「【"人は失ったものと一緒に先に進む。”今作は愛する夫を失ったブリジットが、喪失感から脱しようと頑張る姿と、夫の忘れ形見の息子が学芸会で母を思いボーイソプラノで歌う姿が、沁みる作品です。】」ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"人は失ったものと一緒に先に進む。”今作は愛する夫を失ったブリジットが、喪失感から脱しようと頑張る姿と、夫の忘れ形見の息子が学芸会で母を思いボーイソプラノで歌う姿が、沁みる作品です。】
ー 最初に記すが、私はコリン・ファースのファンである。故に、今作で想い出シーンではあるが、コリン・ファースが頻繁に登場してくれたのは、嬉しかったなあ。-
・序盤は、ブリジット・ジョーンズ(レネー・ゼルウィガー)は幼い子供達の面倒見と、喪失感とでバタバタしているし、何だか疲れているみたいである。怒られそうだがオバサンみたいなのである。
・だが、アーラ不思議、タイトルロールが出たタイミングで、大音量でデヴィッド・ボウイの”モダン・ラブ”が流れ、木登りしていたビリーとメイベルが降りられなくなった時に、颯爽と現れたロクスター(レオ・ウッドール)がササっと二人を助け、木にへばりついていたブリジットを降ろして上げてから、彼女はドンドンチャーミングになって行くのである。レネー・ゼルウィガーさん、ヤッパリ凄いな。
・そして、自然な流れで二人は結ばれると、周囲の友人達から”貴女、セックスした?”と次々に聴かれる姿も可笑しい。分かり易いなあ。
・けれども、ブリジットはヤッパリ、マーク・ダーシー(コリン・ファース)が忘れられないんだよねえ。そりゃあ、そうだよね。彼はビリーとメイベルのお父さんでもあるのだから。
■このシリーズが人気なのは、ヤッパリ、ブリジット・ジョーンズの少しドジだけれども愛らしい人柄だと思うんだよねえ。でなければ、あんなに沢山の友達は居ないでしょう。
そして、ブリジットの心の声が随所で流れる作品構成も良いのだなあ。
ロクスターが”タイムマシーンが有れば・・”と言ってしまった時に。ブリジットは”そうよねえ・・。”と心の中で呟くのである。
・今作も面白いシーンは沢山有って、ブリジットが唇に変なリップ?を塗っちゃって、腫れあがるシーンは、産婦人科のDrローリングス(エマ・トンプソン)も笑いながら言っていた”私が見るのは唇じゃないのよ。”には、笑ったなあ。
・で、ヤッパリ、ロクスターは、ブリジットの前から去るのだけれども、彼女はビリーとメイベルと三人でベッドで寝て幸せを感じるのである。
そして、彼女のもう一人の想い人ダニエル(ヒュー・グラント)が、心臓に違和感を感じ病院に入院した時に珍しく弱気になって
”こんな時に、親族がいないって。自分の人生は何だったのかと思うよ・・”
と言うシーンも、少し考えさせられたなあ。
・そして、校門の前でいっつも笛をピピーと吹いているキビシイけれども、子供を良く観ているビリーの担任ウォーラカー(キウェテル・イジョフォー)から”ビリーは成績は問題ない。けれども、心に悩みを抱えている。”と告げられ、ブリジットは、ビリーが幼い時に父マーク・ダーシーを失った喪失感を自分と同じように持っている事に気付くのである。
そんな、ウォーラカーに好意を持って行くブリジット。二人は第一作の印象的なシーンの様に、雪の中でキスをするのである。
<そして、パーティーが開かれ、皆楽しそうである。ダニエルのイケメンのイタリア人とのハーフの息子も来てたしね。
何よりも、カーテンの所で、微笑んでいたマーク・ダーシーとブリジットの眼が合うシーンが良かったな。
今作は、愛する夫を失ったブリジットが、喪失感から脱しようと頑張る姿と、夫の忘れ形見の息子が、学芸会で母を思いボーイソプラノで歌う姿が沁みる作品なのです。>
■あと、今作でロクスターと、ウォーラカーがガバット、服を脱いで上半身を見せるとブリジットを含め、女性達が”おおっつ”となるシーンがあるのだが、ヤッパリ上半身はムキムキなのが良いのかな。鍛えなくっちゃ!
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。