フロントラインのレビュー・感想・評価
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あの船での出来事と下船するまでの話。
あの時従事していた人達に取材を重ね事実に基づいた話。離れた所に住んでいるので、これ本当に日本で現実に起こっているのかな?って思っていたのを思い出しました。やはり中では相当な人数の人達が尽力されていて、医療従事者だけではなく船内のクルーや本土の医療機関、厚労省の方々が何とかウイルスを食い止めようとしてくれた事には感謝しかありませんね。しかしやはり敵は数字の取りたいマスコミとSNSです。良い事をしてる人でも、ある視点から攻撃する事によって悪人のような扱いになってしまう。日本ってこんな世の中じゃなかったよな〜って思うのだけど、違うか。日本人は前からこんなだったんだけど、スマホが普及するまで発信する方法を知らなかっただけなのかなっとも思ったりも。
素晴らしい俳優陣に囲まれた考えさせられる映画。ぜひ多くの方に観てもらいたいです。
この題材をエンターテイメントとしても成功させたのはスゴい
ダイヤモンドプリンセスが横浜に停められていた時、ちょうど船で横を通りがかった。これが、例の、ダイヤモンドプリンセスかぁ、と野次馬根性で眺めた。
その後、様々な困難や悲劇を報道やSNSを通して知ったが(クルーのご家族のツイッターが印象に残っている)、今回の映画もまずは、あの私が横を通っていたあの時、中では何が起こっていたのかな、という興味本位で見に行った。
たった5年前に実際にあった出来事を題材にしているので迂闊なコメントをすると不謹慎になりかねなくて言葉選びが難しいが、シリアスな内容でありつつエンターテイメントとしても良く出来た映画だったと思う。
前半はパニック映画やサスペンスが好きな私も満足のドキドキハラハラの緊迫感があり、中盤以降は、拡大防止か命かの問題、医療従事者の献身に対して返ってくる差別、大衆受けするネタに食い付き、切り取り、偏向報道するマスコミなど、胸が潰れる思いで見た。自分も大衆の1人として、ネタとして消費していた自覚をさせられたから。
物語中の藤田医大の医師が受け入れた乗客の対応に一通り当たった後、乗客に同行してきたDMATの医師に怒りをぶつけるシーンがある。
あれは厚労省やDMATへの怒りではなく、自分自身への怒りだろう。
理解して、受け入れまで決めた自分が、実はまだまだ全然理解できていなかったことを自覚して、痛感させられての、自分への怒り。
観客もまた、同じような心の動きを体験するだろう。
ネタとして消費する側から、当事者になる不安と、ネタにしていたことを恥じ入る気持ち。自分が未熟で卑しいのを自覚させられるのは辛い。
とはいえ、物語は、家族を思いやる心、乗組員や医療従事者や役人の仕事への使命感など、全編を通して根底にポジティブな精神があるので、後味は良い。
端的に言うと、感動しました。
見て良かった。
(この話の中で、元気な乗客が一番始末悪い的なことを船内で対応に当たっている医師が言ってましたが(確かに私も当時SNSとかで色々始末悪いところは見た)、始末悪かった元気な乗客はこの映画を見てどう思うのだろうか…ちょっと気の毒ではあります。その人だって船内に隔離されていたら状況を俯瞰的に把握するなんてできなかっただろうし、そうしたら不安になって自分の苦難を外部に訴えたくもなりますよね…)
どこへ行くかもわからず、先の見えない私達は、それでも新たな一歩を強いられる
あんまり予告でやってませんでしたが気になってたので見に行きました
原作というかほとんどの人が大まかな顛末を知っていると思いますがどんな詳細になってるのか気になってました
ストーリーが背景を知ってる前提でどんどん進んでいって詳細に入っていくので最初から集中してみることができました!
