スーパーマンのレビュー・感想・評価
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スーパーマンも1人の人間だったって話
クリストファーリーブのスーパーマンの第1作のリメイクを現代風にアレンジした感じっぽい。
まあ考えてみたら当たり前かも知れないがスーパーマンは赤ん坊の頃に地球に来て地球人の両親に育てられた。圧倒的なパワーや超能力があっても思考と言うか心は地球人だ。育てられた環境が大きくその後に影響を与える。田舎の農場で良き両親に育てられたスーパーマンは異星人ではあるが普通に人や正義を愛する人間として育った。そして普通の人間と同じ様に苦悩し迷い自分を失いそうになる。そして原点に立ち戻り復活する。そんな感じの話。
予告編やCMでも出ているけどスーパードックも出てくるし、スーパーマン以外にも超人が何人か出てくる。地球上にはスーパーマン以外にも地球人の超人が普通に活躍している世界。
そんな中でもスーパーマンは特に人気だが、それ故に批判の対象にもなっている。彼の活躍にも応援もあれば批判もあり上手く行かない事に悩む。
そんな中、突如現れたロボットにコテンパンに負けてしまいスーパードックに助けられて例の秘密基地で治療。
そのロボットは彼が他国間の紛争に個人的に介入し恨みを持つものからの報復だった。
彼は米国の意向や国防省に相談する事なく政治介入した事により世論も分裂。米国代表でも無いのに勝手に多国間紛争に足を突っ込んでどうするつもりなのか?米国の立場や国益は?勝手な事するな!から侵略行為を止めて人々の命を救ってくれて良くやったまで紛糾。SNSもある時代だからフェイクニュースや異星人に対するヘイトなど自分の考える正義、米国の正義、人々の考える正義に悩まされてしまうのだった。更に追い討ちをかける様に悪の天才科学者レックスルーサーが打倒スーパーマンに追い討ちを掛けるのだった。
果たしてスーパーマンはどうなってしまうのか?
ルーサーの野望とは何か?何故スーパーマンを執拗に攻撃するのか?
そして新しく出てくるスーパードックや超人達は敵か?味方か?
侵略戦争やSNSの誹謗中傷など現代的な問題点もふんだんに盛り込んだ作品と言うのは正義と言うテーマを考える上で良いですね。
ヒーロー映画ファンとして僭越ながら
なぜDCはここまで映画を作るのが下手なのかとひしひしと感じながら見ていた。
本国アメリカでの認知度が高すぎるからエピソード0を描くのを諦めているのだろうか。
ワンダーウーマンシリーズは面白く、ジャスティス・リーグもアベンジャーズのように盛り上がってくれるかと期待していたが、フラッシュを最後に中途半端な形で終わってしまった。
本作スーパーマンには、新時代のジャスティス・リーグに向けて頑張って欲しい気持ちであったが、なぜ生い立ちやレックスとの関係性を描くことなく戦い始めてしまったのか。
スーパーマンってこういう能力だよね!みんな知ってるよね!と言わんばかりの描写が多く、まったくヒーロー映画を見ない層にはとても勧めにくい作品になっている。
最初の5分10分の尺でいいので、なぜ地球にきてどんな幼少期を過ごし、数々の人助けをして民衆からの信頼を得て、レックスからは敵対視されるという描写があれば幅広い層に勧められる作品になっていただろう。
今後の作品展開もあるだろうが、この間口の狭さでは10年以内にまた作品群を作り直さなければならなくなると私は危惧している。
この作品は言うならばスーパーマン2か3くらいの感覚になる作品で、とても惜しいと感じた。
ここ数年のマーベル、DC合わせたアメコミ映画の中で会心の出来 昨今...
