「バカバカしい作品をシッカリ撮り切る事こそアメリカ映画の底力」サスカッチ・サンセット La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
バカバカしい作品をシッカリ撮り切る事こそアメリカ映画の底力
ヒマラヤの雪男と並ぶ有名UMA(未確認生物)であり、アメリカ北部の森林に生息すると言われるビッグフット家族の四季を追った物語です。食う・寝る・やるだけの生活が台詞は一切なく唸り声だけで描かれます。でも、子供を可愛がり、死者を悼む彼らの精神世界が少しずつ伝わって来ます。とはいえ、やはりバカバカしい映画で、それが魅力でもあります。
傑作!とは思いませんが、「アメリカ映画界は凄いなぁ」と感じっ放しでした。こんな作品、日本ならば企画会議にすら上らないでしょう。でも、予算が付いて、名だたるプロデューサー・俳優が配され、情感溢れる音楽も響かせてこんなバカな映画をしっかり撮り上げているのです。こんな作品がある事が映画文化の豊かさの証なんです。
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