「ヒーロー映画ファンとして僭越ながら」スーパーマン モモンガおじたんさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒーロー映画ファンとして僭越ながら
なぜDCはここまで映画を作るのが下手なのかとひしひしと感じながら見ていた。
本国アメリカでの認知度が高すぎるからエピソード0を描くのを諦めているのだろうか。
ワンダーウーマンシリーズは面白く、ジャスティス・リーグもアベンジャーズのように盛り上がってくれるかと期待していたが、フラッシュを最後に中途半端な形で終わってしまった。
本作スーパーマンには、新時代のジャスティス・リーグに向けて頑張って欲しい気持ちであったが、なぜ生い立ちやレックスとの関係性を描くことなく戦い始めてしまったのか。
スーパーマンってこういう能力だよね!みんな知ってるよね!と言わんばかりの描写が多く、まったくヒーロー映画を見ない層にはとても勧めにくい作品になっている。
最初の5分10分の尺でいいので、なぜ地球にきてどんな幼少期を過ごし、数々の人助けをして民衆からの信頼を得て、レックスからは敵対視されるという描写があれば幅広い層に勧められる作品になっていただろう。
今後の作品展開もあるだろうが、この間口の狭さでは10年以内にまた作品群を作り直さなければならなくなると私は危惧している。
この作品は言うならばスーパーマン2か3くらいの感覚になる作品で、とても惜しいと感じた。
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