「こういうのが見たいんじゃないんだよ」カレンダー・キラー Lymanさんの映画レビュー(感想・評価)
こういうのが見たいんじゃないんだよ
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スリラー映画として観たら、DV問題を取り上げた社会派映画でした。
もちろん蔑ろにしていい問題ではありませんが、そういう事だけを伝えたいのなら、別のジャンルでやって下さい
最後の「この映画はフィクションですが~」の件はマジで要らないし、馬鹿げてる。
そんなにDV問題を押し出したいなら、それこそノンフィクションやドキュメンタリーで伝えるべき事では?
「フィクション」なのでどうでもよいですが、この女性は5年後にまたDV糞野郎の影に怯える事になるわけで、これだと「じゃあやっぱり糞野郎は殺しておくのが正解なのか」となりませんか?
「フィクション」なので彼女はご都合展開に守られて揉み合いシーンから生還できましたが、それがなければ殺さない選択をした事により彼女は死んでましたよね?
結局何が伝えたかったのかよく分かりません。問題提起するだけで投げっ放しにする映画は嫌いです。その作品なりの答えが欲しいです。
どうせ「フィクション」なのですから、最後は犯人・夫両方ぶちのめしてくれた方が「DVは断固許さない」というスタンスが伝わり易かったのではないでしょうか
サスペンス部分については、「いつまでたっても姿も現さず、特に他の犠牲者も出てこない」、「登場人物が少ない」点から犯人は予想し易いです。
問題提起したいだけのフィクション映画なので、ストーリーはこんなものでしょう。
演技は良かったと思います
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