正直12月末の中国で感染症が流行ってるんだなーくらいでダイヤモンドプリンス号大変なことだなぁ〜くらいにしか当時は思ってなかったです
その裏でこんな苦労があったなんて…
どっかの大臣が清潔ルート不潔ルートの画像だったり追い出されてた医者がいたりネット伝いでしか知らなかった…
映画見ながら当時を少し反省してました😞
役者陣は豪華でしたね!特に窪塚洋介いいキャラしてました!冷静な皮肉屋だけど信念持っててアツい😆
全体的に悪い邦画特有のわざとらしかったり叫んだりがなかったのでリアル感あるなーと
松坂桃李くんは冷静だけど内に秘める官僚役よくやるね(笑)似合うけども
それぞれ前線で戦う大変さしっかり伝わりました
あとマスコミ関連も扱ってて良かった
徹底的に悪者に振り切ってもいいけどそこにも前線の人もいるよ〜って感じだけどね〜
光石さん嫌な役だったな〜(笑)
というかマスコミがコロナを煽りに煽ったのはこれ以降のほうが多かったと思うしそこら辺はどうでもいいですが
最後の最後で注意書きビッシリでしたがマスク云々あるの申し訳ないけど笑いました
そんな無粋なところで揚げ足取りするようなやついるのかよ!?て
コロナ騒動を経て今後未曾有の危機が起こった時にどう対応していくかですねー
人命救助を考える良作
話題作なので鑑賞。2020年2月3日からの豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」を舞台にし、未知のウイルスに果敢に挑んだ医療者、官僚、マスコミなど様々な出来事を史実を織り交ぜて描いた力作です。DMAT指揮官と官僚、船内の医師とのやりとりが冷静沈着でもう少し怒号や混乱をドラマチックにしても良かったかと思いましたが、実際に混沌とした現場で全てに冷静に対処しないと大きなミスにつながるものです。そういう意味ではとてもリアルに感じました。
出演者の皆さん頑張ってましたが個人的にはいつも頼りになる現場指揮官を演じた窪塚洋介が良かったです。人命救助の意味を考える良作でした。
おススメ度は普通のやや上です。映画館でぜひご覧ください。
あの時何が起きていたのか。
使命
コロナ云々の前に、 同じものに対処していくため集められた、 様々な...
コロナ云々の前に、
同じものに対処していくため集められた、
様々な方面から来た人たち
立場も方針もベクトルも違う中で、
反発したり分かり合ったりしながら、
進んでいく
そんな映画でした
コロナ関連でも、
『あ、こんなことあったな』『こんなこと言ってた人いたな』と、
改めて思い起こしました
立松のモデルの人たちから手紙が来たとか
読んでて自分もあつくなりそうでした
みなさん、お疲れ様でした
ありがとうございました
最前線に立つものへの賛辞
やれることは全てやる
王様のブランチで紹介してたので9:20から観ました。いやぁ~良かった!!期待は裏切られなかった。ついこの間のような出来事、日本で連日報道されていて、「大勢の人が、何故まだ下船できずにいるの?」家族や会社で話していました。コロナの足音がまだ少し遠かった頃。殆どの人が覚えている今公開された事に意義がある。空気感やその先に起こることが、当時どんなふうにこの出来事を見ていたかをスクリーンで思い起こす。規則やルールは大切だが、人道優先、命優先、災害現場の医療従事者はその思いで働いている。未知のウイルスの集団感染に突然対応しなければならなかった人達の命懸けの決意と行動、取り巻く環境、私達はそれを遠くから観ていた現実を、スクリーンを通して追体験する。難しい決断をせまられながら、最善を選びながら進んでいく、それぞれ違う立場の人達の熱意がしっかりと描かれている。俳優陣の演技も素晴らしかった!!観て損しない作品です。日本中の人が観るべき映画です。当時の医療従事者の方や船のクルーの方ありがとうございました。
セリフの重み・深み、本能にぶっ刺さる猛烈な感動!
俳優陣による演技、セリフの重み・深みが実に素晴らしく、
私の本能にぶっ刺さる作品だった。
割と冒頭から涙が止まらないほど心が震え、刮目して最後まで鑑賞した。
俳優陣、それぞれ素晴らしいが、
窪塚洋介、いちいち心に刺さる物言い、熱いパッションを演じる仙道からは感じた。
池松壮亮、家族の協力を得ながらも命に向いあう熱い思いに共感できた。特に缶コーヒーを一気飲みするシーンは秀逸。
松坂桃李、いけすかない官僚かと思いきや、その熱い思い&結城との対話には感動を覚えた。
森七菜、顧客目線での寄り添い感が素晴らしく、冒頭に感動できたのは彼女の演技あってのことだ。
小栗旬、船には乗らずに本部機能としてDMATの仕事及び命を守るために、さまざまな交渉や調整を加えていく役割に感動。
桜井ユキ、報道の本質に気づく心の変遷の演じ方が秀逸。
※窪塚洋介のセリフの言い回しがすごく好き、真似したくなるくらい好き
自分が報道で見ていたダイヤモンド・プリンセスとは大違いで、
中で何が起きていたのかの真実を知ることができ、映画に感謝しつつ、医療従事者への感謝の念を絶えず感じることのできる
秀逸な作品だと思う。
きっと医療従事者とその家族に差別的な扱いをした人もいるだろうが、
本作を観てどう思うか、自分の心に問う、そんな作品に仕上がっていると思う。
こんなに心にぶっ刺さり、ずっとフィジカルに心が震え、泣いていた作品は類を見ない。
多くの人々に観てほしい。
心からそう思う作品だ。
熱量がすごい!
