「DCやスーパーマンに馴染みのない層は見てはいけない」スーパーマン ひぐまさんさんの映画レビュー(感想・評価)
DCやスーパーマンに馴染みのない層は見てはいけない
初日に見に行っていたのだが、DCコミックやその映像化作品にはとんと関心のない層にとっては苦痛でしかなかった。
前段がまるで描かれていないし、そもそも前段があるのか否かもわからない。あの「電送動画」の後半がフェイクであるのか否かもわからない。そもそもヒーローが正体を明かしている状態であるのも馴染まない。ケントの姿である時間も極めて短い。最初の怪獣が暴れているシーンもバリバリのCGだし(しかも古臭い)。スーパーマンの飛行カットもう少しうまく撮ってほしかった。
他にも軽く数ダースにおよぶ「?」が満載の作品だった。ある意味では凄い。
CGに頼らないノーランが撮った「ダークナイト」と違って、こちらはすっかり置いてきぼりにされたような作品であり、星半分というのは単純に「つまなかった」という意味ではない。そんなことを論じる以前にこちらがまったく相手にされていなかったことに気がついたから仕方がなく付けたに過ぎない。
ゆえに、ターゲット層と言える熱狂的なDC信者は満点を続出させるだろう。それは全然構わない。
こちらはもうDC作品は見に行かないことに決めた。見に行って本当に済まないと思っている。ごめんなさい。
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