劇場公開日 2025年7月11日

「不意を突かれてラストシーンで目頭が熱く…確かに歳を取ると涙脆くなるよね!」スーパーマン ヘマさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0不意を突かれてラストシーンで目頭が熱く…確かに歳を取ると涙脆くなるよね!

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

全世界中の誰もが知っているあのスーパーヒーローが、今時代に帰って来たわけですよ。正義と悪の二項対立で語りづらいこの現代で、どのような描かれ方をするのか楽しみでもあり、最近ありがちな小難しい理屈を並べての、スーパーヒーローの絶対的な地位を貶める流れはゴメンだなーと思っていました。

まー予告でスーパーマンが拘束されて連行されているシーンを観ていたので、なんとなくそっちの流れになってしまうかなとは思っていましたけど。

人智を超えた力を持つ正義の存在である超人スーパーマン。しかしその正義の定義は誰が決めるの? 正義を実行するスーパーパワーは彼以外に誰が制御できるの? 本当に彼は正義の存在なの? 異星人だから本来の目的は地球侵略ではないの? といった、ある意味、「強大な力」を持つものの存在は、それに対抗する「強大な力」を持たない側から見れば、恐怖の対象にもなり得るという本質を突きつけていく。

その上で、今回の敵は、現代の象徴でもあるSNSのネガキャンを錦の御旗に、「強大な力」も使ってスーパーマンを追い詰めていく。頑張れ、スーパーマン。

さて、ヒーローの宿命として、街中の闘いで市民を巻き込んで死者が出たら興醒めなので、巨大怪獣が暴れようが、高層ビルがぶっ壊れようが、リベロ小川選手ばりにアクシデントを拾う様はカッコ良し。なんなら敵だろうと直接的な「死」を描写しないのは大事ですよね。

そして大団円となるエピローグ。オープニングシーンがあっての、このエンディングシーンは不意打ちでした。癒されて感涙です。

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ヘマ
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