「バカ犬映画、最高」スーパーマン コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
バカ犬映画、最高
犬のクリプト、最高!
DCの漫画でも、スーパードック・クリプトはスーパーマンや従姉妹のスーパーガールの相棒(飼い犬)として出てきましたが、漫画の大型犬レトリバー系から、小型犬テリア系に変更。
ああ、かわいいよー、かわいいよー
小型ドローンを見れば、じゃれついてぶち壊すバカ犬っぷりが最高にかわいい。
うちの犬が、ロープ系の玩具を目にした時の反応とほぼ一緒。
クリプトを見るために、あと2~3回観てもいい。
正直、スーパーマンはどうでもい(ry
いや、どうでもよくないか。
超ハイテンションのハイテンポバトル展開で、見応えたっぷり。
というか、スピーディーな展開だけで、あまりキャラが葛藤したりしない(悩んでも数分)で、恋愛や親子の情などステレオタイプな表層の感情をきっかけに、ノリと勢いで事態に成り行きでぶつかるこの軽い感じ。
間違いなく、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のジェームズ・ガン監督。
物語展開とキャラ造詣は今風。
レックス・ルーサーが、金儲けと自己承認欲求と他人への妬み僻みに凝り固まった差別主義者に見えるように描かれていて、なんとなくイーロン・マスクとトランプを合体させたような存在で、対してスーパーマンは、能力の高い移民みたいな。
生まれや育ち、人種や親・国の価値観ではなく、
「何のために生まれて、何をして生きるのか」
「超人だって、間違えることもあるが、悩み苦しみながら、より良い世界になるよう世界の一員として足掻く1人の人間なんだ」
というテーマで……
あれ?
今年の『映画それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』と、ほとんど中身は同じ????
(あと、地球育ちのサイヤ人的でもあり、『ドラゴンボール』の孫悟空の影響もチラッと感じたり)
ところで、あのジョン・ウィリアムズのテーマ曲を、アレンジというよりかは、本歌取みたいに取り込んだ音楽が少し苛ついたことには触れておきたい。
困ったところ(=盛り上げたいorしんみりさせたいシーン)はウィリアムズだより、他の場面の音楽が何の印象もなく弱い。
主張するところと、抑えるところのメリハリがなくて、劇伴としての効能が弱く感じちゃいました。
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