フロントラインのレビュー・感想・評価
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命懸けで医療に従事する全ての皆様に感謝!
凄い映画でした。
何度も涙が溢れそうになりました。
何度も鳥肌が立ちました。
実話ならではの説得力がありました。
「目の前で苦しむ人々の命を救いたい!」
この言葉
胸に突き刺さりました。
しかし皮肉な事に
患者の為に命懸けで活動しても
人々の評価は真逆です。
社会は時にあまりにも残酷です。
追い込まれた状況の中で
それでも人の為に生きるのか?
保身に走るのか?
人間は弱い生き物です。
私自身もどうなるか分かりません。
しかし
登場人物達のように生きていきたい!
そのような思いが込み上げてきて
涙が出てきました。
自分の弱さに
焦点を合わせる以上に
「自分は何に命を懸けるのか!」
を懸命に考えて行動する事こそが
大切だと思いました。
歴史上の人物だけでなく
今この時代にも
志の高い人々がいる事に感動しました。
命懸けで医療に従事する
全ての皆様に
感謝の思いが込み上げてきました。
本当にありがとうございます。
医療ボランティアの組織なんてあるんだ
5年ほど前の新型コロナウイルス発祥時のお話。予告編に出てきた豪華客船ダイヤモンド・プリンセス。自分としてはニュースで見てた船で、実際にはどんな事になっていたのかは知らなかった。あら、日本にはウイルス対応を専門とする組織はないのね。でも災害医療を専門とした組織「DMAT」なんてのがあったんだ。それ事実なの?元々知らないから、ちょっとモヤッ!小栗旬演じる結城が「DMAT」の指揮官で、周囲と打ち合わせを繰り返すんだけど、特別な作戦を感じた訳ではなかったな。実際、新しいウイルスだと医療機関も危険な状況になるので、仕事が難しくなって当然だわ。意外だったのは邦画なのに外国人が多くて字幕だったところと、マスクをしないで働いてるところ。いろいろ難しい展開なんだけど、フィクションではなく実話ベースなので、凄くリアルに感じられて勉強になった。
認識を改めました
2020年当時、ヒタヒタと近づきてきている認識も淡く、その後いつ終わるとも知れないコロナ禍に塗れて行く端緒、ダイヤモンドプリンセス号について日夜報道される情報が限定され選別されている認識もなく、相変わらず日本は、とか国は行政は船会社はなどと民間批評家に成り下がっていた自分。それは仕方がなかったとは思う。しかし初めての事態に満足な理解も人材も得られぬ中、臨機応変に対応していた人々がいたことなど、想像すれば分かったはず。相変わらずなのは自分自身だと思わされた作品だった。
「この夏の星を見る」でコロナ禍映画に新たな視点を得られ、避けてきた本作をようやく鑑賞した。見て良かった。それにしても森七菜は英語頑張ったなあ!
最高です!
思ったより良かった、最高のチームワークで日本のよさを再認識。なんだか泣きそうになりました、なかなか感動です!
医師二人かっこ良い!、他の人もかっこ良かった。
誰もが知っている話しをミステリアスな雰囲気で演出し、先がどうなるのかハラハラするように魅せる構成、さすがですね!!。一つの芸術作品(映画)として成立してます。
実際に最前線の現場は困難極めたでしょうね。今は落ち着いたからピンとこないけど当時はみんなウィルス恐くてビクビクしてましたからね。どんな仕事もはたから見てるだけでは分からないことも多い、安易な誹謗中傷はダメだよね(ネットでの口コミも含)。誹謗中傷するときは他人事なんだよね自分の意識が、私も気をつけようとおもいます。
お客さま目線だと誹謗中傷したくなる、でもね自分だって働いてるわけで、広いくくりで考えるとお互い働いてる仲間なわけで、仲間同士で誹謗中傷して傷つけあってはダメだよね。
色々考えさせられる映画でした、コロナ映画だと思わず、ぜひ一度見てほしいです。
今そこにある命を救え!
