「意欲作ではあるが…」フロントライン SHOTさんの映画レビュー(感想・評価)
意欲作ではあるが…
2020年の災禍発生からわずか5年で制作された意欲作ではあると思うが、エンタメ作品としての仕上がりには評価が分かれるのではないか。
例えばマスコミや行政の描写が一面的であり、私も何度か首をかしげるシーンがあった。
それに当時の状況を思い出すと、政治家が一切登場しないのも不自然に感じた。
医療従事者や客船クルーが献身的に活動するシーンは感動的だが、映画ならではの「作り話」もあるだろう。
NHKオンデマンドで昨年放送された「新プロジェクトⅩ」も見たが、実際に従事した方々の証言を中心とする構成で、こちらの方が説得力があった。
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