「よくある話を三番煎じで描く意味は？」トロン：アレス　ヤマッチさんの映画レビュー（感想・評価）

AIが人間社会に与える影響を、フィクションを通して描き出しています。AIは、果たして「悪」なのか、それとも「人間の鏡」なのか。倫理観や技術の未来を問う。現代では生成AIや自律兵器などが社会問題とされ、本作の設定は非常にタイムリーとは言えますが。いえいえ散々語り尽くされた話。しかもそのテーマを第１作は43年前、前作は15年前の設定や発想を使ってまで製作するのはなぜ？やはり想像力が枯渇してきたのでしょうか。映像技術の進化により迫力と映像美は素晴らしいのですが。それ以上でもそれ以下でもない。無難な作品です。