ドールハウスのレビュー・感想・評価
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期待度○鑑賞後の満足度○ 演出は巧いけどサスペンスを盛り上げるのに忙しくて結局人形は何をしたかったのか最後まで分からないモヤモヤ感…
①矢口史靖はやっぱり巧い。サスペンスの盛り上げ方、引っ張り具合が達者。最近ダラダラした演出の映画が多い中で流石に緩急の付け方も上手い。久しぶりにドキドキさせてもらった。
ただ、それは「お化け屋敷」に入った時のドキドキ感と同じで、終わってみたら“なあ~んだ”とすぐ忘れてしまう程度の恐さ。
②ホラー映画というよりサスペンス映画だと思うが(結局謎解きされていないのでミステリー映画ではない)、後半は田中哲司演じる「お祓い屋さん」の登場で何となくツッコミを入れたくなるコメディ的要素が差し挟むまれてくる。田中哲司の演技にもほぼポーカーフェイスであるのに何とはない可笑し味が漂う。仰々しい装置を持っている割には何の説明もないし、刑事を襲う怪異も予想しているみたいなのにほっとくし、結局お祓いに失敗した挙げ句、怪我して一番大事なときに居なくなるし。その後も、ずっと仄めかしている様に恐ろしい相手であるのなら、素人に任せておいて良いのかい?謎のパーツが揃ってから謎解きすべきじゃ?とか、色々と雑念が湧いてきて段々恐くなくなってしまった。
キャッチコピー「だれにもわたさない」は誰の言葉だったのか?
愛されなかった娘の骨が眠るお人形が自分を必要としてくれる家庭に迎えられたが、子供が生まれたことからその立場が脅かされる事態になり、独占欲とともに暴走していくーそんなことを予告を見た時点では想像していました。
そしてその事態にどのように鈴木家が向かい合うのか?そんな筋書きだと勝手に想像してたので、お人形の出で立ちをおったり、オカルト展開が強くなりすぎて、中盤〜終盤にかけてはすこし展開を追う気持ちの熱が冷めてしまいました。
霊媒師といっしょに夫婦ふたりしてお人形の帰るべき場所(お墓)に向かうぞ!となったシーンでも「(父方の母に預けてるのかもだけど)大変なことにまきこまれてる娘を長時間おいてけぼりにするの?」とも……
多くを突っ込んではいけないのがホラー映画を楽しむためのセオリーかもしれませんが、違和感を感じてしまった以上、純粋に楽しむことは私には難しかったです。
こどもを綿棒で叩く悪夢が1番怖かったかも。
しかしながら長澤まさみは本当〜に綺麗でした。
時間の経過に伴いヘアスタイルが変化しましたがどれも素敵。
テーマソングも良かったです。
映画版「変な家」を観終わった時の気持ちに少し似ています。
なので、そちらが好きな方にはとても良い作品なのかも?
最近でのホラーストーリー
長澤さん主演の人形ホラー映画。
……今日のホラー映画作品の人気復活が起こっている中で、ストーリーがしっかりしていて
怖くは無かったがおもしろかった。
個人的には映画…来る…の作品意向久々に楽しめた。
……
この作品は人形に魂が宿るのではなく、亡骸に成仏出来ない魂が付き、最終ではどうだろうか、完全に親が操られるのか、それとも亡くなった子が改めて人形に付いたのか?
これは観賞する人の感覚で完結するのだろうが、考えさせられるのは、
悪い霊なら兎も角、良いものが人形についたら果たしてそれは怖いのか怖くないのか、まして自分の子がとしたら?
