劇場公開日 2025年6月13日

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フロントラインのレビュー・感想・評価

全569件中、101~120件目を表示

3.5医療ボランティアの組織なんてあるんだ

2025年7月20日
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鑑賞方法:映画館

5年ほど前の新型コロナウイルス発祥時のお話。予告編に出てきた豪華客船ダイヤモンド・プリンセス。自分としてはニュースで見てた船で、実際にはどんな事になっていたのかは知らなかった。あら、日本にはウイルス対応を専門とする組織はないのね。でも災害医療を専門とした組織「DMAT」なんてのがあったんだ。それ事実なの?元々知らないから、ちょっとモヤッ!小栗旬演じる結城が「DMAT」の指揮官で、周囲と打ち合わせを繰り返すんだけど、特別な作戦を感じた訳ではなかったな。実際、新しいウイルスだと医療機関も危険な状況になるので、仕事が難しくなって当然だわ。意外だったのは邦画なのに外国人が多くて字幕だったところと、マスクをしないで働いてるところ。いろいろ難しい展開なんだけど、フィクションではなく実話ベースなので、凄くリアルに感じられて勉強になった。

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涼介

4.0認識を改めました

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

 2020年当時、ヒタヒタと近づきてきている認識も淡く、その後いつ終わるとも知れないコロナ禍に塗れて行く端緒、ダイヤモンドプリンセス号について日夜報道される情報が限定され選別されている認識もなく、相変わらず日本は、とか国は行政は船会社はなどと民間批評家に成り下がっていた自分。それは仕方がなかったとは思う。しかし初めての事態に満足な理解も人材も得られぬ中、臨機応変に対応していた人々がいたことなど、想像すれば分かったはず。相変わらずなのは自分自身だと思わされた作品だった。
 「この夏の星を見る」でコロナ禍映画に新たな視点を得られ、避けてきた本作をようやく鑑賞した。見て良かった。それにしても森七菜は英語頑張ったなあ!

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またぞう

5.0最高です!

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

思ったより良かった、最高のチームワークで日本のよさを再認識。なんだか泣きそうになりました、なかなか感動です!

医師二人かっこ良い!、他の人もかっこ良かった。

誰もが知っている話しをミステリアスな雰囲気で演出し、先がどうなるのかハラハラするように魅せる構成、さすがですね!!。一つの芸術作品(映画)として成立してます。

実際に最前線の現場は困難極めたでしょうね。今は落ち着いたからピンとこないけど当時はみんなウィルス恐くてビクビクしてましたからね。どんな仕事もはたから見てるだけでは分からないことも多い、安易な誹謗中傷はダメだよね(ネットでの口コミも含)。誹謗中傷するときは他人事なんだよね自分の意識が、私も気をつけようとおもいます。

お客さま目線だと誹謗中傷したくなる、でもね自分だって働いてるわけで、広いくくりで考えるとお互い働いてる仲間なわけで、仲間同士で誹謗中傷して傷つけあってはダメだよね。

色々考えさせられる映画でした、コロナ映画だと思わず、ぜひ一度見てほしいです。

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ころん

3.0今そこにある命を救え!

2025年7月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

ドキドキ

本来なら観なかった映画ですが、たまたま今週は鬼滅の刃が映画館を独占していたので、観てみました。案の定、事実に基づいて製作されているため、結末は「やっぱり」という感じでした。
しかし、DMATの存在や報道の在り方、乗組員の病状等、現在になって分かる事柄もあり、なかなか有意義な映画だと思います。
満足度は星3ですが、得るものがあって観て良かったかなと思いました。

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ゆきとう

4.0日本でもこんな映画、作れるんだ!と感動

2025年7月17日
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泣ける

ドキドキ

つい5年前の日付だった。
もうだいぶ遠く前のようでいて、まだまだ旬な話題にも感じる、コロナ。
過去にも感染症を扱った映画ってあったけど
全然、完成度が違います。やっぱり、実話を元にしてるし、みんなが経験したことだからかな。
あのダイアモンドプリンセスのニュースをリアルタイムで見てるけど、あのニュースの裏側で
頑張ってるヒーローたちが全国から集結して、
「思いは一つ、命を救うこと」で戦ってくれていたこと、知れて良かったです。
DMATは初めて知りました。

