劇場公開日 2025年4月11日

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「勝負服、勝負下着」ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 勝負服、勝負下着

2025年4月14日
iPhoneアプリから投稿

一作目から四半世紀という長い時を経て、
このシリーズのファンにとって、
ブリジットだけでなく、
ダニエルやジュード、
そしてマークといったおなじみのキャラクターが再登場することは大きな喜びだ。

二作目三作目と彼らにはこの25年間で様々な出来事、
笑えるエピソードがたくさんあった。

同じように観客もまた、
人生の喜びや苦しみを経験してきたのかもしれない。

そんな観客とブリジットたちの共鳴を巧みに描き出しているが、
正直、同じようなネタを繰り返している感は否めない。

しかしその繰り返しも、
まるで古い日記のページを繰り返しめくるような感覚で、
過去のシリーズでの愛されキャラ要素を再現している。

シースルーの勝負服、デカパン、スケスケ下着、
木登りとハシゴの下からのローアングル、
といったユーモラスなエピソードが散りばめられ、
懐かしさを呼び起こす。

唄って踊るシーンの繰り返しも、
ブリジットの飾らないナチュラルな魅力は磨きがかかってきている、
その証拠に28歳いや29歳のボーイフレンド・・・

これらのシーンは単なるZ世代のかっこいい男のサービスシーンに留まらず、
彼女の人間らしさや成長を象徴するものとして機能させている、
と解釈するのは無理があるか、いやないだろう、いやあるか・・

そして、
「ModernLove」
からの、
「Should I Stay or Should I Go」

そしてHappy New Yearへとつながる選曲も、
ブリジットの心情や物語の転換点を効果的に表現している。

これらの楽曲は、観客に感情移入を促し、
映画全体の雰囲気を高める役割も果たしている。

ヒュー・グラントのセリフ回し、言葉そのもの、
英国英語が低音も増して、
ダニエル派のひとたちにとっては魅力度が増してるのかも。

エンゾもなかなかのいいキャラだ。

蛇足軒妖瀬布
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