そんなことを考える作品でした。
ドラマ作品などではよく結果を感性に任せる作品はあるが、そう考えると、ホラー映画では取ってつけたようなエンディングは良く見るもののこの作品みたいな流れはあまり見ない。
ちょっと異色な作品でした。
ホラーを見慣れて無い方には良いかも
冒頭の子供行方不明〜長澤まさみの絶叫までの掴みは完璧だった。ただこれは、予告の段階で展開が把握出来てたので、それさえなければ作品中もっとも恐ろしいシーンになってたのではないかと思う。
それ以降は平凡。ホラー映画の怖らがせるツボは押さえてはいるものの、他作品で見たことある物が殆どで、ホラー映画をそれなりに観てる方なら次に何が来るか大体分かってしまう。ドールハウス内でも似たようなシーン多いなと感じて物語が進むにつれて恐怖も段々と薄れてしまった…。
日本人形の醸し出す「これヤバい…」の雰囲気は流石で、これは海外に劣らない和製ホラーならではだなと関心しました。が…そのポテンシャルを最大限に引き出すことには失敗。
最後にこれは言いたい。ラストに「あの人形は母親を恨んでいた…あの島に連れて行ってはいけなかった」とのセリフがありますが、島に向かう前に母親が娘と無理心中図って娘だけ死んでることが判明してるのだから、娘が母親恨んでることくらい容易推測出来るんじゃない?それなのに、人形(子供)は母親の元に帰りたがってるって…
結論、個人的には全然怖く無かった凡作
ドキッとさせられて楽しかったけど、終盤彷徨い行き着いた方向が在り来たりかな
髪が伸びる呪いの日本人形・・・(=゚ω゚)ノ (@_@;) きゃぁぁ~
この古典的ホラ-の話をモチ-フに
リング中田監督 ⇒ ウォーターボーイズ矢口監督に伝承なのかと思わせる映画
今日は「ドールハウス」を早速見たんだわさ。
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脚本も監督も 矢口史靖監督。中々ガンバったねぇ。
そして
鈴木佳恵(母):長澤まさみさん
鈴木忠彦(父):瀬戸康史さん
鈴木芽依(長女 死別):本田都々花さん
鈴木真衣(次女):池村碧彩さん
鈴木敏子(姑):風吹ジュンさん
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(大体の話の流れ)
長女が生まれた夫婦家族。ある日、長女5歳時 近所の子供達と家中でかくれんぼ。しかし長女はドラム式洗濯機に隠れて窒息死で見つかる。
傷ついた夫婦は家を離れて引っ越し。連日気落ちする妻。
ある時 古い日本人形が売られていたのを買って持って帰る。
そして亡き長女の思いを人形に求め心を癒した。少し精神が戻る妻。
やがて 夫との間に次女が生まれる。
最初は人形が次女の傍に置かれていたが、徐々に不穏な怪奇な事が起こって行く~。やがてこの人形が何かオカシイと気づく夫婦。
人形処分をしようとするのだが・・・・
そこから始まる 奇怪な現象(呪い)が夫婦家族を襲う!!
果たして 人形供養は無事出来るのか~
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良くある人形の呪いの話なんですが、
分かっちゃいるのだけど ドキドキさせられて
久し振りに緊張して観ましたわ。
終盤辺り 何となく攻め方が よく似た演出の繰り返しとなってしまっていて
そこが惜しい所でしょうかネ。
長女のあの世からの再出現辺りで 上手くまとめて終われば
ちょっと ぴえん~(*´ω`*) な感情芽生えた想いで終えれたのに・・・
最後の最後が彷徨い捻り過ぎてしまい、 結果残念な方向にいってしまったと思います。惜しい惜しい。
効果音は良い感じで入ってたと思います。
中田リングを彷彿させる部分も感じたりで 驚きレベルはそこそこ在ったでしょうかね。
気になる方は
劇場へ!!
