フロントラインのレビュー・感想・評価
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あのころ私は
とうとうコロナ禍がフィクションの題材として扱われる時期に来たか…としみじみ思いつつ鑑賞。
これまでももちろん、サンセット・サンライズのように少し皮肉的にコロナ禍のドタバタをちょこっと描くものはあったが、
本作のように真正面から、コロナによって健康や命を奪われる人もきちんと出てくるドキュメンタリー的なフィクションとして扱うものは、映画やドラマではこれまであまりなかったように思う。
やっとコロナ恐慌が過去になりつつあるのかなと感じた。
本作が題材とした豪華客船にまつわるニュースは、よく覚えている。毎日あれだけメディアで扱われていたのだから。
でも、全く理解も想像も及んでいなかったことを、この映画を観て思い知らされた。
ダイヤモンド・プリンセス号から感染を広げないために、どれほとの人々が尽力・奔走したのか。当時の私は多分なんとなく、数十人くらいを想像していたと思うけど、大ハズレだった。
客船のスタッフ、県庁や市役所の職員、政府関係者・官僚、必要物資の運送、隔離のための宿泊施設への移動、陽性者が搬送された医療機関のスタッフ、そしてそれら中核で奔走していた人たちの家族。何百人…いやもしかしたら何千、何万もの人たちが、大小さまざまとはいえ、何かしらの形で関わっていたんだろう。
そんなこと、全く理解できていなかった。
当時の私は、自宅保育中の幼児を育てていたこともあり、とにかく「コロナ怖い、こっち来ないで…」と祈り願いながらニュースを見ていた。
完全に「外側」にいた。
そんな私が、5年以上の歳月を経て、あのころ「内側」の最前線で必死に働いていた人達のことを、この映画によって、やっと思いを馳せることができた。
もうそれだけでも私にとっては痛いほど強い意義がある。
ダイヤモンド・プリンセスには外国人も乗っていたことは知っていたけれど、言葉の通じない状況で未知のウイルスに対応しなければならない大変さ(乗客も医療従事者も)には思いが及んでいなかった。
せめて乗客乗員全員日本人なら、もっとスムーズに意思疎通でき、コンパクトな感染対策もできただろうけど、言葉どころか文化背景も異なる乗客たちに、日本の公務員が対応をしなければならなかったこと。その困難は察するに余りある。
私はそうやって必死に守られた日常の上で平穏に安穏と過ごしていたのだと、知ることができ、省みることができて、本当によかったと思う。
新たなパンデミックも、きっといつか起こるだろう。
そのときまで、この映画から得た感情を、忘れずにいたいと思う。
医療従事者の方々に感謝
見れてよかった映画。見る前は少し舐めていた。感動系のお涙頂戴だろうと決めつけて見に行ったが、まぁそればかりではないというか。あの時にあの船の中で起こっていた事は単純に知らなかったので勉強になった。医療従事者の方たちには本当に感謝しかない。あとは、こんな人達が我々国民のために頑張ってくれていた感動系映画かと思ってたらその話は物語の中心にあるものの、それとはもう1つこの作品内で描かれていた事があった。というよりメッセージに関してはそっちが中心。そうです、メディアのあり方です!報道の仕方が間違ってると何も知らない我々は誤解して受け止めてしまう。感動系のいい話だけの映画ではなくて、ちゃんと社会への風刺がきいた、とてもメッセージ性の強い素晴らしい動画。このタイミングで見られてよかった。
感謝
あれから、「もう5年」と思うか、「まだ5年」と捉えるか
「中国で変なウィルスが流行ってて、旧正月だから世界中にばら撒いているんだって。死んじゃう人もいるらしい」ってなことを友人から聞き、適当に相槌を打っていたら、あっと言う間に凄いことになったのを覚えている。マスクが売っていなくて、ドラッグストアを梯子したなぁ。お上から「サイズの合わない妙なマスク」が配られたっけなぁ。