スーパーマンも1人の人間、迷いながら正解を探す。
信念も砕かれ、親身もボロボロであった1人の男が仲間と共に立ち上がる物語。スーパーマンも1人の人間で、迷って、自分の良心に従って正解を探している。生みの親からの伝言が侵略であっても、彼は人々を救うことを選んだ。
題目はスーパーマンであるが、終始敵を圧倒しているような描写はなく、苦闘している印象だった。ただ、それがたまらなくかっこよかった。あとクリプトがずっと可愛い。私は今年だったら1番あげたいくらい刺さりました。
やっぱり市民の声でかけつけるヒーローは最高です。
空だって飛べる
またまたリーブトなアメコミ。スーパーマンをジェームズ・ガン監督が⁉️ガーディアンシリーズにスーパー❗️スクワッドが好きなのて期待したら…。
めちゃくちゃ面白い❗️
人間味ありまくるスーパーマンに敵はレックス・ルーサー❗️
反トランプなガン監督だからか現実味もあり、邪悪で天才なイーロン・マスクを思わせるヴィランに❗️
パレスチナ人虐殺にも現実では…。
グリーンランタンは映画で見たぐらいだけど、そう言えばいたなー
ワンチャンが大活躍にスーパーマン以外にもデイリープラネットの仲間や宇宙人❓も協力し大団円❗️
次回作も楽しみ❗️
ガンのスーパーマン!以上!いや、犬映画でもあるか。
楽しかったー!久々に映画自体が良過ぎて泣けたわ。この世界にスーパーマンいたら速攻であそこやあそこのゴタゴタをバーンと終わらさせてくれるんだろなー。現実世界がスーパーマンを、スーパヒーローを求めてる。というか、そんなフィクションの中のチートキャラくらいしか、現実のクソッタレな状況を変えられないという、詰み気味の世界にいる我々。映画は最高だったのにそんなゲンジツがノイズになり心の底から最高を享受できた無かったわ。映画の中では予想してた展開と違いましたが、気持ち良くジェノサイドをぶち壊してくれてましたね。中指立てて戦車をひっくり返すとか、最高かよ。それから、わんちゃん!笑 ばか犬!笑 最高過ぎて泣けたわ。やっぱり良いぞ!ジェームズガン!アンタはやっぱり最高だ!
追記
もう一度観たい衝動は御し難く、また、チケットを取ろうとスケジュールを見ると...。国民的アニメ鬼退治物語が始まって映画館の巨大スクリーンは占拠。IMAXが埋め尽くされてるー😭面白いし、好きだよ。何なら観に行くよ。でも、せめて半分くらいはスーパーマンに譲ってくださいよー。鬼退治も大事だけども、今の世の中、ヒーローが必要でしょう。頼みますよー。皆んな、スーパーマンをもっと推してこうぜ。多分、速攻で押し出されますけど。いや、もう押し出され切ってるか😭隙間に入ったスーパーマンを観るしかないっすね。
移民のスーパーマンと排外主義の市民たち
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』といった傑作を連発するジェームズ・ガン監督の最新作だと思って鑑賞したため、期待値を上げすぎてしまったかもしれない。
正直なところ、十分面白かったが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』に比べると、そこまでではなかった。
説教くさいのは気になった。
個人的には、この映画が提示するメッセージは当然のことばかりで新鮮味はなかったものの、今の社会を見れば、理解できていない人も多いだろうから、映画の中でわざわざ語る価値はあると思う。
世界中で注目される「スーパーマン」というメジャータイトルの中にそれらのメッセージを組み込もうとするのが凄いと思った。
この映画は簡単に言えば、強き者のあるべき姿を描いた作品だと感じた。
富裕層が自己中心的になり富を独占した結果、世界の総資産の半分を上位1%の超富裕層が占め、貧困に苦しむ人が後を絶たない現代社会において、非常に重要なメッセージを投げかけていると思う。
そもそもスーパーマンはなぜ人助けをするのか?