「恐怖」よりも「悲哀」に重点を置いてもらいたかった
「人形ホラー」としてのストーリー展開にさほどの新鮮味はないのだが、本作の主役とも言える「アヤちゃん」の造形は秀逸で、無表情なのに豊かな感情が感じられる顔立ちには、不気味さと可愛さが共存していて、何とも言えない魅力がある。
それだけに、終盤、彼女の顔が「チャイルド・プレイ」のチャッキーのような形相に変わってしまうのは残念で、怖さを演出しようとして、かえって逆効果になってしまったように思えてならない。
むしろ、彼女の場合は、母親からの愛情を失い、邪険に扱われたことに同情できるだけに、単なる恐怖の対象としてではなく、「トイ・ストーリー」の玩具たちのように、悲哀を感じることのできるキャラクターとして描いた方が、物語に深みが生まれたように思えるのである。
さらに、彼女が凶暴さを増すラストにかけては、せっかく母親と埋葬してもらえるのに、どうして、そんなに抵抗しようとするのかが腑に落ちなかったのだが、最後の最後に、その理由が明らかになって、そういうことかと、ようやく納得することができた。
その一方で、もしかしたら、亡くなった長女が両親を助けてくれたのかと、少し感動しかけていたのだが、そうした、「親子の情が悪霊に打ち勝った」みたいな話ではないと分かって、少しがっかりしてしまった。
考えてみれば、「アヤちゃん」は、祖母にしても、僧侶にしても、警察官にしても、呪禁師にしても、痛い目には合わせるものの、誰の命も奪っておらず、それほど凶悪なモンスターだとは思えない。
最後のオチからも、彼女は、「母親の愛情が欲しかっただけ」だったということが分かるので、ここは、やはり「恐怖」ではなく、「悲哀」が感じられるようなラストにした方が、より深い余韻が残ったように思われるのである。
どう評価したらいいのか
本作は、ホラー映画としての演出において、ま
さに「満点」としか言いようがありませんでし た。監督がホラー映画初挑戦とは思えないほ ど、恐怖を煽る手腕は卓越しており、終始画面 に釘付けにされます。特に、観客を徐々に追い 詰めていくような丁寧な恐怖の積み重ね方や、 視覚・聴覚に訴えかける演出の巧みさには舌を 巻くばかりです。その一点においては、本当に 素晴らしい作品であったと断言できます。
しかしながら、物語の終盤、特にラストの展開 には強い失望感を覚えました。あれほどまでに 巧みに盛り上げ、観客の期待値を高めてきたに もかかわらず、結局は「なんだ、結局他のホラ 一映画と同じなのか」という典型的な結末に収 束してしまったことには、非常に残念な気持ち を抱かざるを得ません。
昨今のホラー映画にありがちな「問題を拡張し て終わり」「後味の悪い結末」というパターン をなぞってしまった感は否めません。私自身、 「たまにはちゃんと解決してくれる作品なのか もしれない」と勝手に期待してしまった点も否 めませんが、それだけに、その期待が裏切られ
た時の落胆は大きかったです。演出面での非凡な才能を見せつけられただけに、本当に勿体なく感じます。
なかなかの問題作
最近の矢口史靖脚本のレベルが落ち気味と感じているのと初ホラー作品でどうなのかという心配が当たってしまった
所々にジャンプスケアはあるものの怖さが中途半端
人形による被害が重傷程度で済んでいるせいなのかも知れない(清掃員がパッカー車に巻き込まれたシーンがあったが)
作中の長澤まさみさんの熱演が空回りしているようにも感じた
終盤のストーリー展開が多少複雑なのでそこはもう少しわかりやすくしてもらいたかった
個人的には人形の表情を色々と変えないで欲しかったなあ(チャッキーみたいでしらけた)
あと小さい子供たちはちょっとでも目を離したら駄目だよね
お人形劇
今作では定番の伸びる人形の髪の毛に加えて爪まで伸びる!伸びる!切ってもすぐ伸びる!
そして動かないはずの人形が動くお約束を踏襲し、さらには襲いかかる!まるで「チャイルドプレイ」のチャッキー!特に終盤の憎しみに満ちた形相なんかそっくり!オマージュですかね。
怖かったのは、暗闇の中で走り回る人形をポライドカメラのフラッシュで撮った瞬間だけその姿を捉えるシーン。「ライトオフ」にも似た恐怖…!
とは言え、全体的に怖さはあまりなく、人形の不気味がひたすら際立っている!
ラストも続編があるような、いかにもと言った終わり方をするけれど「いやないから!笑」と思わずツッコんでしまった笑
アヤの悲しみにもスポットを
事故で5歳の娘、芽依を亡くしてしまったお母さん、鈴木佳恵(長澤まさみ)。心が壊れてしまった事故後の姿に胸が痛みます。子どもを置いて買い物に出る際は刃物を棚にしまい、風呂に水が溜まっていないことを確認するほど子どもの事故防止に気をつけていただけに、その心痛はどれほどでしょうか。
実の母に虐待を受け、無理心中の犠牲になった安本礼(アヤ)。彼女の骨格と魂は生き人形になってこの世を彷徨っています。(理想のお母さんを求めて?)