日本でもこんな映画、作れるんだ!と感動
歴史に残る出来事と、歴史に埋もれる(かもしれない)人たち
内容は誰もが見て、聞いたコロナ禍直前の出来事なので特に触れません。観に行った理由は役者さんの顔触れが気に入ったから。以下挙げてみます。
・さすが演技のうまい役者さんばかりが出てます。変に感じる場面がない。
・小栗さんは言うことなし。主演だったので劇場まで行ったくらい信頼してました。
・窪塚さんが遊びを控えめに真面目に演じているのに、語り口で「池袋ウエストゲートパーク」のキングに見える笑
・静かな演技の池松さんなんですが、後半のDMATへ対する世間の見当違いの批判に対する不満を漏らす時には、溜まっていたものを吐き出す様子が真に迫っていました。
・厚生労働省の官僚を演じた松坂さん。ドラマ「御上先生」でも官僚を演じてましたが、静かな熱さを感じさせる演技でした。
・数少ない女性キャストの森七菜ちゃん。英語が上手!相当練習したんやろうなぁ。乗務員の制服も似合ってました。出るたびに華やかになった。
映画の中ではダイヤモンド・プリンセスの乗客を船から下船させるところで解決を見ますが、ここから感染が広がっていったのは周知の通り。DMATの皆さんも安堵するんですが、この後も収束するまで人知れず感染者を救ってくれたんやなぁと感じる終わり方でした。
直接関わってないですが、改めてお礼を言いたくなりました。
たった5年前、されど5年前
あの頃、知らなかった裏側を知れた
コロナ禍で全員が疑心暗鬼になり、相手のちょっとした行動にビクビクし、感染を広げそうな人や言動に異常なまでに叩いていた時代を思い出しました。
ニュースでみていましたが、「感染を持ち込まないでくれ」としか思っていなかったあの事件で、医療関係者、政治家、クルーの方々が全力で未知の領域に対し、プライドと人情をもって対応されていたと知り、表面的に自己的にしか考えていなかった自分を猛反しました。
多くの人の優しさや思いやりがあったからこそ、あの程度でおさまったし、今後のためになるようにルールが変わったりと後世に大きな影響を残してくれました。
自身の仕事に誇りを持っているのか
誰かのために全力で何かできるのか、できているのか
ほんのささやかな優しさに感謝できているのか
何よりもこの平穏な日常の尊さを感じました
あのとき、何を優先していたのか…納得
当時、なぜその方法で?とか、なぜその順番で?とか、報道で知る情報で抱いていた疑問を、解きほぐしてもらった感覚です。
すべてのものごとは多面的なのに、報道というフィルターを通した瞬間、視点が限定的になるのは、致し方ないことなのでしょうか?
いろんな人が発信者になれる世の中なのに、声の大きい人や、すでに影響力のある人の情報が、100%の真実として広まってしまうんですよね。
多面的な報道って、出来ないんでしょうか?
個人防護具の移り変わりとか、内科の先生の診療が画的に地味なこととか、リアルでおもしろかったです。
映画は、ダイヤモンドプリンセス号での出来事をフォーカスしていましたが、さらにその裏側で、搬送先の医療機関でウイルスと対峙した人たちや、ウイルスの診断〜治療までのプロセスを確立するために奮闘していた人たちにも思いを馳せることができました。
全国のお医者様に見てほしい・・・
「映画でひと言:フロントライン」
新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。あの当時、たいへんな話題となった事件だし、まだまだ記憶に新しい。その実話を基に、未知のウイルスに最前線で立ち向かった災害医療専門の医療ボランティア的組織「DMAT」の医師や看護師たちの戦いを描いた作品。単純だと言われるかもしれないが、彼らはヒーローだ。「DMAT」隊員たちのもの凄い勇気と根性と、信念を感じた。
とりわけ、主役の小栗旬といい、松坂桃李といい、池松壮亮、窪塚洋介が実によく演じていた。
前の週に「国宝」を観ていたが、私はこちらの映画の方を断然、推薦したい。彼らの「DMAT」の活動を英雄視するより、あの当時の彼ら医療チームの対応や、国の対応の賛否をもっときちんと描けという評論も見かけたが、映画として、とても緊張感があり、そんなに彼らの活動自体も映画的に盛られてなく、淡々とドキュメンタリー的に、そして丁重に描かれていて、私はとっても好感を持った。今年の作品の中ではダントツ1位だと思った。星の評価は★4.2。是非、映画館で観て頂きたい。