未来に語り継ぎたい作品
世界中がパンデミックに陥った新型コロナウイルスの恐怖を事実に基づき描いたヒューマンドラマ。豪華客船「ダイヤモンドプリンセス号」で実際に起こっていた壮絶な闘いに驚嘆しました。俳優陣も豪華でそれぞれの演技合戦も見どころです。パンデミックの恐怖を描いた貴重な作品であり未来に語り継ぎたい一本です。
2025-90
脇役なんていない
今もどこかで戦っている人々がいて彼等に感謝と尊敬の念を持つキッカケをくれた2020年。
ダイヤモンドプリンセスで起きている緊急事態に対し、当時の私は遠い出来事として俯瞰しどこか冷めていたと思う。そして過熱する粗探し報道により世間の“イジメ”がより巨悪と化してから異常なことに気付いた。
有効な治療法もない中、新型コロナと対峙する医療従事者の苦悩は計り知れない。それでも過去の教訓や3.11の経験を活かし最善の方法を常に考えベストを尽くすDMATの存在は勇気を与えるものだった。
それだけでなくクルーや乗組員の乗客への気配り以上の温かさには胸が熱くなった。
本作は史実を元にした脚本にオリジナルキャラクターの存在がいて、特に桜井ユキさん演じる上野の心情が我々とリンクする部分が大きい、彼女の演技力に好感が持てました。
そして滝藤賢一さん、貴方の演じる姿に緊張と人間味を感じて様々な作品で心を鷲掴みなされる、今作もズルい役どころでした。
決断の難しさとそれを乗り越える強さ
このポスター写真を見たら劇場に行かないわけにはいかない。この4人の共演は見逃せない!そしてその期待は裏切られなかった。
ついこの間の事のように覚えているこの出来事、最初のニュースを見た頃、自分は2週間のヨーロッパ出張に出た。あちらでもこのクルーズ船のニュースは連日報道されていて、「あんなに大勢の人が、何故まだ下船できずにいるの?」などとあちらの人に聞かれたりした。コロナの足音か近付いていたが、まだ少し遠かった頃。
この出来事がこんなに早く映画化されたことに驚いたが、殆どの人がまだ覚えている今公開された事に意義があると感じる。空気感や、その先に起こることが一瞬で思い起こされ、また当時どんなふうにこの出来事を見ていたか思い巡らしながら、スクリーンを見ることになる。規則やルールはもちろん大切だが、人道優先、命優先、災害現場の医療従事者はその思いで働いている、頭が下がります。
美化されている部分があるのかどうかは分からないが、少なくとも未知のウイルスの集団感染に突然対応しなければならなかった人達の、命懸けの決意と行動、取り巻く環境、私達はそれを遠くから観ているしか無かった現実を、スクリーンを眺める観客として追体験しているような感覚。難しい決断をせまられながら悩む時間も無く、その時の最善を選びながらとにかく進んでいく、それぞれ違う立場に置かれた人達の熱がしっかりと描かれている。この作品にすら、見た人の感想は様々違うでしょう、それがいつもこの世界の現実。それでもこの作品の公開意義はとても大きく、拍手を送りたい。
あの頃の空気感を思い出す。
良くも悪くもエンタメになってる
真実は小説より奇なり
25日間の攻防を2時間に収めようと思えばこうなるでしょう。正直なところ、話がトントン拍子に進んでしまい物足りなさを感じました。物足りないと言ってしまっては、現場で奔走した医療従事者の方々や乗客に失礼だとは思いますが。
役人は有事の際にも責任を取ろうとしないし、常に動くのは下の者たちです。
5年前、毎日のように報道されたダイヤモンドプリンセス。自分の職場の目と鼻の先の出来事でした。感染はどんどん広がり、どんなウィルスなのかわからない中で有名コメディアンが亡くなったことで日本中がパニックになったのだと思います。現実のDMATの方々はもっともっと大変だったと想像に難くありせん。あの船に出入りしている事が分かれば家族まで巻き込む事になるという極限状態で、それでも命を救うために戦ってくださった皆さんを2時間に収めるのは無理と言うものです。夫が重症化し、喚きながら手すりにまたがるパニックおばさんは余計でした。小栗旬も窪塚洋介も演出なんだろうけど淡々としていて、疲労のかけらもなく、綺麗さっぱりな松坂桃李が並んだ時には白けてしまいました。
リアルさが余りになくて。
池松壮亮は頑張っていたかな。
あと、意外にも森七菜が良かったです。
うーん、辛口になりましたが物足りない、が正直な感想です。
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