「バランスに腐心したのがめっちゃ伝わってくる」スーパーマン 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
バランスに腐心したのがめっちゃ伝わってくる
アメコミヒーローものが(主にライバルであるマーベルのおかげで)エンタメ映画の一大ジャンルになって久しく、今やヒーロー疲れという言葉すら語り尽くされ感が出てきた今日この頃、そんなタイミングで新しくかつ超古いヒーローを出すバランスの難しさたるや、想像するだけで肝が冷えます。
ましてや、ユニバース展開やらなんやら、あれこれ目配せも必要になってしまった昨今…
マイナーヒーローなら単独作品として切り離すこともできましょうが、ユニバースの中心人物となればそうもいかず。
そんな本作、やはりというか、良くも悪くもヒーローものとして「普通に」面白い作品ではありました。
目に余る難点は一部のキャラや設定が説明不足なことと、スーパー犬・クリプトがわりと本気でウザいこと笑くらいで、DCにはあまり詳しくないわたくしも無難に楽しめました。
敵たるレックス・ルーサーも魅力充分。(というか、あまりに多方面に凄すぎてもはやルーサーの方が超人)
ただ、あくまで「普通」レベルなんですよねぇ…
ヒーローものとして最高の何かがあったかというと…
まぁ、新たな展開の滑り出しとしては大正解なのは間違いないので、今後に期待!
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