佳恵とアヤは引き寄せられるように出会い、相性はベストマッチ。アヤのお陰で佳恵はやっと心の安定を取り戻します。
問題は、佳恵が第2子真衣を出産したこと。アヤはクローゼットの奥深くにしまわれ、その存在を忘れられていきます。
成長した真衣とアヤはなぜかマブダチになり、引き離そうとする者には不可思議な災が降りかかるように。
この物語の問題は、「アヤは何を求めていたのかよく分からない」点です。理想のお母さんを求めていたのなら、アヤと真衣はライバルとしてお母さんを奪い合うはずですがそうはなりません。アヤはどうやら優しいお母さんじゃなくて、同年代のお友達を求めていたみたいです。なぜアヤがあんなに真衣に執着したのか、よく分かりません。ただ寂しかったのでしょうか。途中からアヤの気持ちが全くわからなくなりました。入れ替わりが目的だったら真衣が生きている限り無理だし…。
佳恵を襲う凶暴なアヤを止め、どこかへ連れ去って行く芽依の霊。佳恵は芽依に感謝を捧げます。霊になった娘が母を救う、本作で一番のエモーショナルなシーンでした。アヤは結局ただ凶暴で邪悪な存在としてしか描かれなかったのは残念です。アヤの悲しみにもスポットを当てていたら、もっと感情を揺さぶる哀切なホラーにできたのではないでしょうか。せっかくの純和風仕立てのホラーだったのに残念です。
今どきポラロイドカメラなんて小道具を持ち出して、暗闇の中、ストロボ撮影で異形のアヤを写しまくるなんて、演出が陳腐すぎて冷めました。
映画も無事クランクアップし、久しぶりに東京のマンションに戻る長澤まさみ。友達からの飲みの誘いも断り、手慣れた様子で夕食の準備を始める。作る料理はなぜか子どもが好みそうなものばかり。カメラが引くと、おしゃれなリビングのテーブルの前にちょこんと座らせられたアヤの姿。
このくらいのエンディングのほうがより狂気的でよかったのでは。
衝撃の結末に持っていくまで矛盾かつ強引過ぎ。
先に結末を書くと人形に宿る怨霊のあやの願い通り主役夫婦の娘との取り替えに成功して終わる。
取り替えが目的なのにあやは常時夫婦を怖がらせて周囲に被害を及ぼしてばかりでそんな事したら捨てられるだろと思った。
ラストで実は母親に虐待されてる事が判明するけどそれなのに母親の遺体の側に人形を入れられると呪いが成功する原理が分からなくて衝撃の結末も素直に怖がれなかったな。
また動く時もせっかく人形なんだから化け物風味にしないでチャイルド・プレイやアナベルみたいに人形でやった方が良かったと思う。
今年の邦画は良作が多すぎる!!
ホラー映画初心者です。
本作も矢口史靖作品でなければ絶対に見に行ってないタイプの人間です。『リング』も『呪怨』も未見。きちんと映画館で見たホラーは中山哲也の『来る』くらいです。
その代わり矢口史靖作品は大好きです。特にスウィングガールズとハッピーフライトは何度観たかわかりません。
ですので、事前に予告や試写会の評判などを聞いて、本作がホラー作だと聞いていても半ば信じられない気持ちでした。ハッピーフライトが『コメディ風乗り物パニック』だったので本作も『コメディ風ホラー』だと思いながらトーホーシネマズの門をくぐりました。
結果として、本作は『マジの』ホラー映画でした。しかも最上の出来でした。心が揺り動かされまくりました。
系譜としては「過去のトラウマ克服モノ」です。
子供を亡くした主人公がその心を回復させていく物語です。
数少ないホラー経験からすると、ホラー作品の中には「結局はどういう話だったの?」となることも少なくなかったのですが、本作に関しては呪いの正体や怪異の目的や行動原理などは非常にわかりやすいです。
またいわゆるジャンプスケアシーンも全くないわけではありませんが、ほとんどないと言ってもいいと思うのも好感が持てます。
その代わり、『嫌な予感』からの『ほら、だから言ったじゃん!』的な心の動かされ方をされるシーンの組み立て方で生あたたかな恐怖感で心が揺さぶられます。
主演の長澤まさみの演技もとても素晴らしいです。精神的に参ってしまう母親役が最高でした。特に「あ……やってしまった」という表情が凄すぎます。
今年のベスト(個人的には人生ベスト級)映画に『片思い世界』がありますが、本作はそれの裏返しのような話ではあります。
ラストではあの映画に感じたのと同じような『救われ』を感じます……が、本作は間違いなくホラー作品だったのだと、ラストのラストで気がつくことになります。
その瞬間の「やられた」感こそ初見でしか味わえない映画的感動だと思います。
本作は私のようなホラー初心者でも楽しめる大傑作でした。
正直、ウッジョブ以降の矢口史靖作品に関しては「う〜ん」と思う点が多々あったりしたので、本作で久しぶりに「やっぱ矢口史靖最高!!」となれたのは個人的に大変嬉しかったです!