追伸 全国のお医者様にも観て頂きたいと思った。
コロナとは何だったのか
こういう映画がもっと観たい
ほぼ、事実に近い内容と聞いてます。
拙速は巧遅に勝るではないが今、何が最優先なのか
よく考えさせられる映画でした。
まさにマスコミが悪のように描かれていますが実際、
事実に近いのでしょうね。本当、マスゴミですね。
今の時代、この情報化の社会において何が真実を語っているのか見極めなければならないと改めて痛感しました。
もう間もなく行われる参議院選挙もしかり、マスコミが報道するものだけを信じてはいけない。
かなり真実に近い作品なのでは…
日本人として鑑賞する義務がある
コロナウイルスが未知のウイルスと言われていた時期に、恐怖と隣り合わせの中、クルーズ船内の閉鎖空間の中で最前線で医療活動をしたDMATの姿を描いた作品。
鑑賞前はDMAT vs コロナウイルスという構成が物語の中心だと思っていたが、実際はDMAT vs メディアという構成になっていた。
どんな時も現場で頑張っている人達の揚げ足を取り、都合の良いところだけ切り取って報道するメディア。その偏った情報のせいで世論から圧力を受ける現場。
その圧力とも戦っていたDMATの姿を、内面的な部分を重要視して描いた今作を、是非とも日本人全員に鑑賞して欲しい。
外から都合良く意見を言うのは誰にでも出来るし、責任が無いからこそ好き勝手な事を言える。しかし、現場では正論だけでは片付けられない事が次から次へと起こり、それを事細かく説明、説得していたら何も進まない。コロナというまだ対処法も分からず、マニュアルも無いな中で最善の選択をして来た彼らの行動を観て、いかに我々がメディア、マスコミの手のひらで踊らされていたが良く分かるようになっていた。
俳優達の演技も素晴らしかった。実力派揃いのキャスティングで、彼らの演技が現場の壮絶感をリアルに生々しく描ききれていたと思う。
演出としても一つの事案を長々と描き過ぎずに、テンポ良く展開していくシナリオはダレること無く、常に緊迫感を得られる内容になっていた。
選挙行こう!
愚かにして、偉大なのが「人間」。
コロナ関係のニュースを毎日報道していた時期が去って、コロナで苦しめられたことは急速に忘れつつある。今このタイミングで「ダイヤモンドプリンセス」号のドキュメンタリー的な映画を見せられても、面白いのだろうかという気持ちが少なからずあった。面白かった。「目から鱗が落ちる」とは、まさにこんなことをさしているのではないか。ただ事実を描くのではなく、物事の真実が伝わるエンタメ映画である。脚本がしっかりしており、ドラマ性も十分である。冷静に当時の事を考えられる今だからこそ見るべき映画である。
事件発生当時は大半の人が、「対応がまずい」「大勢の人を船に閉じ込めて感染を拡大している」といった報道をそのまま信じていました。未知のウイルスに対応が後手になり、多国籍の乗客への対応が難しく右往左往しているくらいのイメージを持ちました。不手際ばかりが印象付けられましたが、実際に対応された方々の奮闘を目の当たりにして、称賛と敬意しかありません。医療関係者、厚労省の官僚、クルーズ船のスタッフの使命感のようなものには心打たれます。それほど素晴らしい仕事をしたのに、当時はほとんど伝わっていなかったのは残念です。
それに対してマスコミの報道姿勢はかなり批判的に描かれています。マスコミは人々が今どんな情報を欲しているのかを敏感に察知して記事にします。対応がまずいという世論が大きければそれに沿った報道に傾くのでしょう。船内でウイルスを広げているのではないか、医療従事者は、所属の病院で感染源になっているのではないかという、我々の心配がそのままニュースになって偏見・差別につながります。誤った又は偏った報道であったのは確かですが、一方的に断罪するのではなく、報道の良心も描いていたのはとても良かったです。
この映画は「当時の一般的な見方」と「実際に起こっていたこと」のギャップを描いています。表面的に見えていることと、真実とは違うことは往々にしてあります。未知なるものへの恐怖心から不当に相手を非難することはあります。専門家は一面的な真実しか語りません。人間の愚かさと偉大さを両方感じられる作品でした。
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