フロントラインのレビュー・感想・評価
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今そこにある命を救え!
本来なら観なかった映画ですが、たまたま今週は鬼滅の刃が映画館を独占していたので、観てみました。案の定、事実に基づいて製作されているため、結末は「やっぱり」という感じでした。
しかし、DMATの存在や報道の在り方、乗組員の病状等、現在になって分かる事柄もあり、なかなか有意義な映画だと思います。
満足度は星3ですが、得るものがあって観て良かったかなと思いました。
日本でもこんな映画、作れるんだ!と感動
歴史に残る出来事と、歴史に埋もれる(かもしれない)人たち
内容は誰もが見て、聞いたコロナ禍直前の出来事なので特に触れません。観に行った理由は役者さんの顔触れが気に入ったから。以下挙げてみます。
・さすが演技のうまい役者さんばかりが出てます。変に感じる場面がない。
・小栗さんは言うことなし。主演だったので劇場まで行ったくらい信頼してました。
・窪塚さんが遊びを控えめに真面目に演じているのに、語り口で「池袋ウエストゲートパーク」のキングに見える笑
・静かな演技の池松さんなんですが、後半のDMATへ対する世間の見当違いの批判に対する不満を漏らす時には、溜まっていたものを吐き出す様子が真に迫っていました。
・厚生労働省の官僚を演じた松坂さん。ドラマ「御上先生」でも官僚を演じてましたが、静かな熱さを感じさせる演技でした。
・数少ない女性キャストの森七菜ちゃん。英語が上手!相当練習したんやろうなぁ。乗務員の制服も似合ってました。出るたびに華やかになった。
映画の中ではダイヤモンド・プリンセスの乗客を船から下船させるところで解決を見ますが、ここから感染が広がっていったのは周知の通り。DMATの皆さんも安堵するんですが、この後も収束するまで人知れず感染者を救ってくれたんやなぁと感じる終わり方でした。
直接関わってないですが、改めてお礼を言いたくなりました。
たった5年前、されど5年前
あの頃、知らなかった裏側を知れた
コロナ禍で全員が疑心暗鬼になり、相手のちょっとした行動にビクビクし、感染を広げそうな人や言動に異常なまでに叩いていた時代を思い出しました。
ニュースでみていましたが、「感染を持ち込まないでくれ」としか思っていなかったあの事件で、医療関係者、政治家、クルーの方々が全力で未知の領域に対し、プライドと人情をもって対応されていたと知り、表面的に自己的にしか考えていなかった自分を猛反しました。
多くの人の優しさや思いやりがあったからこそ、あの程度でおさまったし、今後のためになるようにルールが変わったりと後世に大きな影響を残してくれました。
自身の仕事に誇りを持っているのか
誰かのために全力で何かできるのか、できているのか
ほんのささやかな優しさに感謝できているのか
何よりもこの平穏な日常の尊さを感じました
あのとき、何を優先していたのか…納得
当時、なぜその方法で?とか、なぜその順番で?とか、報道で知る情報で抱いていた疑問を、解きほぐしてもらった感覚です。
すべてのものごとは多面的なのに、報道というフィルターを通した瞬間、視点が限定的になるのは、致し方ないことなのでしょうか?
いろんな人が発信者になれる世の中なのに、声の大きい人や、すでに影響力のある人の情報が、100%の真実として広まってしまうんですよね。
多面的な報道って、出来ないんでしょうか?
