アルドノア・ゼロ（Re+）のレビュー・感想・評価

10年ぶりの新作ということでとても楽しみにしていました。上映館が少なく、電車で時間をかけて見に行きました。
たしかにストーリーは駆け足で、アニメ未視聴の初見で理解するのは難しいです。何せまとめた内容はアニメ2クール分ですから。しかし、今回の映画はこの10年でアルドノア・ゼロが獲得したファンに向けての製作陣からの壮大なファンサービスとして受けとるなら充分楽しめる作品になっているのではないでしょうか。そのためにアニメ再放送など、布石を打っていたようにも思えます。
もし、初めての人にすすめるならアニメを見て！と言いたいです。きっとラストの受け取り方が何倍も違うと思うので。

やはり、伊奈帆の冷静な性格がカッコいい！アニプレックス初のロボットアニメ最高！伊奈帆のオレンジ色のスレイプニールの戦闘シーンが最高！ストーリー・キャラ・戦闘シーンが圧巻です。後日談もアルドノアらしいので鑑賞してよかった！Blu-rayも予約してます！！

テンボよく、BGMに舞い躍りながら、聖戦に立ち向かっていく。後半の雨の対局シーンが沁みてくる。しかし、余りにストーリー展開が急すぎて、厳しいかな。

TVシリーズが好き過ぎるので辛口のなってしまいますが、、、、
総集編部分はこんなものです。2クールアニメを2時間弱にブチ込む訳ですから、上手く編集できていますね、としか言えません。象徴的なシーンは網羅されていたか、と。

追加エピソードの「雨の断章」は、、、私にとっては完全に蛇足でしたね。
元々、スレインが助かる、というエンディングは難易度が高い結末だと思っていました。
スレインは戦争を拡大させた上に、共に最後まで闘い散った、バルークルス伯、ハークライト、スレイギス隊の残党、身を引いたレムリナ姫、彼らの想いを受けながらも、情けのより言わば「生き恥」を晒した訳です。

アセイラムは火星と地球のため私人としての幸せを捨て、界塚伊奈帆はアセイラムへの想いと、片目と、軍人としてのキャリアを捨て、レムリナはおそらく幽閉され、皆が苦しみを背負った訳で、その想いを背負い死んでいくことも赦されないのがスレイン、で良かったのでは？あのシャアですら、TV版では死んでいったのです。

それにしても、エデルリッゾがなんか普通の貴族になって「花嫁が、、、」ってのが、一番の解釈違いです！エデルリッゾはガンダムでいうカツ・レツ・キッカなポジションで、次の世代の象徴であって欲しかった。TV版のラストで髪をおろした姿が、彼女の自由な未来を想像させて、すごく印象的だったのに〜。

まあ、作品を創るのは自由だし、解釈はそれぞれなので、これはこれで、コミケで買った同人誌、と考えればよく出来ているかも、とは思いますが、、、、
もちろん作品ファンとしては劇場に行くし、円盤も買うけどね、、、、

その当時の制作パワー全開すごいです
総集編としては、ガンダム の富野さんを超えるでき
映画館の大画面にも耐える作画
キャラがどうのメカがどうのといわれているが
この世界観がアルドノワなわけで
そんなに大きな小屋じゃないけど50パー入りで
結構ファンまだあるなぁだて思いました
この当時の作品群は皆ヨイ