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のんさば

4.0歴史に残る出来事と、歴史に埋もれる(かもしれない)人たち

2025年7月17日
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鑑賞方法:映画館

内容は誰もが見て、聞いたコロナ禍直前の出来事なので特に触れません。観に行った理由は役者さんの顔触れが気に入ったから。以下挙げてみます。
・さすが演技のうまい役者さんばかりが出てます。変に感じる場面がない。
・小栗さんは言うことなし。主演だったので劇場まで行ったくらい信頼してました。
・窪塚さんが遊びを控えめに真面目に演じているのに、語り口で「池袋ウエストゲートパーク」のキングに見える笑
・静かな演技の池松さんなんですが、後半のDMATへ対する世間の見当違いの批判に対する不満を漏らす時には、溜まっていたものを吐き出す様子が真に迫っていました。
・厚生労働省の官僚を演じた松坂さん。ドラマ「御上先生」でも官僚を演じてましたが、静かな熱さを感じさせる演技でした。
・数少ない女性キャストの森七菜ちゃん。英語が上手!相当練習したんやろうなぁ。乗務員の制服も似合ってました。出るたびに華やかになった。

映画の中ではダイヤモンド・プリンセスの乗客を船から下船させるところで解決を見ますが、ここから感染が広がっていったのは周知の通り。DMATの皆さんも安堵するんですが、この後も収束するまで人知れず感染者を救ってくれたんやなぁと感じる終わり方でした。

直接関わってないですが、改めてお礼を言いたくなりました。

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ぺー

4.0たった5年前、されど5年前

2025年7月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

この映画で見たことを風化してはいけない。相変わらずマスゴミはまんまだし、戦時中とは違って思想統制されていない分、無駄な情報は充分にファクトチェックする必要性を感じた。いろんな立場の人たちの苦悩もきちんと描けていたと思う。

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印刷局員

3.5あの頃、知らなかった裏側を知れた

2025年7月17日
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コロナ禍で全員が疑心暗鬼になり、相手のちょっとした行動にビクビクし、感染を広げそうな人や言動に異常なまでに叩いていた時代を思い出しました。
ニュースでみていましたが、「感染を持ち込まないでくれ」としか思っていなかったあの事件で、医療関係者、政治家、クルーの方々が全力で未知の領域に対し、プライドと人情をもって対応されていたと知り、表面的に自己的にしか考えていなかった自分を猛反しました。
多くの人の優しさや思いやりがあったからこそ、あの程度でおさまったし、今後のためになるようにルールが変わったりと後世に大きな影響を残してくれました。

自身の仕事に誇りを持っているのか
誰かのために全力で何かできるのか、できているのか
ほんのささやかな優しさに感謝できているのか
何よりもこの平穏な日常の尊さを感じました

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さくら

3.5あのとき、何を優先していたのか…納得

2025年7月17日
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鑑賞方法:映画館

当時、なぜその方法で?とか、なぜその順番で?とか、報道で知る情報で抱いていた疑問を、解きほぐしてもらった感覚です。

すべてのものごとは多面的なのに、報道というフィルターを通した瞬間、視点が限定的になるのは、致し方ないことなのでしょうか?
いろんな人が発信者になれる世の中なのに、声の大きい人や、すでに影響力のある人の情報が、100%の真実として広まってしまうんですよね。
多面的な報道って、出来ないんでしょうか?

個人防護具の移り変わりとか、内科の先生の診療が画的に地味なこととか、リアルでおもしろかったです。
映画は、ダイヤモンドプリンセス号での出来事をフォーカスしていましたが、さらにその裏側で、搬送先の医療機関でウイルスと対峙した人たちや、ウイルスの診断〜治療までのプロセスを確立するために奮闘していた人たちにも思いを馳せることができました。

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まみぃ

4.5全国のお医者様に見てほしい・・・

2025年7月16日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

「映画でひと言:フロントライン」

新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。あの当時、たいへんな話題となった事件だし、まだまだ記憶に新しい。その実話を基に、未知のウイルスに最前線で立ち向かった災害医療専門の医療ボランティア的組織「DMAT」の医師や看護師たちの戦いを描いた作品。単純だと言われるかもしれないが、彼らはヒーローだ。「DMAT」隊員たちのもの凄い勇気と根性と、信念を感じた。