それは幼い頃から親にそう言い聞かせられてきたから。
ここから、幼少期の親の育て方が子どもの人格形成に極めて重要であることがわかる。
しかし、映画の途中で、スーパーマンが親からのメッセージを誤解していたことが判明する。
もし最初から親のメッセージを正確に理解していたら、全く逆の人格になっていたかもしれない。
それでも、大人になってその真意を知ったスーパーマンは、そのメッセージを受け入れることを拒否。
この映画の中のセリフで「親が子どもに与えるべきは目的ではなく手段」というものが出てくる。
世の中には子どもの将来像を勝手に決めつけてしまう親も少なくないように感じる。
親がやるべきことは、子どもに多くの経験をさせ、得意なものを見つけさせ、大人になったときに子どもが自ら選択する道を尊重することだと自分は考えているので、今作のこの描かれ方には納得。
スーパーマンが実は「移民」であるという視点も非常に重要。
ガザ地区を思わせる場所への攻撃に抵抗するスーパーマンに対し、それが不都合なIT長者がSNS上で大量のネガティブキャンペーンを展開し、排外主義に陥った市民たちがスーパーマンを追い出そうとする構図は、現代社会の排外主義に通じるものがあり、非常に現実味を帯びていた。
今まさに参議院選挙の選挙活動が行われているが、まるでそっくりで困る。
スーパーマンが本作の諸悪の根源に向かって最後に言い放つごく短い言葉が、排外主義に対する的確な反論になっていて、監督のメッセージ性を強く感じた。
本作の敵はスーパーマンより強いということが名前で分かりやすく表現されていたが、日本人にはお馴染みすぎる名前でそれがどこか滑稽だった。
スーパーマンの戦い方が完璧に分析されていて、どんな攻撃にも最善の行動ができるという戦闘スタイルは、まるで将棋AIを見ているようだった。
SNSにスーパーマンへのアンチコメントを大量の猿が一斉に書き込みしている場面は、「自民党ネットサポーターズクラブ」を彷彿。
スーパーマン以外のヒーローが複数同時に出てきた時は、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が頭をよぎり、勝手にすぐにやられてしまうものだと決めつけてしまった。
夜、マンションの一室でクラーク・ケントとロイス・レインが見つめ合う中、ガラス張りの窓の外では巨大生物とヒーローたちが戦っていて、それがこの世界の日常なんだなと感じつつ、巨大ハンマーのようなもので敵をぴょこぴょこ叩いているのが滑稽で、思わず笑ってしまった。
スーパーマンが弱点であるクリプトナイトによって絶体絶命のピンチを迎え、「これはどうすることもできないのでは?」と思って観ていたが、あまりに素敵な解決方法に思わず落涙してしまった。
命の危機にある人々がスーパーマンに助けを呼ぶが、スーパーマン自身は他の使命があるため現場に急行できず、代わりに他のヒーローたちが救いにいく場面。
最初は「スーパーマンが呼ばれているのに本人が助けに行かなくていいのか?」なんて思ったが、よくよく考えてみれば、困っている人がいれば誰が助けたっていいわけで、「目の前に困っている人がいたら四の五の言わずさっさと動け」というメッセージに感じられた。
こんな弱いスーパーマンて
いきなり、人間の作った機械に負けて始まるスーパーマンて一体どこが「スーパー」なのか?
結局エレメントの前では手も足もでなかった。
にしても、エレメントは自分で子供助けられたんじゃない?
悪役がもう少し重みのある人ならなぁ
クリストファー・リーブのスーパーマンの印象が強く、その後、制作された映画に関して物足りなかったのですが、今回は結構見ごたえがありましたね。今のアメリカを中心とする国際情勢を反映した感じのストーリーとか、スーパーマンが怪物と戦っているのに、すぐそばでスマホでの撮影をやめない野次馬とか、スーパーマン自体は非現実なことですが、彼が活躍する環境に、現状を皮肉っている感じがありますね。一番笑ったのは、レックス・ルーサーの指示で嘘の情報を拡散しているのがサルという設定。
スーパーマンは赤ん坊の時に隕石に乗ってやってきて、そのまま地球で育った訳ですけど、それを正式な手続きをとっていない不法移民みたいな見方をしているのが、興味深かったですね。悪役が、世の中のため、みたいなことを言って、結局自身の金儲けが目的だとかも。
クリストファー・リーブのスーパーマンの時のレックス・ルーサーは、ジーン・ハックマン。今回のは四千頭身の都築みたいな感じで、彼がレックス・ルーサーだと認識するまで、少し時間がかかりました。もう少し、重みのある人の方がよかったかな。
映画館の横の壁にも投影されるScreenXで見たんですが、映画館の正面のスクリーンがシネスコサイズなのに、作品の画面がビスタサイズだったために、正面スクリーンの映像と、左右の映像が一体化されておらず、それが残念でした。
正義と真実のため日夜戦い続けるスーパーマン
7月15日(火)
金曜日から「鬼滅の刃」が始まると、新宿などは1日40回回し!になるらしい。当然、他作品の上映は削られ、IMAX上映ももろに影響を受ける。
IMAX上映をやっているうちにユナイテッドシネマ浦和で「スーパーマン」をIMAXで。
小学生の頃、モノクロのTVシリーズ「スーパーマン」を見ていた。そのオープニングは、
弾(たま)よりも早く、
力は機関車よりも強く、
高いビルディングもひとっ飛び、
「鳥だ!」「ロケットよ!」「スーパーマン!」
そうですスーパーマンです。
彼はクラーク・ケントと名乗り、
デイリー・プラネットの記者として正義と真実のため日夜戦い続けているのです。
元は飛行機のようだが、日本語ではより速いイメージのロケットになっていた。
白黒のテレビでいつも見ていた。途中からカラー化されたようだが、我が家のテレビは白黒のままだった。
6年間スーパーマンを演じたジョージ・リーヴスは、スーパーマンのイメージが強すぎて他の役のオファーがなく、45歳で銃で自死してしまった。
そして1978年に映画化されたのがクリストファー・リーヴ版の「スーパーマン」である。そして2013年の「マン・オブ・スティール」となる。(「スーパーマン リターンズ」は未見)
そういうステップを踏んで「スーパーマン」を観て来たものとしては、
・クラーク・ケントがスーパーマンの記事を独占的に書いている?
