コメント部隊のレビュー・感想・評価
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ナカジマミノル同好会
大企業のスキャンダルの誤報で干された記者が、世論操作をしていたと自称する男と出会い再起をかける話。
自動車の開発を巡るスキャンダルをすっぱ抜いたが、ネットで誤報と拡散〜炎上し、干された記者が、14ヶ月後に新たな情報提供者の登場で再度事件に迫っていくストーリー。
元ネタは国家情報院による事件らしいけれど、民間に置き換えて作ったフィクションということですかね。
92年の初のロウソク集会がなんちゃらと始まって行くけれど、その話しいりますか?それよりも深く考えが及ばす目先の感情に流される国民性を何とかしなくちゃと思ったのは自分だけ?
作品自体は日本でもあり得る話しではあるけれど、どんな手口で何をしましたの描写がいちいち丁寧だし、同じようなことの繰り返しで飽きてくるし、疑心暗鬼な展開も、観ている側はどっちでも良いよという感じ。
しかもそこから、えっエンドロール?
エンドロール後も特に映像はなく、今更フィクションを強調する字幕ですか…。
フィクションであればこそ、もっと面白く話しを作れそうな気がするんだけどね…。
情報社会の闇
嘘が混じっている方が真実味を帯びる
韓国で行われるデモといえば火炎瓶。そしてそれを制圧するための放水と催涙ガスというイメージだった。ところが民主化以降はアピールのために強行的な弾圧はしない政権が増えていき、デモも平和的になっていった。その象徴がろうそくデモ。なんと非暴力的!でもこのろうそくデモで230万人が集まるのだから韓国はすごい。このろうそくデモは、ネットで情報拡散したことも特徴的だ。何かの主義主張のある団体で集まったわけではない(らしい)。
このろうそくデモを誰が始めたのか?という問いから始まる本作。巨大財閥グループ(日本でも有名なあの企業であろうことは推測がつく)を相手に戦う記者と、世論を操る仕事を受けていた集団の話だ。ネットでバズることが大きな広告効果や世論形成が期待できることは最早常識だが、それを先駆けて行っていた奴らを描いたことになる。これ、フィクションなんだろうけど、かなりの部分事実も含まれているんじゃないかと感じてしまう。「嘘が混じっている方が真実味を帯びる」とはうまい言いようだ。
後半のプチどんでん返しは若干わかりづらいし、スクリーンに映し出される文字が多めで内容がスッと入ってこない。だから理解度は低めになってしまうが、それでも面白かった。最後は、これで終わり?とも思ったが、ある程度は仕方ない。本当に訴訟沙汰になりかねないから(と、あくまで事実が含まれている前提で考える)。
難しかった…
面白いのですが
最後は尻切れで終わってしまった感がありますね。ネット社会を取り上げているので、展開の早さに付いていくのも大変でしたが。テレビドラマか何かでシリーズかしてじっくり描くと良い感じがしました。
難解😱
私のコメントは、何処の部隊に属する?
訴訟のおそれがあるので、個人名は伏せます。
誰もがコメントし、誰もが情報のようなものを発信できる時代です。先日「セプテンバー5」観たのですが、あの頃より情報の量が増えた分、その価値は、大暴落したようです。そんな恐慌状態の情報も、使い方はあるみたい。ヒトを殺すにナイフは不要、キーボードさえあればいいとか…。選挙になれば、ネットに種まき。民意とは、ネットで簡単に収穫できるとか…。(4年程前、選挙で負けたヒトが、フェイクと連呼してました。そのヒト、昨年の選挙に勝ったとたん、フェイクのフの字も、口にしなくなりました。フェイクって、そんな綺麗になくなるものなんですかね?。)
「藪の中」というお話があります。真相はひとつなのに、誰も真相にたどり着けない。「最後の決闘裁判」も、そうだったな。(因みに「藪の中」は「羅生門」のタイトルで、映画になりました。ご覧下さい。)
藪の中には真相があります。では、PCとスマホの中に、真相はあるのでしょうか。
教科書に書いてあること、ちゃんと覚えると、成績上がりました。ネットに書いてあること、ちゃんと覚えたら、どうなる?。
私のコメントは、誰を貶めている?。
私が必死に、ポチポチする端末の行く末は何処?
コメントと書いて、いんぼうと読む?
私の承認欲求は、私を何処に連れてゆく?。
私は、何処のコメント部隊にいるのだろう。
真相は、藪の中なのに…
追記
このレビューはフィクションです。登場する個人、団体は創作されたものです。
…多分ね。
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