とりわけ、主役の小栗旬といい、松坂桃李といい、池松壮亮、窪塚洋介が実によく演じていた。

前の週に「国宝」を観ていたが、私はこちらの映画の方を断然、推薦したい。彼らの「DMAT」の活動を英雄視するより、あの当時の彼ら医療チームの対応や、国の対応の賛否をもっときちんと描けという評論も見かけたが、映画として、とても緊張感があり、そんなに彼らの活動自体も映画的に盛られてなく、淡々とドキュメンタリー的に、そして丁重に描かれていて、私はとっても好感を持った。今年の作品の中ではダントツ1位だと思った。星の評価は★4.2。是非、映画館で観て頂きたい。

追伸 全国のお医者様にも観て頂きたいと思った。

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浅見探偵

5.0リアリティ感じられた

2025年7月16日
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泣ける

悲しい

コロナ発覚直後のダイヤモンドプリンセスの
乗客やクルー 医療関係者や厚労省の大変さと
マスコミの足の引っ張りの憤りがありましたね。
観て良かった。

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ヤブラン

3.5人道的に正しいと思った道が、自分にとっての正しい道。

2025年7月16日
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人道的に正しいと思った道が、自分にとっての正しい道。

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ボブ

5.0コロナとは何だったのか

2025年7月14日
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この映画はいろんな意味で見るべき価値のある映画だと思います。コロナは今も決して収束していないけど、今振り返って偏った報道だけを信じていたあの頃の自分自身をを考えさせられます。映画を観て、今改めてあの騒ぎはなんだったのかとつくづく考えさせられました。何もわからない緊迫した状況の中で、人としてどう行動するかという軸から全く振れる事なく、こんなに全力で頑張った人達がいたんだという事実をみんな知るべきだと考えます。それが今後またいつか起こるかもわからないパンデミックの時、冷静に判断して行動できる事につながると信じます。

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ぴよちゃん

4.5こういう映画がもっと観たい

2025年7月14日
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鑑賞方法:映画館

ほぼ、事実に近い内容と聞いてます。
拙速は巧遅に勝るではないが今、何が最優先なのか
よく考えさせられる映画でした。
まさにマスコミが悪のように描かれていますが実際、
事実に近いのでしょうね。本当、マスゴミですね。

今の時代、この情報化の社会において何が真実を語っているのか見極めなければならないと改めて痛感しました。
もう間もなく行われる参議院選挙もしかり、マスコミが報道するものだけを信じてはいけない。

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餃子大魔王

5.0かなり真実に近い作品なのでは…

2025年7月14日
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映画館で流れる予告編。これにつられて本編を見たら…騙されたってことが多々あるけど。
これは予告編以上の作品なのでは。
今思うとコロナでこんなに大騒ぎするかって…思うけど、当時はこんな感じだったんだな。
実際、コロナに罹った家族が近所からパッシンクを受け住んでいるところからの引っ越しを余儀なくされたり、命を絶つ方もいた。
そんな中、ダイヤモンドプリンセス号の中はこんな感じだったんだ…その中で懸命に働かれた方がいたとは。今年一番の作品でした。

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ぼかん。

4.0日本人として鑑賞する義務がある

2025年7月14日
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鑑賞方法:映画館

知的

斬新

ドキドキ

コロナウイルスが未知のウイルスと言われていた時期に、恐怖と隣り合わせの中、クルーズ船内の閉鎖空間の中で最前線で医療活動をしたDMATの姿を描いた作品。
鑑賞前はDMAT vs コロナウイルスという構成が物語の中心だと思っていたが、実際はDMAT vs メディアという構成になっていた。
どんな時も現場で頑張っている人達の揚げ足を取り、都合の良いところだけ切り取って報道するメディア。その偏った情報のせいで世論から圧力を受ける現場。
その圧力とも戦っていたDMATの姿を、内面的な部分を重要視して描いた今作を、是非とも日本人全員に鑑賞して欲しい。
外から都合良く意見を言うのは誰にでも出来るし、責任が無いからこそ好き勝手な事を言える。しかし、現場では正論だけでは片付けられない事が次から次へと起こり、それを事細かく説明、説得していたら何も進まない。コロナというまだ対処法も分からず、マニュアルも無いな中で最善の選択をして来た彼らの行動を観て、いかに我々がメディア、マスコミの手のひらで踊らされていたが良く分かるようになっていた。
俳優達の演技も素晴らしかった。実力派揃いのキャスティングで、彼らの演技が現場の壮絶感をリアルに生々しく描ききれていたと思う。
演出としても一つの事案を長々と描き過ぎずに、テンポ良く展開していくシナリオはダレること無く、常に緊迫感を得られる内容になっていた。

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映画で感性磨くMAN

4.0選挙行こう!

