらず理屈を分かり辛くしているのは、このシリーズに課せられた宿命なのか?
あと宣伝では「新映像革命」と謳っているが、革命度合いでは前作の方がレボリューションしてたと思うし、アフターコロナ以降久々に3Dで観たが、後半からはあんまり立体感が感じられなくなったのが残念。
…とまぁ色々と苦言めいた事を書いたけど、なんだかんだで楽しくは観れたし、メインヒロインのグレタ・リーが予想以上に魅力的だったのが収穫。超絶美人というわけではないのに(失礼)、どこか惹かれる。近作の『ハウス・オブ・ダイナマイト』でも、出番は少ないながらも印象的な役だった。続きが出来るような終わり方にしているが、もし作るのならまた続投してほしいところ。
にしてもジャレッド・レトは、キアヌ・リーヴス同様にずっとロン毛ヒゲ面ビジュアルを続けるのだろうか。
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