結果が明白なので観る気はなかったけど、友人に誘われて鑑賞。結論としては、観て正解だった。
大勢のプロフェッショナルが集まり、各現場で奮闘するけれど、収束には程遠い。凄く焦ったい。
幸いにも、自分は陽性にならずに通常の生活を送ることができたけど、医療に携わる方々には感謝の気持ちで一杯だ。
次に、DMATが活動するのはどんな時だろう。
果たして、自分はネットの嘘情報やマスゴミに振り回されずに居られるだろうか。
誰もが大変だった時代ですね…
あの時、船内で起こっていた事
どうしても見たかった映画。期待を上回る129分でした。
女房殿とペアで観ました。ペアで観るのは「ラストマイル」以来。こちらは社会派+ミステリーの映画でしたが。
女房殿は医療関係者で、見終わった後、感想を聞いたら「5年前も、当時勤めていた病院も似たような状況だった」と。今は、電車の中でもマスク着用の方は少なくなっていますが、マスクをしていても新型コロナに自分自身が感染してしまい、挙句に同居家族全員がつらい隔離生活を経験しました。幸いな事に差別はされていないが、この映画で描かれていたように、未知で未体験のウイルスへの恐怖、ウイルスに関するデマ、そのデマによって関わった医療関係者及び家族、関連会社に対する差別は当時は凄まじかったんだなと。特にデマで、逆に危険にも関わらず頑張っている人を攻撃するなんて最低だが。それだけ色々と余裕が無い人間が多いということかも。なお、今のところ収まっているが、また、新たなパンデミックが起きても、みんな非常事態宣言下の生活を経験しているので、簡単にデマには騙されないとは思いますが。
さて、映画は「ミッションインポッシブル」とかの娯楽に徹した作品も楽しめるけれど、こういう社会派の映画でも内容が良ければ多くの人間が観ますよ。だからワーナーブラザースという世界的な大手ではなく、我が国でもこうした社会派の映画を作りたいと頑張っている人の企画と予算が日本の映画会社でも通るキッカケに、この作品「フロントライン」がなってくれたらうれしいです。
未知との遭遇、貴方はどうしますか?
ダイヤモンドプリンセス号のニュースを聞いたのは、未だ世界中でコロナ禍が蔓延する前のロンドン出張中のことで、幸か不幸か日本の報道の加熱ぶりも知りませんでした。帰国後、あっという間に日本でも緊急事態宣言が発せられて… その後2年半、海外出張に行けませんでした。
本作では、某国営放送のドキュメントでも取り上げられていたDMATの活躍の実態が赤裸々に語られていて、改めて未知の危機と闘う人々の姿、勇気、良心に感動しました。
一方で、誰の為に何の利益になるか、考えない人やメディアが必ずいることも…
結城さん、仙道さんが行動規範にしていた「出来る事を出来る限りやるって決めたでしょ」を、医師、看護士、官僚、自治体、そしてクルーたちがそれぞれの立場で懸命に実践していたのを、次なる危機の時に我々ひとりひとりが、自分がやれるか、十字架にせねばと… 重く問いかけてくる作品でした。
あ、俳優の皆さんも誰がでなく、主な出演者皆さんがかなり抑制気味に素晴らしく演じられていたのを付記しておきます。
※なかでも特に期待以上だったのは、森七菜ちゃんでしょうか。
TVにはちょっと悪気ありすぎ
あまり観る気しなくてちょっと後回しに。
何故かと言えば、絶対暗い話じゃん。
「コンテイジョン」のDAY1の話でしょ❓
とかで倦厭。
しかし「でっちあげ」で
マスコミの扱いが似てるとの意見を拝見し、
興味が湧きました。
寧ろこちらの方が、
マスコミ取り分けTVの演出が過剰。
「面白い絵が撮れたな❗️」なんて
光石さんみたいな人、今時いるのか❓
割と事実を淡々と見せていくので、
TVスタッフ桜井ユキの心境変化がよく分かる。
まさかクライマックス(なのか❓)が
愛知岡崎の藤田記念病院への移送だとわ😱
当時話題になりました。
その日のあたりに自分も岡崎に居て、
岡崎の友人がビビってました😅
あれから5年が経過し、