2025年7月13日
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泣ける

知的

驚く

当時は水上のシャーレと揶揄され、テレビの偏向報道でしか知り得なかった内情は、想像を遥かに超えた過酷さでした。最前線で頑張ってくれた医療従事者の方々、クルーの方々、藤田医科大学の方々に感謝と敬意を表します。今更ですがお疲れ様でしたありがとうございました。

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tsuu

5.0感謝と反省

2025年7月13日
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絶対観たいと思ってました。
感想はめちゃめちゃ良かったです。

コロナがどんな物なのかも分からなかった頃に、自分の身だけでは無く家族まで巻き込んでしまうかも知れないのに立ち向かって下さった医師のみなさんには感謝しかありません。

初期対応が悪すぎたとかのニュースを見て、私もまんまと批判する側に居てしまった。本当にごめんなさいって気持ちです。

この映画は日本人なら絶対観たほうが良いと思う。
たしかに『国宝』も良かったけど、あの時船の中で何が起きていたのかを知るのは大切だと思う。

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れもん

4.0愚かにして、偉大なのが「人間」。

2025年7月13日
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鑑賞方法:映画館

コロナ関係のニュースを毎日報道していた時期が去って、コロナで苦しめられたことは急速に忘れつつある。今このタイミングで「ダイヤモンドプリンセス」号のドキュメンタリー的な映画を見せられても、面白いのだろうかという気持ちが少なからずあった。面白かった。「目から鱗が落ちる」とは、まさにこんなことをさしているのではないか。ただ事実を描くのではなく、物事の真実が伝わるエンタメ映画である。脚本がしっかりしており、ドラマ性も十分である。冷静に当時の事を考えられる今だからこそ見るべき映画である。
事件発生当時は大半の人が、「対応がまずい」「大勢の人を船に閉じ込めて感染を拡大している」といった報道をそのまま信じていました。未知のウイルスに対応が後手になり、多国籍の乗客への対応が難しく右往左往しているくらいのイメージを持ちました。不手際ばかりが印象付けられましたが、実際に対応された方々の奮闘を目の当たりにして、称賛と敬意しかありません。医療関係者、厚労省の官僚、クルーズ船のスタッフの使命感のようなものには心打たれます。それほど素晴らしい仕事をしたのに、当時はほとんど伝わっていなかったのは残念です。
それに対してマスコミの報道姿勢はかなり批判的に描かれています。マスコミは人々が今どんな情報を欲しているのかを敏感に察知して記事にします。対応がまずいという世論が大きければそれに沿った報道に傾くのでしょう。船内でウイルスを広げているのではないか、医療従事者は、所属の病院で感染源になっているのではないかという、我々の心配がそのままニュースになって偏見・差別につながります。誤った又は偏った報道であったのは確かですが、一方的に断罪するのではなく、報道の良心も描いていたのはとても良かったです。
この映画は「当時の一般的な見方」と「実際に起こっていたこと」のギャップを描いています。表面的に見えていることと、真実とは違うことは往々にしてあります。未知なるものへの恐怖心から不当に相手を非難することはあります。専門家は一面的な真実しか語りません。人間の愚かさと偉大さを両方感じられる作品でした。

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ガバチョ

4.5今だから落ち着いて見られる

2025年7月12日
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知的

 今思うとあのコロナ騒動は何だったのか…。そのようなことをしみじみと感じさせてくれる映画です。それは今コロナが5類になり,一応平穏と言える日常を取り戻したから思うことかもしれません。ただ,あのコロナ初期のころは,原因不明で感染=死というイメージがあっただけにあのダイヤモンドプリンセス号での騒ぎも仕方のないこととも思います。そんな中でまさにフロントライン(=最前線)にいた人たちの苦労を思うと頭が下がりますし,あの船の内外であのような命がけの対応があっていたかということに気付かされました。
 その一方で大衆を扇動するマスコミという描き方も扇情的ではありますが,事実に近いものがあるかもしれません。世論を形成しているのはマスコミというのがよく分かる映画でもあります。

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りあん
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