・ロイス・レーンがクラーク・ケントはスーパーマンである事を知っている。
・他の超人が多数登場する。
・訳の判らない怪獣が出て来る。
等々が納得がいかない。
ジェームズ・ガンは、ウルトラマンや怪獣が大好きらしいが、この出し方はないだろう。
説明を省いて、戦いに敗れた3分後から始まるので、初めてスーパーマンを見た観客には判るのかな?クリプトナイトなんて意味不明では?
スティッチみたいな生き物を放したら、いつの間にか巨大化してるし、あのウルトラマンはなんだ?
他の超人たちに依存しているスーパーマンっていうのも何だかなぁ。
良かったのは、犬のクリプト。1984年のヘレン・スレイター版「スーパーガール」に犬が出ていたかは忘れたが、新作には登場するようだ。
このクリプト、ジェームズ・ガンの愛犬オズ(小津安二郎から取った)をモデルにCG合成したようで、毛色は違うが動きはトレースされているとの事。
全米公開興収第1位で大ヒットしているようなのでシリーズ化されるのだろうが、スーパーマンが単独で正義と真実のために戦う物語を見せて欲しいものだ。
またメインテーマはジョン・ウイリアムスでお願いします。
エンタメとして星4 話は星3
友達や恋人と観に行くのにちょうどいい映画。
悪と正義が分かりやすく、ドンパチの見せ場もあり、エログロもなく深刻過ぎずハッピーエンド。
Tの人が作中で唯一落ち着いた人で好きだった。超人3人グループはキャラ立ちしてて面白い。
本当はスーパーマンにフォーカスして、次の作品あたりでワチャワチャやって欲しかったけど、この監督は1人の人間の苦悩や孤独、正義の在り方をしっかり書く力量はあまりなさそう。
大人数出さないと話をもっていけないんだと思う。
でかい怪獣は明らかにウルトラマンから出してきたみたいで、戦闘は面白かったけど、日本の映画がパクられた感が強くてちょっと引っかかった。
ワルモンの彼女は自撮り好きの典型的なブロンドバカ女にされていて、ここまできたらバカなフリしたスパイにすれば良かったかんじがする。
ワルモノが最後に涙するのは疑問が残った。今までの性格と一致しない。
というか、悪の天才科学者のキャラをもっと練ったほうがいい。頭が良い設定なんだから、自分なりの科学の正義としての軸があるはず。
人気者に嫉妬するだけの動機だと天才なのにバカっぽくてしっくりこない。承認欲求が強い恋人のバカ女と大差ない。
全体的に登場人物が一面的過ぎるかも。もっと人間って複雑なはず。
腕力ではなく頭脳をつかうのだ、という決めゼリフで犬を使ってピンチを脱するのは、ウーン、薄い!笑
それは頭脳戦?というものではないのでは…
それから最後に従兄弟のスーパーガール出してくるのはありえんと思った。
物語の主軸である、圧倒的孤独感の上で善性を貫くというスーパーマンのキャラクターが台無しではないですか?!
スーパーガール出すなら、スーパーマンはいとこの存在を知らず、初めて会ったというふうにしないと変だろ。
色々引っかかる点が多くてグダグダ書いたけど、エンタメとしては十分楽しかったので見て良かった。
戦闘シーンは迫力あるし、主人公がイケメン黒髪の筋肉男でかっこいい。素直で善性な主人公は魅力的だった。(最近の皮肉系主人公は疲れる)
ノーランの「バットマン」のように建て直してくれるのか。
SFドタバタ感動アクション群像劇の天才
ジェームズ・ガン監督を起用。
面白さは約束されてるが
ちゃんと“スーパーマン”なのか?
marvel的な事をやりたくても
個々の作品は面白くても
それを“DC作品”としての展開がイマイチなDC
せっかくノーランが
最高のバットマン3部作をとっても
その後にベンが演じたり
赤い「ザ」だったり。
そんな事してっから
「フラッシュ」で止まってしまった。
そんな解毒剤的作品として
スーパーマンをガン監督で!!!