個人防護具の移り変わりとか、内科の先生の診療が画的に地味なこととか、リアルでおもしろかったです。
映画は、ダイヤモンドプリンセス号での出来事をフォーカスしていましたが、さらにその裏側で、搬送先の医療機関でウイルスと対峙した人たちや、ウイルスの診断〜治療までのプロセスを確立するために奮闘していた人たちにも思いを馳せることができました。
全国のお医者様に見てほしい・・・
「映画でひと言:フロントライン」
新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。あの当時、たいへんな話題となった事件だし、まだまだ記憶に新しい。その実話を基に、未知のウイルスに最前線で立ち向かった災害医療専門の医療ボランティア的組織「DMAT」の医師や看護師たちの戦いを描いた作品。単純だと言われるかもしれないが、彼らはヒーローだ。「DMAT」隊員たちのもの凄い勇気と根性と、信念を感じた。
とりわけ、主役の小栗旬といい、松坂桃李といい、池松壮亮、窪塚洋介が実によく演じていた。
前の週に「国宝」を観ていたが、私はこちらの映画の方を断然、推薦したい。彼らの「DMAT」の活動を英雄視するより、あの当時の彼ら医療チームの対応や、国の対応の賛否をもっときちんと描けという評論も見かけたが、映画として、とても緊張感があり、そんなに彼らの活動自体も映画的に盛られてなく、淡々とドキュメンタリー的に、そして丁重に描かれていて、私はとっても好感を持った。今年の作品の中ではダントツ1位だと思った。星の評価は★4.2。是非、映画館で観て頂きたい。
追伸 全国のお医者様にも観て頂きたいと思った。
視点に偏りがあった気がする
DMATの方々、治療にあたった医療従事者の方々、クルーの方々の真摯な対応に、頭が下がる思いと、私にはとてもこんな勇気はないから、せめて邪魔することはしたくない、対応してもらって当たり前だと思いたくない、と感じさせる映画でした。
SNSやマスコミの偏った意見に辟易することもあるので、とてもリアルに感じました。
一方で、某教授の動画の件や厚労省官僚の描かれ方、ステレオタイプなマスコミの描かれ方に、偏りを感じてしまったことが残念なポイントでした。
どの範囲まで取材をされたのかはわかりませんが、某教授の動画に反論文書を出した医師のモデルと思われる方が、実際の文書を許可なく使われていた旨発信されています(批判的にではなく、フラットに受け止めてもらえると嬉しいことを丁寧に説明されています)。
エンドロールに引用元として記載はありましたが、本人に許可なくそのままな形で放映していることは、明らかに著作権法上の引用の度合いを過ぎているように感じました。
フィクション色を出さない作品であればこそ、しっかりと多角的な視点を盛り込んで欲しかったです。
マスコミや某教授が悪かったと、この映画を見て100%の真実だと思われている方がいるようなのがどうしても気になってしまいます(少なくとも、一緒に見に行った家族はそのように受け止めてしまってました)。
医療従事者への感謝
医療従事者、感染者
そしてそこに携わる家族の姿が描かれ
正解の無い未知なるウィルスに対するストーリーは何度も噛み締めてしまう場面も多く、苦しくもなる。
本当の現場はもっと壮絶だったはず。
自分の知らない事を簡単に発言したり
SNSで軽々しく叩くのは良くない。
あとマスコミ関係者。
視聴者が食い付くような話題を
いやらしく放映する姿は嫌だ。
あの神経は分からない。
ルールや指示より『目の前の人を救いたい』
そこにつきる。
とてつもない精神が必要で中々出来ないと
思う。感謝しかない。
『我れ、弱き人々への同情心もて、片時も自己に驕ることなく医を行われ』
藤田医科大学の理念は何度読んでも
素晴らしい。
沢山の人々に観て欲しい作品である。
医療ものの秀作
現実の出来事を描いた映画ではあるが、見ごたえがあってよかった。小栗、松坂のコンビがよく描かれているし、前線のリーダの窪塚もよかった。。。何より、森七菜ここにもでてるのね。。。国宝といい、いい役ついてますね。。話については、マスコミは騒ぐだけ、医療へのバッシング、無理解な上層部、とテンプレ気味なんだけど、実際どうだったんだろうか。。と考えてしまう。。そういう意味でいい映画だったし、ドラマとしても良かったと思う。それと、海外の顧客、日本の顧客、海外の船員と色んな視点があったのが良かったと思うし、より厚みが出たと思う。医療ものとしては、かなりの秀作なんだけど。。。テンプレ展開なのでー1した。