まだ新型コロナは殲滅しない。
最近ウチの母が罹患しました😱
咳は酷くて鼻が効かないらしいです。
母が医者から聞いた話では、
かなり弱毒化してるので重症化しにくく、
健康体の方や若者など抵抗力ある人には、
もう普通の風邪と同レベルになってる、
との事。
母は持病があるので特効薬を勧められ、
2割負担で¥10,000以上払ったらしい😳
夜の病院で、滝藤賢一が
「これから教えてね」
と池松壮亮にかけた言葉が、
全国の医療関係者に拡がってることを願う。
窪塚洋介の男気溢れる医師には
かなり涙腺を擽られました😭
最後に、どうでも良いですが、
中央テレビ、て北朝鮮かよ❗️
そういえば‥‥ありましたね‥
「感動した」「良かった」で終わらせてはいけない内容
全くの未知のウィルスで、どんな対応が正しいのかわからない。
正しく対処できる人なんて、世界中どこにもいない。
それでも、どうにかするために、自分自身も感染するかもしれない危険を冒しながら、必死で立ち向かった人達がいる。
それが映画になって、「すごく良かった」「感動した」と、僕らは言う。
でも、そんな僕らの多くは、当時、感染者や医療従事者につらく当たっていた嫌な人達の1人でした。
この映画のレビューコメントに、自分たちの当時のことを反省しているコメントが、どれだけあるでしょうか?
社会は、大多数の考える力の弱い人と、ひと握りの良識のある人で構成されていると思います。
それが証拠に、今度の選挙でも、政治家は消費税減税だの、給付金だのという言葉で票が集まると認識しているじゃありませんか。
「国には莫大な借金があるじゃないか。未来に借金を残して、子供達を食い物にしてまで今の自分たちの生活を楽にしようなんて、そんな馬鹿な政党は応援できない」と、当然のことを主張できる人が少ないから、政治家はお金で票が買えると思っているし、実際にそれで選挙を戦っています。
JAFなどが働きかけている自動車関連の税金引き下げも同じです。
「税金を減らせ」という前に、「税金を納めるのはいいけど、納めた税金は適切に運用しろ。無駄遣いをやめて借金を減らせ」というのが、良識ってものじゃありませんか?
車がなくては生活がままならない、必需品として車が必要なのは田舎の方の人だけで、自家用車がなくても生活している人はいるし、大都市、地方都市とを問わず、都市部に住む人の多くは、マイカーがなくても生活できるはずです。
病気や障がいのある家族の送迎とか、本当にやむを得ず必要な人もいるでしょうが、それが多数派だとも思えません。
多くの場合、マイカーは贅沢品ですから、税金をとるのは当然です。
運送業や旅客業などの業務用自動車を除いて、マイカーはむしろ増税でもすればいいです。
タバコを吸う人は少ないから、多数派のタバコを吸わない人達が愛煙家を攻撃して、タバコにかかる税金はどんどん高くなってている。
でも、車に乗る人は多いから、車の税金は引き下げようとしている。
結局多くの人間は自分に甘く、他人に厳しく、深く考えることをせず目の前の情報に踊らされる、自分勝手で愚かな生き物です。
この映画は確かに感動するいい話だけど、それよりも、反省して、学んで、今をよりよく生きるための教材にするべきだと思います。
過剰な演出はいらない
次につながると信じて
仕事柄この病気とは今でもかかる恐怖を感じてますこの時最前線に立って戦ってた人達の見えない恐怖を忘れてはなりません
いつ感染症災害が起こるかわかりませんしいつ何が起こるかわかりませんだからこそ大切な人話すのが恥ずかしいとかめんどくさいとか思わずに話しをしてください。
ギリギリまで踏ん張ってる人達に感謝をリスペクトを忘れてはなりません
綺麗事ばかり並べて申し訳ない
でも少しでも事実を忘れてはなりません忘れてはいけません過去があるから今へつがながると信じてます。
一言だけ あることない事膜したてて報道している輩達は少しでも戒めてください
ある意味彼らが不安や恐怖を刷り込んでいる様なものです。
