「「親の心子知らず」は万国共通」シャッフル・フライデー Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)
「親の心子知らず」は万国共通
日本では9月5日公開作品を一足先にクメール語字幕つきで鑑賞。
日本人にはお馴染みの入れ替わりもの。ただ、父親が2歳の娘を風呂に入れただけで性犯罪者扱いされるお国柄なので、入れ替わるのは男女ではなく、全員女性。祖母(テス)、母(アナ)、娘(ハーパー)、さらに母親が再婚しようとしている相手の娘(リリー)の4人が怪しげな占い師と出会った翌日にテスとリリー、アナとハーパーがそれぞれ入れ替わる。
片親を失った女子高生同士のライバル意識に親の再婚問題が絡み合い、さらに親子関係の葛藤という複雑な人間関係がそうでなくともこんがらがる中での入れ替わり。
基本的にドタバタのコメディなのだが、違う立場で生活する中で互いの立場やこれまで知らなかった相手への想いなどを知り、相互理解を深めていく、心温まるホームドラマに仕上がっている。大どんでん返しなどのない、安心して誰でも楽しめるディズニーらしい映画だとも言える。
なお、原題が比較級なのは、テスとアナが入れ替わる、2003年の Freaky Friday (邦題『フォーチュン・クッキー』)の続編だから。Disney+に加入しているならこちらの前作も視聴可能だ。
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