個人的にそこまで合わず
ドキュメンタリータッチで終始重い展開。
事実ベースで鑑賞者の期待の仕方で満足度は変わりそう。
当方、もう少し映画的な展開を求めていたため退屈に感じてしまった。→違うタイミングで見ていたら感じ方が変わったかも。
コロナとは何だったのか
こういう映画がもっと観たい
ほぼ、事実に近い内容と聞いてます。
拙速は巧遅に勝るではないが今、何が最優先なのか
よく考えさせられる映画でした。
まさにマスコミが悪のように描かれていますが実際、
事実に近いのでしょうね。本当、マスゴミですね。
今の時代、この情報化の社会において何が真実を語っているのか見極めなければならないと改めて痛感しました。
もう間もなく行われる参議院選挙もしかり、マスコミが報道するものだけを信じてはいけない。
かなり真実に近い作品なのでは…
日本人として鑑賞する義務がある
コロナウイルスが未知のウイルスと言われていた時期に、恐怖と隣り合わせの中、クルーズ船内の閉鎖空間の中で最前線で医療活動をしたDMATの姿を描いた作品。
鑑賞前はDMAT vs コロナウイルスという構成が物語の中心だと思っていたが、実際はDMAT vs メディアという構成になっていた。
どんな時も現場で頑張っている人達の揚げ足を取り、都合の良いところだけ切り取って報道するメディア。その偏った情報のせいで世論から圧力を受ける現場。
その圧力とも戦っていたDMATの姿を、内面的な部分を重要視して描いた今作を、是非とも日本人全員に鑑賞して欲しい。
外から都合良く意見を言うのは誰にでも出来るし、責任が無いからこそ好き勝手な事を言える。しかし、現場では正論だけでは片付けられない事が次から次へと起こり、それを事細かく説明、説得していたら何も進まない。コロナというまだ対処法も分からず、マニュアルも無いな中で最善の選択をして来た彼らの行動を観て、いかに我々がメディア、マスコミの手のひらで踊らされていたが良く分かるようになっていた。
俳優達の演技も素晴らしかった。実力派揃いのキャスティングで、彼らの演技が現場の壮絶感をリアルに生々しく描ききれていたと思う。
演出としても一つの事案を長々と描き過ぎずに、テンポ良く展開していくシナリオはダレること無く、常に緊迫感を得られる内容になっていた。
感染拡大防止の難しさ
コロナウイルスが日本に最初にやってきた、豪華客船ダイヤモンドクルーズでの医師たちの活躍を描いた作品。
DMATは災害時に駆け付ける医師たちの組織のことだが、ウィルス感染のプロではない。
船内では感染者が多数発生していた。
面白がって取材するメディアが滑稽だった。
船内での医師の活躍が知れる良い作品だった。
選挙行こう!
あの人の扱いだけ気になるけど
脚本うまいなと思うのね。
松坂桃李が登場して、神奈川県の課長とやり取りすると、そこに小栗旬が割って入って、「なんだ厚労省の嫌な職員か?」と思うとメチャクチャしごできの人っていう。
この辺でストーリーに入っていけるの。
そこからもうまいのかも知れないけど、もう、話に引き込まれてるからね。
事実ベースで迫力あるし、後は、見ていくだけ。
現場に近いところでやってる人たちは、みんな人間の善性を出してやってるんだよね。離れたところにいる人たちが、しょうもないことやってしまうという。
「本当にヤバい」ってなったときは、みんな、まとまれるんだなと思った。
マスコミもしょーもないんだけど、桜井ユキが良心に目覚めて、少しだけ変わる感じで描かれてる。
そんななか「俺はぶん殴りてえけどな」と『岩田健太郎許すまじ』ってメッセージが残るんだよね。映画作るにあたって現場の方々に取材してるから、その人たちは岩田健太郎さんを許してないんだろうな。一人だけ悪者で終わるので、気になるというか、可哀想と思いました。
豪華客船に乗り込んだ方々が差別を受けちゃうんだけど、ひどいね。
でも、自分もあのとき、身近に該当する人がいたら、近づかなかったと思う。
未知のウイルスが、本当に恐かった。ごめんなさい。
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