しみじみとあの時期を思い出した
COVID-19がまだ何者かわからなかったあの頃、あの息苦しさの始まりをしみじみと振り返る作品だった。
見えない敵との闘いはつらい。
それこそ、「霧の中から命を狙われている」ようなものだったと思う。
この映画は、その闘いの静かな記録だった。
俳優さんたちの演技がまたよかった。
静かに怒りを覚えながらコントロールしていく姿は、災害現場を経験しているDMATらしいなぁと思った。
顔が映らないからと、マスクがほとんど省略されていたようだが、せっかくなら、マスクまでも忠実にしてもらったら、さらに閉塞感や緊張感を出せたのではないかとは思った。
この映画と直接関係ないが、あの頃、海外の人のSNSで、出勤する医療従事者の足元を、家族が車のライトで照らしながらついていく、という動画が流れ、話題になった。
家族は互いの身を案じ、かたや感染させたくないから車に乗らず、かたや激務を心配して送っていく。
この映画を観ながら、ふとそれを思い出した。
この映画にも家族が多く描かれる。
感染した家族を心配する人もあれば、家族を「闘い」の現場に送り出す側もある。
医療従事者も、家に帰ればそういった普通の家族の一員であることを、どうかみんなに知ってほしいと思う。
見るべき映画
当時全くおなじニュースを安全な部屋の中で見ていた時を思い出しました。
船の中で起きていたことと自分の認識があまりにもかけ離れていて、映画としての出来も素晴らしく、終始目が離せませんでした。
自分は当時ニュースを見て、そこにいた家族に言ったのを覚えてます。「この船で培養してバラまいてんじゃん」と。
(※↑sns発信はしてません)
完全にニュースを鵜呑みにして、命と生活を懸けて人命救助にあたる人を、いじめて差別する側の人間になってました。とても恥ずかしく、申し訳なく思いました。
そして記憶では全くそんな気はなく、只々不安で怯え、身を守ろうと必死でした。なんなら被害者のように、「当たり前」が無くなった日常に泣いてました。
そのことに映画を通して気付かされ、見ておいて本当に良かったと思いました。
ちなみに、終始号泣でした、自分には辛すぎた当時を思い出してしまって。。でも医療関係者の方はその比じゃなかった。
災害下では正常な判断ができなくなる。情報が錯綜し、きちんと判別しないとおどらされる。未知のことで不安が高まると身を守りたい一心で攻撃的になる。
(というか、マスコミよ。。)
↓
別の角度の情報を集める(逆の立場の人が発信する情報など)
発信元を確認する。
不安で攻撃的になったら、立ち止まって考える。
肝に銘じます。
その時には、この映画を思い出そうと思いました。
ちなみに、
ろくごう医師モデルの方の話も見返しました。
正論を言ってたのかもしれませんが、それが全く通じないのがコロナだった。そして肝心の「常識の通じないウィルスである」ことが伝わらないまま、不安を煽る結果になってしまったと思いました。
改めてとてつもなくやっかいで恐ろしいウィルスだと思いました。
このあと、日本でこの船と同じことが起きたので、これから起きることの縮図だったんだなと見ていてゾッとしました。
そういう意味で、エンディングのハッピーエンドの感じは、このあと起きることを知ってるだけに素直に喜べなかった。
風化させてはいけない出来事、
当たり前なのに見えていなかった感謝すべき人々に気づけました。
この映画を作ってくださり
ありがとうございます。
これは観るべき
まず何を褒めたらいいのかと考えると、この作品を撮ろうと思ったことでしょうか。
この先品は実話を基にしているということで、よくぞフォーカスしてくれたと思います。
演技を見ると、う、うまい。それも誰がということではなく、皆さん一流の演技をしています。もうみんなうまい。窪塚さんが個人的には好きですが、他の主役級の方も素晴らしいし、掛け合いの雰囲気も良いし、脇役もちょい役であってもうまい。どうしてそんなことが可能なのか?
