「マイ・フェーバリット・くまちゃん」パディントン 消えた黄金郷の秘密 あんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
マイ・フェーバリット・くまちゃん
クマのキャラクターは数々あれど、パディントンが一番好きだ。マイケル・ボンドの原作本(日本では福音館書店刊)と、ぬいぐるみなどキャラクター商品のタッチはかなり異なるが、実写映画シリーズはぬいぐるみのイメージを踏襲している。赤い帽子に青のダッフルコート、丸い目玉、洗って乾かすともしゃもしゃになる体毛、耳垢、鼻くそだらけの小汚いところも含めて、とてもとても可愛い。
礼儀正しく必ず帽子を取って挨拶する(頭にはたいていサンドイッチか鳩が乗っている)が、お茶はポットからラッパ飲みするワイルドなところもある、紐には必ず絡まり、機械は必ず壊す、そんなところも大好きである。
好き過ぎてパディントン駅にまで昔、行ったこともある。映画第一作「パディントン」は2014年の公開だったがそれより前。銅像はまだなかったような気はするがあの印象的なガラス屋根は実見した。
3作目となるこのシリーズだが、ほぼロンドンが舞台だった前2作は、仕掛け絵本っぽい感じと、よく言えばスチームパンクっぽい感じが楽しかった。例えば1作目の王立地図探検者協会の資料システム。端末から入力はするが出力はエアシューターで紙ベースで出てくる。本作でもペルーの遺跡で壁が開くのに自販機のようにコインを入れたりする場面がある。(しかも最初はコインが戻ってきたりする)
ブラウン家の人々はもちろんご近所の皆さん、悪役まで、実に楽しそうに出演していてこちらもうれしくなってくる。端役に至るまでそうで、例えば、1作目で探険者協会にパディントンと女装したブラウン氏が潜入した時、ブラウン氏と絡んだ警備員役の役者さん(2にも警備員役で登場)が、今回はペルー行き飛行機(プロペラです)のスチュワードとして出演していたりする。2作目の悪役の人もカメオ出演する。(ブルーベリーパイを作る大物俳優です)
それだけにブラウン夫人役が今回、サリー・ホーキンスから交代してしまったのが残念。
共感&コメント
ありがとうございます。
本物のパディントン好き、ですね。
ロンドンのパディントン駅まで行かれて、
それも映画の以前なのですね。凄い。
〉ひもは必ず絡まり、
〉機械は必ず壊す、
そこですよねー。
そう言うところが本当に可愛いです。
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