全員におすすめできる名作です!!
アブナイんだってばッ
愛娘を亡くした後に出会った日本人形を家に招いたことで、恐怖な出来事が次から次へと巻き起こっていくというストーリーです。
正直そこまで怖くないだろうと高を括っていましたが、しっかり怖い場面がいくつかありました。そして何だか笑えるシーン、次々と変わっていく展開でボリュームたっぷりのホラーでした。最後子供を1人車に置いていくのはちょっと不安で気になりましたが、、明確なオチも良かったです。
脇を固める役者もとても豪華で見応えあります。(ヤスケン硬直のまま退場笑)
ホラーというだけで鑑賞を躊躇ってしまう方がいるのは少し残念です。それくらい面白かったです。
一番怖いのは?
ポスター(チラシ)の女性
長澤まさみさんだとは分からなかった
ホラーじゃなくてドールミステリー?ということを聞いて鑑賞したホラーが苦手な私
ラスト分かってないかもしれませんが「ホラー」でした
好きな人にはたまらないのかもしれませんが
(いくつか思ったこと)
内容はこのままでもあっさりテンポよく進めた方が好みです
プロ(住職や警察官など)が頼りなさすぎて笑ってしまいました
特に田中哲司さんの何しにきたの?って感じが好きかも
やはりポスター(チラシ)が一番怖かった
ホツトスポツト‼️❓無敵の人‼️❓
脚本が悪いように感じるので、怖さも、悲しみも、驚きも無い。悪霊の造形も含めて展開もセリフも、イマイチぴんとこない、これだけ熱演なのに響いてこない。多分、監督は子供が死んで母親が悪霊に弱みを見せて取り憑かれる哀しさを表現したいのだろうが、伝わらないんだな。安田顕とか名優なのに形だけの絡みだし。なんか、予告編で期待しすぎた、全てが上滑りして、残念でした😢🫤ただ、皆んな名演技なんで、私のレビューは参考にしないで是非観てください、長澤まさみはいい演技だから。
解けない呪縛。
5歳の娘・芽衣を不慮の事故で亡くしてから1年後、…飛んで追ったチラシに連れてかれる様に導かれ骨董市で出会い持ち帰った日本人形の話。
芽衣が亡くなってから1年は何も手付かずだった妻・佳恵が、人形を持ち帰ってから徐々に元気を取り戻り少し安堵した夫・忠彦だったが、…少し経ち真衣を授かり生まれてから5年後、…転がったビー玉を取ろうと押し入れ置くへと入ると、押し入れ置くにしまっておいた人形を取り出し遊ぶようになる真衣だったが…。
本作予告を観た時から気にはなってたけれど面白すぎた!細心の注意を払いながらも起こってしまった事故、散々探して洗濯機で見つけた佳恵の「キャー」には何か鳥肌と恐さと。
…娘が亡くなり落ちてた佳恵が、ある日帰った仕事終わり鼻歌まじりで料理する姿に薄気味悪さを感じながらもダイニングテーブルへ座ってあの人形が座らされてたら忠彦のリアクションになりますよね!(笑)
ジワジワ来る怖さとやりすぎてない感じが何か絶妙だったかも、刑事・山本のトンネル内で轢いてしまった人形を抱き抱え固まってるシーンは怖っ!
