「【”29分の壁。そして永続装置。”今作は29分で消滅する定めのAI兵士が、一度きりの命の大切さに目覚めていく様をハイセンスなSFガジェットの数々と斬新なアクションシーンと共に描いた作品である。】」トロン:アレス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”29分の壁。そして永続装置。”今作は29分で消滅する定めのAI兵士が、一度きりの命の大切さに目覚めていく様をハイセンスなSFガジェットの数々と斬新なアクションシーンと共に描いた作品である。】
■ディリンジャー社がAIプログラムを実体化する画期的な発明によって開発した、AI兵士のアレス(ジャレッド・レト)。アレスは圧倒的な力とスピードと優れた知能を持つが、実は29分経つと崩壊する”使い捨て”兵士だった。
だが、現実世界で人間を知ったアレスは、自らの創造主で且つ愚かしきディリンジャー社CEOジュリアン(エヴァン・ピーターズ)の命に背き、エンコム社の研究者イヴ・キム(グレタ・リー)の妹が密かに永続装置を開発していた事を知り、同じくAI兵士のアテナ(ジョディ・ターナー=スミス)の攻撃を躱し、イヴ・キムを助ける過程で、数年前に行方不明になっていたエンコム社の創設者にして、デジタル世界:グリッドの創造者フリン(ジェフ・ブリッジス)と出会うのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭から、センスの良いSF世界観に魅了される。
又、AI兵士のアレス達を自社のアピールの為に顧客の前で披露する愚かしきディリンジャー社CEOジュリアンが、AI兵士たちが29分で消滅する事を隠蔽している事が分かる、分かり易い展開ではあるが、バイク形態のSFガジェットを筆頭にした数々のSFガジェットや、スピード感溢れるチェイスシーンが面白い。
・今作では、音楽はナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが担当しているが、彼らの楽曲が使用されている所や、現実世界で人間を知ったアレスのお気に入りの音楽が、80年代以降、日本では何故かブレイクしていないが、ヨーロッパでは超大人気バンドで有る「ディペッシュ・モード」である事を口にする姿など、非常に嬉しくなる。
もう少し、ディペッシュ・モードの名曲の数々を流してくれよ!と思ったが、まあ良い。
・アレスは、実に人間臭いAI兵士なのである。そんな彼は、29分の命の”使い捨て兵士”の道を捨てて、イヴ・キムを助ける事で、永続装置を手に入れるのである。
<そして、彼は一人の男として、バイクを駆って世界を巡り、”絵葉書”を世界の各地からイヴ・キムに送るのである。
今作は29分で消滅する定めのAI兵士が、一度きりの命の大切さに目覚めていく様をハイセンスなSFガジェットの数々と斬新なアクションシーンと共に描いた作品なのである。>
■余談:「ディペッシュ・モード」が懐かしく、2017年発売の「Spirit」まで聞いていたが、それ以降アルバムを買って居なかったので、チャチャっと調べたらナント、アンドリュー・フレッチャーが61歳で亡くなっており、2023年に彼を偲んだと思われる「Memento Mori」が発売されていた。
慌ててHMVへ行ったら、洋楽コーナーが無い。トレーディングカードコーナーが半分を占めている。ウーム。漸く見つけた洋楽コーナーの小さい事・・。当然、Dのコーナーに「ディペッシュ・モード」のアルバムは一枚も無く、予約した。もう、洋楽ってオジサンしか聴かないのかなあ・・。
年齢に関してはNOBUさんが上で間違いないですよ!!!!
洋楽…ジャンルにもよるんでしょうけど、ロックとかどうなんですかね、TVのニュースネタで見るとしたら韓国グループ、日本のアイドルグループばかりですしねネタが。
私は洋楽ロックでよく聴いたのは、当時バイト先の8歳上の先輩から教えてもらったEXTREME、ソロになったヌーノ辺りですね。どちらかと言うとNOBUさん世代じゃないですかね、恐らく。
あっ後、今日はまったりデイです!笑
明日ホウセンカ観ようか考え中です。
ホントはファイナルデッドなんちゃら観たいんですが近場の劇場でやってないんですよ~
おはようございます~
アレスが「ディペッシュ・モード」って(バンド?曲?)セリフを言った瞬間、後ろの客席からフンッて鼻で笑ってる人がいたんですが、きっとNOBUさんと同じ気持ちだったんでしょうね!(笑)
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