そして今作は!といえば!!
ずっと没頭!
ずっとワクワク🎵
これだけ無敵なのに
力より頭脳、そして愛。そして愛犬(ワン)
1人でも誰とでも最高に楽しいく空を飛べる
エンタメ映画の傑作と言っていい。
やっぱ凄えよ。ガン監督。
「グリーン・ランタン」(ライアンのね!)の失敗まで
ちゃんと消してくれたよ!
スーパーマン2
他とのコラボ など
上手く転がして下さいー\(´ω`)/
※ガヤに問題あり過ぎて本編の感想ほとんど無し
監督のノリと版権が合ってなかったかなぁ
この人の作品って雑な部分をノリで押し切るイメージだったけど、今回もそれを踏襲。
ガーディアンオブの時はそれで正解だったんだけど、スーパーマンだとちょっとズレてたかなぁと。
確かにスーパーマンを別の視点から見たメッセージ性も面白いんだけど、如何せんガーディアンオブほどの尺も勢いもなくて、雑さが表面に浮いてきてしまった感じ。
良かった点は相変わらずキャラの見せ方が上手いところ。
出番の長短関わらず、他作品キャラまで生き生きしている。
特にルーサーの描き方は本当に上手くて過去一人間臭くて魅力的。
見る前はルーサーとスーパーマンの戦いなんて今更と思っていたけれど、見た後にもっとルーサーとスーパーマンの対比に焦点を置いてくれればなぁと感じたくらい。
楽しめました
面白かったです
梅干し食べて、スッパマン‼
字幕版を観た1週間後に、吹替版を観た(「鬼滅の刃」があまりにも混雑しているので、やや消極的選択)。
アメリカ映画は、良くも悪くもその時代のアメリカを映そうとする。
遠く離れた日本から見ると、現在のトランプ時代のアメリカとは他者(外国人)を排除し、フェイク情報に粉飾された時代と言える。しかしそれは今の日本も似たような姿をしている(先の参議院選挙はそれを暗示していないか?)。
他国の紛争に積極的に出向くスーパーマンの姿は、現実のアメリカ・ファーストに異義申し立てしているということか。
フェイク情報に惑わされてスーパーマンを非難する民衆の姿こそ現実のアメリカだと監督(兼脚本)は言っているのだろう。
本作でのスーパーマンは異星人というよりも外国人という目線で描かれており、それは現実とのリンクを目指す制作陣の意図する所だろう。
ジョン・フォードの時代から多くのアメリカ映画は故郷(ホーム)に帰ることを主題として描いて来た。冒頭で敗北したスーパーマンは愛犬クリプト(預かっていることは最後で分かる)に「Take me home」と告げる。しかしスーパーマンには帰るべき故郷(星)はない。一時的な基地に彼は戻り、傷ついた体を癒すのだ。
「人はアメリカ人に生まれるのではない。アメリカ人になるのだ。」
アメリカ映画が長らくかつ誇らしく描いて来たこの大原則が反故にされようとするこの時代に、ファンファーレが高らかに鳴って、スーパーマンは1人のアメリカ人として奮闘する。しかし今の彼には仲間がいる。決して孤軍奮闘ではない。連帯することで希望の光を見ようとしている。
本作を観る価値があるとすれば、現在の不寛容な時代を生きる我々にこそあると言える。
映画のなかで、スーパーマンの名前を口にしながら「S」マークの旗を立てんとする紛争地の少年らの姿がある。硫黄島の摺鉢山でのアメリカ国旗を立てる兵士の写真を意識した一場面だろうが、今の世界状況下ではアメリカは求められていないというメッセージなのだろう。
ここから余談。
不寛容といえば「イントレランス」だ。グリフィスの大作であり、サイレント映画時代を代表するこの作品。元々8時間に及ぶ超大作として予定され、やむを得ずカットして3時間にして公開されたという問題作。
不寛容さが跋扈するこの時代に是非こそ映画館で再び観たいと願う。久しぶりの再会にリリアン・ギッシュは微笑んでくれるだろうか。
犬の方が
ライトなヒーローに
これで良いのだと
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