礼と書いてアヤと読む人形の経緯、お祓いする神田の件といい全て楽しめた!子供の頃からホラー大好きな私ですが満足!
「生き人形」と言ったら稲川淳二の話!思い出した~(笑) 続編に期待!!
「チャイルド・プレイ」とか「ミーガン」といったドールホラーは世界中に数々ありますが、邦画で作るとこれほど怖い作品になるとは予想できませんでした。
まず鑑賞前に最初に考えたことは、「ウォーターボーイズ 「(2001)」「スウィングガールズ(2004)」「ハッピーフライト(2008)」「ロボジー (2012)」と、「涙が出るほど面白い」作品を作り続けてきた矢口史靖監督がメガホンを取る作品なのだから、ホラー作品でもちょっとした笑いやハッピーエンドはあるのではないかということでした。
俳優陣も演技の幅の広い名優「瀬戸康史」「安田顕」「風吹ジュン」「田中哲司」といった顔ぶれが揃ってますし、主役は「長澤まさみ様(私のレビューではキャストは基本敬称略ですが、一番好きな女優なのであえて様付け)」なので間違いはないはずです。
ところがどっこい、上映開始後に幸せな日常風景が続いていたのに、長澤まさみ様が洗濯機を覗いて悲鳴を上げたところから、ジワジワと恐怖の深淵に引きずり込まれていくのです。骨董市で不気味な人形を買ってくるのにはツッコミを入れようとも思いましたが、我が子を亡くして鬱状態になった主婦がとる行動としてはアリかも知れないと考えを改めました。
早々に寺院でのお焚き上げシーンが出て来ましたが、タイミング的にこれで終わる訳もなく、小狡い僧侶(今野浩喜)が呪い殺されるという定番パターン。再度のお焚き上げを断る住職もどうかと思いますが、素直に古物商に売っていたらどんな展開になったんだろうと、この段階では別パターンを考える余裕がありました。
人形の髪や爪が伸びるのはホラー映画の定番パターンですが、人形が動き出してから(人間のように動くシーンはなく、噛まれた傷、防犯カメラの映像、子供からのすり替わりで)恐怖のメーターの数値はドンドン上がっていきます。
最後は、ハッピーエンドでなくてもある程度まとまりのあるシーンで終わって欲しかったところはありますが、貞子のように次期作もあるような含みのある終わり方も恐怖を募らせた原因だと思います。
これは面白い、久々の良作邦画ホラー
正直あまり期待しないで鑑賞でした。
結論から言うと当たり邦画ホラーです。
ちょっとCMなどがポップな感じですけど、割と真面目にホラー映画してます
1番良かったのはキャスト陣ですね
ホラーというと邦画は顕著ですが、とにかくアイドルとか演技力皆無のキャストになりがちですが
脇役含めしっかり演技のできるキャスト陣で
特に主演の長澤まさみさんはさすがですね
これが主役がアイドルとか脇役が演技下手だと一気に駄作になってた気がします。
ストーリーはまぁ王道といえば王道なんですけど
これもホラーあるあるのジャンプスケアで「怖がらす」ではなく
単純に「ビックリさせる」というのが相当少ない感じなのが良かったです。
邦画ホラーはこれじゃないとって感想です。
なのでジャンプスケア大歓迎のホラー好きには刺さらないと思いますね
直接的なホラー描写は割と少なめな印象でした。
しかしながら
あれ?もう終わりか?というところから何度も二転三転するのは素晴らしかったです
相当真面目にホラー映画作ってます。
この映画が大コケしてしまうと
また邦画ホラーのレベルが低下してしまうような気がするので是非多くの方に鑑賞してほしいですね
良作ホラーが今後も増えることを願うばかりです。
都合良く超有能霊媒師がでてくるのはお決まりではありますが、私はストーリ的に必要だと思いましたし
有能ではあるけど完璧ではないので、そこがラストに繋がっていくのもとてもいい演出だと感じました。
そこがリアリティラインを超えてしまってると感じる人もいるかもしれないのが懸念点ですかね?