それはきっとこの作品に惚れているからだと思います。この作品には伝えたい想いがあり、その熱が演技を引き上げているのではないでしょうか(元からうまいんだとは思うが)。おそらくスタッフのみなさんも同じ思いで、撮影などを見てもとても丁寧で自然で気持ちよく見ていられます。一丸となって良い作品を作り上げている。これぞプロ。監督が良いのか? 知らんがグッジョブ!!
最近はなんか良い映画がないなーと感じていて、正直映画館に行くことも減っていたのですが、改めて良い映画に出会うことができて幸せでした。今年一番かもしれない。おすすめです。キッズにはさすがに合わんとは思いますが。
アニメとかもちろんエンタメとしては面白いですが、こういう映画は人間として観るべきだと思います。
結局…危機感のない日常に戻った世間
近からず遠からず医療現場で働く私にとってウィルスの過激さは弱まったがまだまだコロナは現実として収束を迎えてはいない。にも関わらず公共の場でマスクをしている者はほぼ居なくなった。未だに特効薬もない現状。
そんな思いの中でこの作品を観た。あの時ダイヤモンドプリンセス号の中で一体何が起こっていたのか。マスコミは何を伝え何を伝えなかったのか。おおよその事は把握出来た作品でした。いつまでも若手だと思っていた松坂桃李、窪塚洋介、小栗旬、池松壮亮が素晴らしい演技を披露してくれています。特に窪塚洋介のチャラい演技が個人的にお気に入りです。
この作品の後に「でっちあげ」を観ましたが…双方の作品ともマスコミが腐りきっていてやるせない気持ちになりました。それに追い討ちをかける様にフジテレビ、日本テレビの問題…
隠蔽、やらせ、過剰報道…
マスコミは一体いつになったら起こった事そのままを脚色無しに報道してくれるのでしょうか?今一度考える時期に来ていると思います。
しかし…
好きな俳優さんなんですが…光石研さん…双方の作品にポイントが低い役どころで出演されて…少し同情しています。俳優生活に支障をきたさなければ良いのですが…名バイプレーヤー…私はいつまでも応援しております。
逆に美村里江さん…双方の作品共にポイントの高い役どころでした。こちらは安心してこれからも見られます。
兎にも角にもコロナはまだ終焉を迎えていない。予防ワクチンを打たない、マスクをしない等は自己責任なので非難はしませんがコロナに感染した際に医者に当たったり、我先に治療をしてくれとかモラルを逸脱した行為だけは絶対にやめて欲しいと思う今日この頃です。今後コロナ以外の新しいウィルスが発生する可能性もゼロではないし、自己責任というのは読んで字の如く自分の責任なのだから…
因みに私は医療現場で働いているので当然現在でも毎日マスクとアルコール消毒だけは欠かしておりません。いつまで続けられるのかは分かりませんが…
天晴をあげられる作品でした。
頑張った人の記録、次への反省のための記録
今年観たベスト映画 (今のところ)
日本で最初にCOVID−19の感染者が発生したダイヤモンド・プリンセス号で、何が起こっていたのか? 船内の様子とDMATの奮闘を克明に記したドキュメンタリーとしても鑑賞できる素晴らしい作品。
映画というエンタメ作品において若干の脚色があるだろう事は重々承知だとしても、船内外での尋常でない緊迫感がひしひしと感じられ、観ている自分も乗客の一人と錯覚するような見せ方はお見事。 そしてようやく船外に出られた乗客が、帰宅後の日常生活で受ける数々の差別の描写には非常に考えさせられました。
船外からしか取材ができないメディアのお粗末ぶりも臨場感の演出に一役買っていて、ヘタなハリウッド映画よりも圧倒的な見応えだった。 今のところ今年のベスト映画です。👍
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