「メタリック、革、人間のからだ」クラッシュ(1996) talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
メタリック、革、人間のからだ
オープニング・クレジットの文字がメタリックで凄くかっこよかった。クレジットがいい映画はいい!でも、以前、スペイダー狙いで見たときは、なにこれー!わからーん!でした。今回見て、最後の場面が覚えていた唯一のシーンであることがわかりました。妻の車に追突してから、道路脇の草と土の上で妻と愛し合うスペイダーです。ということは、前回も最後まで見たのかーと自分のことながら感心しました。もっと短かったのだろうか?それともほぼずっと寝ていたのだろうか?
ストーリーがあること、性別関係ないこと、ヴォーンの存在は、今回見て初めて知りました。
クローネンバーグは、通常は有り得ない対象からも人間は性的興奮を得るのだ、を描くというより、もしかしたら、いろんな質感が合わさった化学変化を表現したかったのかなと思った。飛行機や車や歩行補助具のひんやりとしたメタリック感、手袋やジャケットや車のシートのレザーの感覚、偽のおっぱいの感覚、そして人間の皮膚、血液、体液など、気持ち悪いけど人間を人間にしているもの。これらを触る人間の手がとても印象的だった。
原作がある映画なので違うかもしれないが、原作と別物であっても質を伴った映画ならいいと思う。
ジェームス・スペイダー、若くて素敵だった。
コメントありがとうございます〜。
25年前にはうら若き乙女だった為、過激な性描写という評判に鑑賞を断念しましたが、今シアターで観る事が出来て良かったです。
talismanさんの、いろんな質感が合わさった化学変化を表現、というお話非常に共感です。
フォローさせて頂きますね。
今後とも宜しくお願い致します。
おかげさまで、僕も快感ゼロでした(笑)けど、いつかこーいうことが快感になる時が来るのかもしれませんね。人間なんてどうなるか分かりませんからね(笑)けど、そうなったら・・・嫌ですけど。
127時間にコメントありがとうございます。
2本とも難しかったです。
ザ・フライ、見た…かなぁ??
背中が痒くて、そのうちなんか出てきたのは、それでしたっけ?
20年以上も前に見たので細部は忘れましたが、手は確かに印象的だったかも!
「裸のランチ」と2本立てで見たのですが、異世界の扉を開けた気分でした。よく1人で見に行ったなー。
コメントありがとうございます。化学変化・・・なるほどー!そうかもしれませんね!違和感ではなく調和に(性的な・・・ですが)変化しているのかもしれませんね。なんだか、ゾワゾワ、ゾクゾクしたのはそのせいなのかもしれません。