田中哲司さんらしい素晴らしい演技でした。
ちょっと前述しましたが
CMとかPRの仕方がこれでいいのかな?
という感じもあります。
明る過ぎるので、ホラー好きから敬遠されちゃうかも?
逆にホラー好きじゃない人を呼び込めたらいいなって思惑ですかね?
繰り返しになりますが、久々の王道良作ホラー邦画なので是非ご鑑賞オススメします。
罰当たりな人たちが生かし続けて、愛着を持ってくれた人にもぞんざいに扱われて、ちょっとかわいそう
2025.6.13 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(110分、G)
娘の喪失に喘ぐ母親がいわくつきの人形に魅入られる様子を描いたホラー映画
監督&脚本は矢口史靖
物語の舞台は、都内某所
夫・忠彦(瀬戸康史)との間に、5歳の娘・芽衣(本田都々花)を授かり幸せの絶頂にいた佳恵(長澤まさみ)は、ある日に過失を起こしてしまう
それは、子どもたちだけを残して買い物に行ってしまったことで、帰宅した時には芽衣の姿がどこにも見当たらなかった
ママ友の誰のところにも遊びに行っておらず、警察に捜索願を出すものの、その夜に思いも寄らぬところから芽衣を発見してしまった
それから5年後、佳恵は精神科に通い、セラピーを受けながら日々を過ごしていたものの、一向に良くなる気配はなかった
芽衣のものを見ると思い出してしまうため、佳恵は娘の持ち物を片付けようと考えて始める
そんな彼女を心配する義母の敏子(風吹ジュン)は、お焚き出しというものがあることを伝え、それらを供養してもらったらどうかと提案した
物語は、佳恵が青空骨董市にて人形を見つけてしまうところから動き出す
そして、何を思ったのか、佳恵はそれを購入し、家で娘のように可愛がり始めてしまう
佳恵の主治医でもある竹内(西田尚美)は、ドールセラピーは有効だと言い、忠彦はそれに付き合うことになった
それから佳恵の精神状態は安定し始め、しばらくして、第二子に恵まれる
娘は麻衣(池村碧彩)と名付けられ、スクスクと育っていくのだが、彼女が5歳の時に、押し入れからその人形を引き摺り出してしまうのである
映画は、サクサクと物語が進み、その人形が「ある人形師」によって作られたものだと判明する
そして、それが作られることになったきっかけが暴露され、その人形に込められた意味を思い知らされる
やがて、人形は気味の悪い行動を取り始め、とうとう捨てることを決意するのだが、捨てても捨てても元に戻り、佳恵はお焚き出しに出そうと考えるのである
物語はそこまで複雑なものではなく、オカルト的な方向へと突き進んでいく
人形を元の場所に戻そうといわくつきの場所に行くなどの定番の展開を見せ、時間制限で渡ることができる島まで登場する
このあたりは、都市伝説系とか、村系のホラーと同じようなジャンルになっていくのだが、そのあたりの面白さも踏襲する流れになっていた
日本人形の気味悪さというものをふんだんに描いていて、見ているだけで気味が悪く、怖さもなかなかのものだと思った
いずれにせよ、よくあるホラー系であるものの、よくできた作りになっていて、淡々と進む中でも要所要所に怖さが付随していた
冒頭の行方不明時にさりげなく洗濯機を見せたり、さらっと「家に靴があるのを見せる」のだが、その些細な違和感というものを募らせるのはうまいと思う
普通に捨てる、お炊き出しに出す、呪術的なものに頼ると変わっていき、最後はロジカルに埋葬を考えようとするのだが、それが逆効果になっていくところも面白い
ジャンプスケアも結構あり、お化け屋敷的な怖さもあるものの、とんでも展開になってしまわないのは良かった
私服警官(安田顕)があの後どうなったのかは気になってしまうが、後続の車に轢かれていなければ良いなあと思ってしまった
そう言った無駄に思える不穏さを投げっぱなしにしていくところも良かったのではないだろうか
全99件中、81~99件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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