「誰も死なせないという信念」スーパーマン アボカドかゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
誰も死なせないという信念
「スーパーマン」に関しては、何となくヒーローものの元祖と言うことと、給食の時間にかかっていたテーマ曲しか知らない状態で鑑賞しました。冒頭部分で、すごい犬の相棒がいる・太陽光で回復する・父母は異星人ということが分かり、何だか負けが込んでてあまりよろしくない状態だというのもわかります。彼女とすぐ口論になったり、そんなに心が強いわけでもなさそうです。演じている役者さんもナイーブで優し気な佇まいですが、見た目はでかくてマッチョなスーパーマンなので、ちぐはぐさも相まって何だか親しみがわきます。
最近の為政者のように「平和を維持するには多少の犠牲は必要だ」とは決して言わず、すべてを救おうとする姿は純粋に格好いいと思いました。超人だから叶うことではあるんだけど、志としてはないよりあったほうがきっと良い。
実の両親が、地球人とは相いれない目的を持っていた可能性が消せない所も物語に複雑さを添えている。助けた異星人が仲間になる展開はお約束だけどアツい。
崩れるビルから車で脱出する女性が後ろを振り返ったときに、粉塵の向こうに浮かび上がるスーパーマンのシルエットを見るシーンが好きです。
エンドロールの後にもオマケあり。
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